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グレイラットの殺人 ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2023/09/20 |
| JAN | 9784151842542 |

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グレイラットの殺人
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グレイラットの殺人
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商品レビュー
4.4
149件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
安定の、すっごく面白かった。 M.W.クレイヴン、本当にプロットの転がし方がうますぎる。軽快、というよりもはや足軽より軽い。次から次へと状況が動いていき、気付けばどんどん読み進めてしまう。 今回とくに良かったのは、ポーとティリーの関係性だ。 シリーズを重ねるごとに二人の信頼が強くなっているのが掛け合いから伝わってきて、とても楽しい。しかも役割分担が理想的で、ティリーはデジタルや統計の世界から新しい発見を持ってきて、ポーは現場経験や観察力から突破口を見付けてくる。このバランスが本当に最強だった。 ポーの魅力は、泥くさい経験に基づいた違和感への察知能力だと思う。 現場の空気や人間の嘘を嗅ぎ分けるような感覚があり、それがとても渋い。そして良い意味で、自分一人ですべてを抱え込まない。ティリーの領域は彼女に任せ切ることができる。「自分で解きたい」のではなく、「最短で真実に辿り着きたい」という姿勢が強く、信頼する相棒に丸投げできるのは、警官としてかなり強い部分だと思う。 今回初登場のロックも非常に良かった。 喰えないMI5の役職者でありながら、単なる嫌な権力側で終わらない。ポーの「止まれと言われたら止まらない」性格を完全に理解し、その性質込みで盤面を動かしていく頭の良さがある。しかも目的達成後にはちゃんとネタ晴らしをしてくるので、嫌いになりきれない。人を“駒”としてではなく、“性格込みで観察している”感じがして魅力的だった。 また、『キュレーターの殺人』で大きな傷を負ったフリンへの触れ方も良かった。 単に前作要素として消費するのではなく、ポーがふと「ここにフリンがいたら」と考える。その自然さがとても良い。登場人物たちが事件のための駒ではなく、それぞれの人生や記憶を抱えて生き続けている感じがした。 そして今回かなり好きだったのが、ハンナ・フィンチとの関係性だ。 敵か味方かで単純に分けられるのではなく、立場や優先順位によって協力も敵対もする。その揺らぎ方がとても人間らしい。役割としての善悪ではなく、それぞれが自分の信念や守るものを持って動いている感じがあって、とても良かった。 軽快なプロットを楽しみながら、人物たちへの愛着もどんどん深まっていく。 シリーズとしての安定感と、人間関係の積み重ねの両方を楽しめる贅沢。
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段々と、事件の内容が複雑になってくるから、迷子になってしまうけど、やめられない面白さがある。 シリーズが続くにつれ、ポーの生い立ちなとが、明らかになってくるし、続けて読みたいとは思う。 フリンの復帰やその後も気になる。
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シリーズ第四弾。冒頭からアクセル全開。700頁超をノンストップで駆け抜ける。ポーとティリーによる阿吽の呼吸、掛け合いが楽しい。互いが影響を与え合い、成長している姿も微笑ましい。一方で、本作も単なる犯人探しではなく(犯人はすぐに察しがつく)、その動機に隠された昏い物語に焦点が当てら...
シリーズ第四弾。冒頭からアクセル全開。700頁超をノンストップで駆け抜ける。ポーとティリーによる阿吽の呼吸、掛け合いが楽しい。互いが影響を与え合い、成長している姿も微笑ましい。一方で、本作も単なる犯人探しではなく(犯人はすぐに察しがつく)、その動機に隠された昏い物語に焦点が当てられる。やや無理筋に感じる部分もあるが、充分に楽しめた。
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