商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2023/09/15 |
| JAN | 9784065326817 |
- 書籍
- 文庫
貝に続く場所にて
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貝に続く場所にて
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商品レビュー
2.9
11件のお客様レビュー
3.11で亡くなった後輩とのゲッティンゲンでの再会は、周りの人にも認知される薄っすらとした存在感を伴っている。 練られた文章が心地よく、鎮魂と生き残ったことへの後ろめたさと受け止めきれない想いの巡礼に導いてくれる。物が残っているのならまだ良い方で、全てを流されてしまった者もいる。...
3.11で亡くなった後輩とのゲッティンゲンでの再会は、周りの人にも認知される薄っすらとした存在感を伴っている。 練られた文章が心地よく、鎮魂と生き残ったことへの後ろめたさと受け止めきれない想いの巡礼に導いてくれる。物が残っているのならまだ良い方で、全てを流されてしまった者もいる。 乾いた表層の奥に深い喪失を感じた。
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群像新人賞+芥川賞。著者が美術に造詣が深いのは分かるが,文章は生硬か。漱石へのオマージュとか,伏線張りすぎ?最初どんな世界の話なのかが分からず戸惑う。正直,面白いとは思わなかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
難解なことは間違いないですが、すごく好きでした。この先何度も読み返して、そのたびに新しいメッセージを受け取るのだろうという気がします。情景の描写が繊細で静かで、世界の解像度が高い人なんだなと思いました。当事者意識を持てなかったゆえにほとんど忘れてしまった東日本大震災のこと、そわそわしていたコロナ禍のこと、臨場感を帯びて思い出されました。寺田寅彦が出てきたのには驚いたなあ。 「太陽系の惑星群から外されて準惑星になっても、冥王星がその軌道上を動くことに変わりはないでしょう。惑星の小径を海王星で打ち止めにしても、それは私たちの認識の広がりが変化を受け入れただけで、その先にある冥王星そのものが消えたことにはなりません。天動節から地動説に移行するような、宇宙観の土台から揺るがすものとは異なりますから。しかし、どこかでその割り切り方に違和感を覚えていることも事実なのです。惑星という名前から切り離されたことにより、自動的に冥王星が忘れ去られてゆくような気がします。」113ページ
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