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グレイラットの殺人 の商品レビュー

4.4

75件のお客様レビュー

  1. 5つ

    35

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

    5

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2024/09/21

ワシントン・ポーシリーズ第4弾。 今回は残忍な殺害描写がなく大掛かりな課題を見事に回収していく作風。銀行強盗?軍隊?スパイ??とドンドン膨らんでいく内容だけれどもそう繋がっていくのね!中盤からは一気読み。700ページを感じさせなかった。

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2024/09/14

ワシントン・ポーのシリーズ4作目。 銀行の貸金庫で殺された男。そこに残されたネズミの置物。そして3年後、事件が動き出す。 相変わらず面白く、引き込まれる。 最後にもう一捻りがあり、飽きさせない。 最新作は上下巻だが、今から読むのが楽しみ。

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2024/09/11

貸金庫を襲った強盗団が現場に残したのは、身元不明の死体と鼠の置物。 その3年後、ポーとティリーは大事な裁判の最中にMI5に連れ出されて……。シリーズ4作目。 MI5とFBIが絡んで物語の見通しが立ちにくい→ 中、ラストに全てをまとめてしまうクレイヴンの筆力はすごい。冒頭の場面...

貸金庫を襲った強盗団が現場に残したのは、身元不明の死体と鼠の置物。 その3年後、ポーとティリーは大事な裁判の最中にMI5に連れ出されて……。シリーズ4作目。 MI5とFBIが絡んで物語の見通しが立ちにくい→ 中、ラストに全てをまとめてしまうクレイヴンの筆力はすごい。冒頭の場面を読んであのラストは思い浮かばなかった。 私個人の問題として、映画をほぼ観ないので冒頭のネタから全くわからず、MI5も意味がわからないまま読み進めたのが残念すぎるな、と(ちゃんと調べて読めばもっと楽しめた)→ MI5→Military Intelligence Section 5(イギリスの軍情報部第5課。いわゆる保安局)なので、そうなるとアラスターの態度もハンナの動きもわかるし、FBIはアメリカの連邦保安局なので、メロディの動きも納得。

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2024/09/08

ワシントン・ポーシリーズの四作目。 銀行の貸金庫で起きた殺人事件と、娼館で男が滅多打ちされて殺された二つの事件の関係とMI5と呼ばれる英国の保安局の思惑が複雑に絡み合う話。一作目から三作目ほどの派手な猟奇殺人みはなく、どちらかというと硬派な警察小説の雰囲気がある。 何処かに穴抜け...

ワシントン・ポーシリーズの四作目。 銀行の貸金庫で起きた殺人事件と、娼館で男が滅多打ちされて殺された二つの事件の関係とMI5と呼ばれる英国の保安局の思惑が複雑に絡み合う話。一作目から三作目ほどの派手な猟奇殺人みはなく、どちらかというと硬派な警察小説の雰囲気がある。 何処かに穴抜けがあって掴もうと思っても掴みきれない真実に振り回され駆け回り、最終的にはちゃんと帰結していくのが今回も見事。最後の方まで何が何やら……という感じだった。 今回はポーとティリーの手綱役の上司は休業中だったけれど(前回本当に大変なめにあったので……)、ポーとティリーは相変わらずの良いコンビだったし、フリンも次巻では帰ってきそうなので楽しみ。

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2024/09/03

期待を裏切らない面白さ。 このシリーズは本当に読むのを楽しみにしているのに、いざ読み始めると面白すぎてあっという間に終わってしまう。 ただ、今回は、戦争絡みのお話で、そこに高度なIT技術のトリックまで含まれてくるものだから、そういうのが苦手な私にはほんの少しだけ読みにくかった。登...

期待を裏切らない面白さ。 このシリーズは本当に読むのを楽しみにしているのに、いざ読み始めると面白すぎてあっという間に終わってしまう。 ただ、今回は、戦争絡みのお話で、そこに高度なIT技術のトリックまで含まれてくるものだから、そういうのが苦手な私にはほんの少しだけ読みにくかった。登場人物も多く、しかも改名までされると、頭の整理が大変だった。 前3作が、現役作家の中で一番じゃないかと思うほどの素晴らしい出来栄えだったので、それらと比べると個人的に今作は星マイナス1かなぁ(作者は今作をかなり気に入っているようなので、申し訳ないなと思いつつ)。

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2024/08/29

ポーシリーズで最もスケールの大きい作品。 後書きによると、当初この話を2作目に構想していたというから驚き。 ポーとティリーの関係性は、過去3作品を通して「親友」と呼べるほどになったと見受けられるので、本書のどデカい話が4作目で良かったと感じる。 内容は言うまでもなく、メチャ面...

ポーシリーズで最もスケールの大きい作品。 後書きによると、当初この話を2作目に構想していたというから驚き。 ポーとティリーの関係性は、過去3作品を通して「親友」と呼べるほどになったと見受けられるので、本書のどデカい話が4作目で良かったと感じる。 内容は言うまでもなく、メチャ面白かったです。

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2024/08/24

面白かった〜。 一作目や2作目より、ポーについた枷が軽いせいか、フットワークが軽くて難解ながら着実に真相に近づいていく感じにワクワクしました。 個人的にはポーが大ピンチの方が好きです。 ティリーの突き抜けた能力と、まだまだ未熟なコミュニケーション能力のギャップが可愛い。

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2024/08/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画007のようなオープニングが匂わすように、全編を通してスパイ映画のような長編。 なんと700ページ超の大ボリュームですが、読みやすい文体とレイアウトで手が止まることはありませんでした。シリーズの他作品に比べるとグロ少なめなのも読みやすさプラス。 スパイ映画っぽいというのは、登場キャラがFBIやらMI5などいかにもなのと、表と裏の顔のあるキャラがチラホラ出てくるあたり。 物語がどこに進んでいくのか、まったく見通せないまま、ポー刑事や天才ティリーとともに楽しく翻弄されていく時間を楽しめました。 自分のものではない充電ケーブルは使ってはいけない。

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2024/08/07

拉致同然で二人が連れてゆかれた先はMI5の施設だった。冒頭の章で過去の銀行強盗が描かれる。強盗団はそれぞれ代々のジェームズ・ボンドを演じた俳優のお面をかぶっていた。その直後にMI5が出てきて、ブラックジョークに気づくという寸法だ。 https://sessendo.hatenab...

拉致同然で二人が連れてゆかれた先はMI5の施設だった。冒頭の章で過去の銀行強盗が描かれる。強盗団はそれぞれ代々のジェームズ・ボンドを演じた俳優のお面をかぶっていた。その直後にMI5が出てきて、ブラックジョークに気づくという寸法だ。 https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2024/08/07/134609

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2024/08/04

ワシントン・ポーのシリーズ4作目。ものすごく面白い。超オススメ。シリーズでは1作目とこれが最も面白いが、このシリーズはとても良い。ようやく気づいたのだが、ミレニアム・シリーズが始めたバディ物はかなり面白いが、このシリーズがかなり上回り始めた。ミレニアムは全く面白くなくなったのでも...

ワシントン・ポーのシリーズ4作目。ものすごく面白い。超オススメ。シリーズでは1作目とこれが最も面白いが、このシリーズはとても良い。ようやく気づいたのだが、ミレニアム・シリーズが始めたバディ物はかなり面白いが、このシリーズがかなり上回り始めた。ミレニアムは全く面白くなくなったのでもこちらを1作目から読むべし。

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