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ひみつのしつもん ちくま文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2023/11/13 |
| JAN | 9784480439277 |
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ひみつのしつもん
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商品レビュー
4.2
36件のお客様レビュー
『もりあがれ!タイダーン ヨシタケシンスケ対談集』で紹介されていて、読みたくなった本。 ヨシタケシンスケさんが、岸本佐知子さんのファンだそうで。 「哀しみのブレーメン」、「履歴」、「組織」…とかとか、フフって笑った。
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頭くらくら、胸どきどき、腰がくがく、おどる言葉、はしる妄想、ゆがみだす世界は、なんだか愉快。 奇想天外 抱腹絶倒のキシモトワールド。 ――帯より拝借―― 岸本さんはまた多少自虐的に面白い日常を話してくれる。そこのところが同病持ちの私にグッとくる、思...
頭くらくら、胸どきどき、腰がくがく、おどる言葉、はしる妄想、ゆがみだす世界は、なんだか愉快。 奇想天外 抱腹絶倒のキシモトワールド。 ――帯より拝借―― 岸本さんはまた多少自虐的に面白い日常を話してくれる。そこのところが同病持ちの私にグッとくる、思い当たる節々が多い。 博識でエピソードが笑える。読者にはそういう所がうけるのかも。読めば読むほど妙に嬉しくなり、相憐れむ心地よい気分になる。 あるあるぅ~という日常の出来事に、えへへ笑いを隠して読む。 時々読み返すように机の隅に置いてある岸本本も四冊目。これを読んで納得したり同じ世界に行ってみて煙に巻かれたり、日ごろのうっ憤を晴らしたりする。晴れなかったらもう一度読む。「身に覚え」を共有する。時には私だってこれでいいのだ、と思える強い味方の一冊 52編のエッセイとフィナーレ付き 1編が3ページに統一されていて、1ページを使って愉快なイラストがつく2019年の初版だが それぞれ、締めの一言が誰かに話したくなるほど利いている。 52編の感想は多いし読むたびに違うので今日の笑いを少し。 ・「ふるさと」 横浜の日赤で生まれたと思っていたら母は寿産院だといった。がっくり来たが寿町っていえば日本三大ドヤ街と知って、ワクワクした。そして寂しい夜更けなどに、小さな声でこっそり「どらぁ」と言ってみるのだ。 例えば ・「哀しみのブレーメン」 あまり外に出ないがたまに外に出ると興奮して喋り過ぎたり酔いつぶれたり、サイズ違いの服を買ったり座談会では緊張して「あう、あう」としか言えなかったり。膝を抱えて家の中にある「ダメなもの」を探す。でもそんなものにも優越感のはずが親近感を覚える。 ・「洗濯日和」 物干しざおの端っこのキャップが外れてどろりとした赤茶色の液体がベランダの床に広がった。なんだこれ錆びなの?泥なの?キモいんですけど。ひょっとして有害物質?それとも宇宙からの生命体かなんか? 一方意識がドロドロの方にも行って、わっ何ここ、まぶしいんですけどこれどういうことやばいやばい、帰りたいです元の真っ暗がいいです。 中に新進気鋭の者もいて、ひゃっほう、やった苦節十二年おかしいと思っていたんだ。世界がこんなに真っ暗で狭くて細長いはずはないって、ああ。ああ。この色彩。この風……どこまでも広がっていける無限の空間。生きている。私は今生きている! 又 物干し竿は深く恥じていた。 ああなんてこと。自分の中からこんなものが出てきたなんて。……銀色メタルの直線の硬質の輝くボディのこの私が。ああ恥ずかしい。死んでしまいたい。でも何なのだろう、体の中にぽっかりと空洞ができてしまったようなこの感じは。もしやこれは寂しさ。なぜならあのドロドロは私が十二年かかって育んできた自分の分身。すこしずつしみこんだ雨水と自らの成分とで醸したわたしの大事な子ら。行かないで。帰ってきて。ほら、もう一度、この中に。私の胎内に。 三つに分かれたまま、私は長いことベランダに立っていた。 ドロドロを拭かねばという思いとどこまでも自由に広がりたいという思いと戻りたいという思いと恥と喪失感とその他何やかやのベクトルが均等に引き合って、微動だにすることができなかった。 台風が去ったあとの、からりとよく晴れた洗濯日和だった。 季節外れの黄色い蝶がひらひら飛んできて、サンダルの爪先に止まった。 というような異世界浮遊中の岸本節が素晴らしいです。ホント。 これこそこれこそ『中二階』の翻訳者。 なにか心の底に重いものでもあれば、その時読むと少しは軽い気持ちになれるかも? かも! 中二階 へ
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素晴らしい翻訳家さん(本日(令和8年1月17日)の日経新聞朝刊の書評欄でも同業者の方に激賞されていました)によるあまりにも卑屈なエッセイ。 俳優の名前がどうしても思い出せない、あまりにも運動不足、自分が話した内容がみんなに信用されないが別の人が同じことを話すとあっさり信用される、...
素晴らしい翻訳家さん(本日(令和8年1月17日)の日経新聞朝刊の書評欄でも同業者の方に激賞されていました)によるあまりにも卑屈なエッセイ。 俳優の名前がどうしても思い出せない、あまりにも運動不足、自分が話した内容がみんなに信用されないが別の人が同じことを話すとあっさり信用される、などのエピソードが面白おかしく展開される。 日常の些細なことに、あまりにも豊かな想像力を働かせてしまうところも素敵です。
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