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風と雅の帝
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風と雅の帝

荒山徹(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2023/09/15
JAN 9784569855509

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商品レビュー

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2025/04/04

天皇という身分を作り上げた意味というのは、どこにあったのか、これほど長い間続いてきたのは何故なのか。 疑問は深まるばかりです。 あまりにも混沌とし過ぎている南北朝時代。その時代に翻弄されながらも、自らの生き方を見つけようと懸命にもがいている姿が見えました。 和歌の編纂のくだりは、...

天皇という身分を作り上げた意味というのは、どこにあったのか、これほど長い間続いてきたのは何故なのか。 疑問は深まるばかりです。 あまりにも混沌とし過ぎている南北朝時代。その時代に翻弄されながらも、自らの生き方を見つけようと懸命にもがいている姿が見えました。 和歌の編纂のくだりは、良く理解できなくて、中だるみしてしまいました。 しかしこの、長い戦いの中、生き抜いてきた人たちが、今につながっているかと思うと、良く生き抜いてくれたという気持ちになります。 生きるだけでも大変な時代に、「何かを成す」ということに人生を注げる、それは身分というものがあるからこそ、なのかなとも感じました。 普段、使わない漢字が色々出てきて、なるほどと勉強になりました。

Posted by ブクログ

2025/02/04

序章から引き込まれる。この話こそ大河にすべきではないかと思うほどのスペクタクルでした。 『私は七分の人である。』と自らを評し、人の望む形にこねられる粘土のような幼少期を過ごした。人の顔色ばかりを気にした力なき者は、世のことわりの中に見える強烈なカリスマ性に潜む翳りを見抜いた。 ...

序章から引き込まれる。この話こそ大河にすべきではないかと思うほどのスペクタクルでした。 『私は七分の人である。』と自らを評し、人の望む形にこねられる粘土のような幼少期を過ごした。人の顔色ばかりを気にした力なき者は、世のことわりの中に見える強烈なカリスマ性に潜む翳りを見抜いた。 彼は諡を「光厳」と称された。花園、後醍醐と時代を塗り替えた、三人の天皇の話。

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2024/11/12

鎌倉時代末期、南北朝に分裂した皇統を統一すべく奔走した光厳天皇の物語。足利軍により京都を追われ、鎌倉幕府軍とともに鎌倉を目指すも囚われの身となる。その後、後醍醐と敵対した足利尊氏に擁立されることで、一度は“治天の君”の座につくも、尊氏の裏切りにより、再び囚われの身に。吉野での幽閉...

鎌倉時代末期、南北朝に分裂した皇統を統一すべく奔走した光厳天皇の物語。足利軍により京都を追われ、鎌倉幕府軍とともに鎌倉を目指すも囚われの身となる。その後、後醍醐と敵対した足利尊氏に擁立されることで、一度は“治天の君”の座につくも、尊氏の裏切りにより、再び囚われの身に。吉野での幽閉の日々の中、「天皇とは何か」を考え続ける。武士の裏切りが相次ぎ、その時の権力=武力に翻弄され、皮肉なことに自身の孫の代で再び皇統分裂の危機を招く。南北朝時代を描いた小説はあまり多くないと思うが、これはその中でも武士ではなく天皇家に着目した作品。中立的な立場の天皇の目で見ていることから、この時代がよくわかる。

Posted by ブクログ