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新古事記
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2023/08/10 |
| JAN | 9784065326831 |
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新古事記
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商品レビュー
3.9
16件のお客様レビュー
作者は、「新古事記」というタイトルを付けたことによって、絶望の度合いを和らげる、といった趣旨のコメントをしているらしい。 確かにキリスト教では、人は絶対的に正しい唯一神が作りたもうたもの。じゃあ、絶対正しい神が人間を作ったなら、なぜ原爆なんて起きたんだろうか。そんなに正しくて素晴...
作者は、「新古事記」というタイトルを付けたことによって、絶望の度合いを和らげる、といった趣旨のコメントをしているらしい。 確かにキリスト教では、人は絶対的に正しい唯一神が作りたもうたもの。じゃあ、絶対正しい神が人間を作ったなら、なぜ原爆なんて起きたんだろうか。そんなに正しくて素晴らしい神なのに、人間の愚かさを予見できなかったのか?神に対する絶望があるのだろうと思う。 一方で日本の神々は、間違う存在、弱い、脆い存在として描かれている。 絶対的に正しい神がこの世を作り、その中で人間が過ちを犯したと考えるよりも、情けない人間くさい神々がこの世を作ったから、過ちが起こることもあると考えた方が、絶望の度合いは和らぐ気がするよなぁと。 あと、この物語で1番宗教とか神だとかについてよく考えているのはベンジャミンだったと思う。分かりやすいのは3つの太陽を見た時。プエブロの人々や妻たちは、3つの太陽を神話で理由付けして理解する。ベンジャミンはそれを気に入らない。「僕たちはこの世の真理を知りたいんだ、宗教ではそれを神とかいうようだけど、僕らはそんな曖昧な捉え方はしない」的なことを言っている。ベンジャミンは不可解な現象を宗教で理解することを嫌い、科学で忠実に理解しようとしているのである。つまり、科学は、神が作ったこの世界の秩序を、解明し説明する学問とも言えるのだ。(パスカルやスピノザなど、科学と宗教の両立をこのように説明する哲学者は多い)宗教と科学は、不可解に満ちたこの世の現象を説明する手段であるという点では同じと考えられるのである。だからこそ、アデラは「宗教は感受性よ」ベンジャミン「物理学も感受性の学問だ」という会話が出てくるのだろうと思う。 この本を読んだ時に、科学者たちは最初から神を不必要なものとして、宗教を捨てて突き進み、自分たちを新たな神にしようと試みたのだ、そこに人間の傲慢さがあるのだ、とまとめる人もいるかもしれない。ただ私はその逆の可能性の方が恐ろしいと思う。つまり、科学者たちは神を退けたのではなく、むしろ神が創りたもうたこの世界を完璧に理解しようとしすぎたのである。その結果として、神に近い力を手に入れてしまい、大きな過ちを犯すことになるのではないか。
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映画オッペンハイマーは鑑賞していました。そのプロジェクトに関わった研究者の家族が日本にルーツを持つ女性だったことと、日本の神話や歴史書である古事記との繋がりが分からず仕舞い。伏線回収が出来なかった私は読みが浅い。
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「新古事記」(村田喜代子)を読んだ。 村田喜代子さんよくぞこのタイトルを見つけてくれました。 見事だよ。 オッペンハイマー所長を中心に研究◦開発を続ける所員たちは自分たちが手がけているその対象物ゆえにか強度のストレスを抱え、そして何も知らされていない妻たち(とペットの犬たち)...
「新古事記」(村田喜代子)を読んだ。 村田喜代子さんよくぞこのタイトルを見つけてくれました。 見事だよ。 オッペンハイマー所長を中心に研究◦開発を続ける所員たちは自分たちが手がけているその対象物ゆえにか強度のストレスを抱え、そして何も知らされていない妻たち(とペットの犬たち)はそのストレスを一身に受け止めながらも凪いだ日常を送る。 そんな妻の一人日系三世アデラの祖母のノートには海を渡ってきた祖父の国の創世神話が記されていた。 神ならぬヒトの手によって産み出された新たな火によってもう一度泥濘の中から新しい世界を創世する顛末はまさに新古事記なのだ。 凄まじき業火を産んだロスアラモスという隔絶された施設の特殊な静寂さを時にユーモアさえ交えながら淡々と描くその乾いた文体が印象的だな。 これは全ての人にお勧めできる名著だと思う。
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