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100年のレシピ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2023/10/18 |
JAN | 9784575246841 |
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100年のレシピ
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商品レビュー
3.9
32件のお客様レビュー
著名な料理研究家である大河弘子先生の100年の人生には、いつも料理が中心にあった。 人が豊かに生きていくためには、何をどのように食べるかが重要で、でも日々手の込んだ料理を作るのは大変だ。 料理には苦手意識があったけど、自分に合うレシピ本を探してみようかなという気持ちになった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
めちゃくちゃ良かった!! 伝記ならば、その人の生い立ちから成人、そして老後、と読み進めるだろう。 が、これは逆なのだ。 亡くなったところで、その人の焦点が始まり、段々と時代を遡る。懐かしい単語、見慣れない単語なども出てきた。 そして、戦争。 私は経験がない、が、こんな風になっていたのか、と胸が軋む、が、その中で人々は生きてきたのだ。 焦点に当てられた、大河弘子。 謎も面白かったし、最後に繋がる終点も本当に良かった!!!!
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高名な料理研究家・大河弘子が出遭う様々な人々、料理、そして事件。少しずつ時代を遡りながら、大河弘子がなぜ料理研究家となったのか、何故彼女は食べ物の異物混入やお酒のトラブルを嫌うのかを明らかにしていく。 大河弘子が押しつけがましくなく、でも芯が強くて如何にもな探偵キャラなのだが、...
高名な料理研究家・大河弘子が出遭う様々な人々、料理、そして事件。少しずつ時代を遡りながら、大河弘子がなぜ料理研究家となったのか、何故彼女は食べ物の異物混入やお酒のトラブルを嫌うのかを明らかにしていく。 大河弘子が押しつけがましくなく、でも芯が強くて如何にもな探偵キャラなのだが、そんな彼女も遡れば間違いもあったし奔走もあった。 また料理学校の全国展開では痛い目にもあったらしい。 少しホッとする。 大河弘子がなぜ料理研究家になったのか、なぜそこは語られて来なかったのか。 その原点たる最終話1947年の話と、第一話の主人公・理央の『私の両親なんて、先生のお料理が縁で親しくなったんですよ』という言葉が繋がるのが心地よかった。 『生きていれば、必ず家事をしなければならない』 『多少失敗しても挽回できて、美味しさのツボは外さない』 『少しでも生活が楽になっていてほしい』 出てくる料理が美味しそうで、読んでいるだけで楽しかった。 料理は苦手なので苦痛で仕方ない時期もあったが、こんな思いで作ってくれるレシピがあれば試してみたい。 それにしても100年前というと、もう戦時中の話になるのか。第二次世界大戦も随分と遠い話になってしまった。
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