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貝に続く場所にて 講談社文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2023/09/15 |
JAN | 9784065326817 |


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商品レビュー
2.7
7件のお客様レビュー
久しぶりの純文学ということに加え、石沢さんの文章がとても難解なので、これは久々に頭が沸騰しました。 たぶん、石沢さんが描写せんとされていたことの半分も理解出来ていたか怪しい… それがとても残念で申し訳ない気持ちでいっぱいな読書になってしまいました。 あああ、わいに読解力があれば…...
久しぶりの純文学ということに加え、石沢さんの文章がとても難解なので、これは久々に頭が沸騰しました。 たぶん、石沢さんが描写せんとされていたことの半分も理解出来ていたか怪しい… それがとても残念で申し訳ない気持ちでいっぱいな読書になってしまいました。 あああ、わいに読解力があれば…! しかし読み進めるうちに、この難解さはわざとなのではないか、震災や震災被害者を描くに辺りあえてなのではないか、とも思ったり。 このアプローチでなければ、恐らく石沢さんの半径の中で起こった震災という人知を超えた物事を受け入れ、納得し、自分の中のあるべき場所にしまうということができなかったのではないか、とそんな風に思ったりもしました。 そしてわたしはあの巨大な震災の直接的な被災者ではなかったけれど、この文章の難解さを紐解いていこうと四苦八苦する様は「あの3月」の中心に自ら足を踏み入れ、出来る限り「あの3月」が人々につけた傷を理解し、忘れないでいたいと願う行為に近い気がしました。 数々のアトリビュートを持つ神のいる町、ゲッティンゲン。 長い歴史の中で人々が耐えられないような出来事に遭遇するたびに神を生み出し、再生を試みてきてきた跡なのだとしたら、「あの3月」も本書をもっていつかゲッティンゲンの町のように時間や空間の隔たりを超えて存在し続けることができるのではないか。 例え人々が忘れてしまっても残り続ける神々の像のように。 やはり思い返してみても少しも読み取れた気がしない…多くの書評を読みたいです。
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こ、これは・・・。 私の読解力レベルが低すぎて、理解できない。。。 これは、ドイツに住んでいる著者の私小説ということでいいのだろうか? 最後まで私の中で消化しきれなかったものをメモ程度に記録しておこうと思います。 ・宮野と私の関係性 どの程度深い付き合いなのかわからない。 ...
こ、これは・・・。 私の読解力レベルが低すぎて、理解できない。。。 これは、ドイツに住んでいる著者の私小説ということでいいのだろうか? 最後まで私の中で消化しきれなかったものをメモ程度に記録しておこうと思います。 ・宮野と私の関係性 どの程度深い付き合いなのかわからない。 文章のまま取っていいのか?それとももっと深く読む 必要があるのか? ・どの時点からの宮野との事を書いているのか? 時系列が良くわからないので、私と宮野の物理的な距離感がつかめない。 ・絵画の解釈が登場するが、それが何のメタファーなの かつかめない。 言葉のまま解釈していいのか、別の意図があるのか。 ・背中に歯が生えてきた描写は夢なのか現実なのか? この小説自体、全部リアルの出来事ではない?? ・惑星のオブジェ?の意図している事は? 冥王星のオブジェが消えたり現れたり・・・の意味している事は? 占星術の解釈は考慮されていなさそう。 解説を読んで、言わんとしている事は分かったけれど、解説なしでは厳しい読書体験でした。 私の読解力の問題なのですがね。 次はもっとわかりやすい芥川賞作品を読もうと思います。
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疲れた。 設定は斬新で好き嫌いで言えば個人的には好きなのだが、主人公が向き合う記憶が登場人物の人数分以上に重なってしまい、淡々とした言葉の連なりにさらに混迷させられてしまう 読解力不足と言われればそれまでだが、選び抜かれた言葉とその配置の中に、分かる人だけ分かれば良い的な不親切さ...
疲れた。 設定は斬新で好き嫌いで言えば個人的には好きなのだが、主人公が向き合う記憶が登場人物の人数分以上に重なってしまい、淡々とした言葉の連なりにさらに混迷させられてしまう 読解力不足と言われればそれまでだが、選び抜かれた言葉とその配置の中に、分かる人だけ分かれば良い的な不親切さを感じなくもない。 と言うのはひねくれているし、そもそも言い過ぎだし、重くて深いテーマに対する静かな扱い方は好感が持てる。 他の作品も読んでみたい。
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