商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2023/09/15 |
JAN | 9784065326817 |
- 書籍
- 文庫
貝に続く場所にて
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商品レビュー
2.6
6件のお客様レビュー
こ、これは・・・。 私の読解力レベルが低すぎて、理解できない。。。 これは、ドイツに住んでいる著者の私小説ということでいいのだろうか? 最後まで私の中で消化しきれなかったものをメモ程度に記録しておこうと思います。 ・宮野と私の関係性 どの程度深い付き合いなのかわからない。 ...
こ、これは・・・。 私の読解力レベルが低すぎて、理解できない。。。 これは、ドイツに住んでいる著者の私小説ということでいいのだろうか? 最後まで私の中で消化しきれなかったものをメモ程度に記録しておこうと思います。 ・宮野と私の関係性 どの程度深い付き合いなのかわからない。 文章のまま取っていいのか?それとももっと深く読む 必要があるのか? ・どの時点からの宮野との事を書いているのか? 時系列が良くわからないので、私と宮野の物理的な距離感がつかめない。 ・絵画の解釈が登場するが、それが何のメタファーなの かつかめない。 言葉のまま解釈していいのか、別の意図があるのか。 ・背中に歯が生えてきた描写は夢なのか現実なのか? この小説自体、全部リアルの出来事ではない?? ・惑星のオブジェ?の意図している事は? 冥王星のオブジェが消えたり現れたり・・・の意味している事は? 占星術の解釈は考慮されていなさそう。 解説を読んで、言わんとしている事は分かったけれど、解説なしでは厳しい読書体験でした。 私の読解力の問題なのですがね。 次はもっとわかりやすい芥川賞作品を読もうと思います。
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疲れた。 設定は斬新で好き嫌いで言えば個人的には好きなのだが、主人公が向き合う記憶が登場人物の人数分以上に重なってしまい、淡々とした言葉の連なりにさらに混迷させられてしまう 読解力不足と言われればそれまでだが、選び抜かれた言葉とその配置の中に、分かる人だけ分かれば良い的な不親切さ...
疲れた。 設定は斬新で好き嫌いで言えば個人的には好きなのだが、主人公が向き合う記憶が登場人物の人数分以上に重なってしまい、淡々とした言葉の連なりにさらに混迷させられてしまう 読解力不足と言われればそれまでだが、選び抜かれた言葉とその配置の中に、分かる人だけ分かれば良い的な不親切さを感じなくもない。 と言うのはひねくれているし、そもそも言い過ぎだし、重くて深いテーマに対する静かな扱い方は好感が持てる。 他の作品も読んでみたい。
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そんなに長くない小説なのだが読み進めるのに時間がかかった。緩急というものはなく、こちらの小休憩を許してくれない地続きの文だからだ。 とはいえ、この作者の感性と小説内にちりばめられた技法みたいなものが凄いなと思いながら読んだ。 9番目の準惑星となりさがった冥王星と、9年前の東日本大...
そんなに長くない小説なのだが読み進めるのに時間がかかった。緩急というものはなく、こちらの小休憩を許してくれない地続きの文だからだ。 とはいえ、この作者の感性と小説内にちりばめられた技法みたいなものが凄いなと思いながら読んだ。 9番目の準惑星となりさがった冥王星と、9年前の東日本大震災。冥王星はずっと外周を回っているわけではなく、海王星の内側にも入ってくる。そんな軌道に呼応するように震災時の記憶を思い起こしたり避けてみたり。各々の人々や土地がもつ記憶と持物(アトリビュート)。惑星の小径になぞって様々な記憶もなぞっていく。何度も出てくる主人公の歯(の疼き)は彼女のアトリビュートで、野宮のは帆立貝の殻だったりと、色々ともりもりな感じで一回で噛み砕くことは難しいかもしれないけど良い読書体験になったと思う。
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