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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2023/09/26 |
| JAN | 9784087735246 |

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商品レビュー
4.3
450件のお客様レビュー
いいなあ、この書店。ヒュナム洞書店。本を読めて、淹れたてのコーヒーも味わえる。本への愛がハンパない。コーヒーの香りに癒され、階段の踊り場でちょっとたたずみ、命の洗濯ができたような読書でした。 ヒュナム洞書店の店主は、30代?の韓国女性、ヨンジュ。彼女が主人公です。主人公以外の登...
いいなあ、この書店。ヒュナム洞書店。本を読めて、淹れたてのコーヒーも味わえる。本への愛がハンパない。コーヒーの香りに癒され、階段の踊り場でちょっとたたずみ、命の洗濯ができたような読書でした。 ヒュナム洞書店の店主は、30代?の韓国女性、ヨンジュ。彼女が主人公です。主人公以外の登場人物も浮き彫りになっており、それぞれの生き方を考えさせられます。 先日TVで、韓国の若者の就職が厳しいとのこと知りました。本書にも就職に悩む状況が描かれており、あらためて納得。 家族との関係、仕事、結婚など、自身の30代を振り返り、辛かったことや支えてくれた人たちが次々と浮かんできて、胸がいっぱいになりました。私も、自分自身を見失ってしまったことがあったので。 韓国では、年上の女性に親しみを込めて「イモ」という呼称を使うこと、初めて知りました。この小説の中では、かわいく思えましたが、日本でその呼称を使われたら、ちょっとムッときそうです。(笑) 人と人とのつながりであったり、目の前の幸せであったり、読書の効用であったり、書店の存続問題であったりと考えることができた本書。韓国も日本も似ている。本の出会い、人の出会い、全てタイミングなんだよなあ。それを生かせるかどうかは、自分しだい。 明日も頑張ろうと思える、癒しの小説でした。 (2026.8.12読了)
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2024年本屋大賞翻訳小説部門第1位 図書館の予約をしてから実に2年!ようやく順番が回ってきた。 これは、リラックスした読書タイムにぴったりな1冊。 40の短いエピソードで構成されているのでとても読みやすい。 また内容も、親からの圧力や社会的な立場の悩ましい話もあれば、ヨンジ...
2024年本屋大賞翻訳小説部門第1位 図書館の予約をしてから実に2年!ようやく順番が回ってきた。 これは、リラックスした読書タイムにぴったりな1冊。 40の短いエピソードで構成されているのでとても読みやすい。 また内容も、親からの圧力や社会的な立場の悩ましい話もあれば、ヨンジュ店長が少しずつ書店を自分らしく改善していったり、バリスタが珈琲を追求したりと穏やかに時間が過ぎていく感じがとてもよい。 登場する本好きの人たちに触発されて、読書をしているのに読書がしたくなる不思議な感覚があった。 一番お気に入りのエピソードはかなり前半だけど、「本は記憶に残るものではなくて、身体に残るもの」という作家との対談の話が良かった。 本の内容を覚えていなくても、人が何かを選択する時にその根底には読んだ本があるという。 ヨンジュと同様、私も安心したのでそう信じたい。
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読み始めてすぐ心に響いた部分 「心地よい感覚。彼女の心が仕事場を喜んで迎え入れる。自分の身体のすべてがこの場所に安らぎを得ていると感じる。彼女はもう、意志や情熱といった言葉に意味を求めないことにした。自分が頼るべきは、みずからを駆り立てるために繰り返し唱えてきたそういう言葉では...
読み始めてすぐ心に響いた部分 「心地よい感覚。彼女の心が仕事場を喜んで迎え入れる。自分の身体のすべてがこの場所に安らぎを得ていると感じる。彼女はもう、意志や情熱といった言葉に意味を求めないことにした。自分が頼るべきは、みずからを駆り立てるために繰り返し唱えてきたそういう言葉ではなく、身体の感覚だということを知ったからだ。いま、彼女がある空間を心地よいと感じるかどうかの基準はこうだ。身体がその空間を肯定しているか、その空間では自分自身として存在しているか。その空間では自分が自分を疎外していないか。その空間では自分が自分を大切にし、愛しているか。ここ、この書店は、ヨンジュにとってそういう空間だ。」 ヒュナム洞書店のオーナー、ヨンジュ。 彼女の過去の仕事について書かれた部分を読んで、この気持ちがより理解できました。 私も「空間」に違和感を感じる職場では仕事を続けられないので。 理想の空間を手に入れたヨンジュをうらやましくも思いながら、ハン・ガンさんの書店が先月末にいったん幕を下ろしたというニュースを知っているだけに、複雑な気持ちにもなりました。 「本は、なんというか、記憶に残るものではなくて、身体に残るものだとよく思うんです。あるいは記憶を超えたところにある記憶に残るのかもしれません。」 だから読書は辞められません。
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