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こんがり、パン おいしい文藝 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2023/08/05 |
| JAN | 9784309419824 |
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こんがり、パン
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商品レビュー
3.4
19件のお客様レビュー
ショウガパンが、北米の文化ということを初めて聞いた。知ってたら、昔観た映画の中に奥行きを感じられたかも。 アンソロジーは難しいのかな、おいしい熱量があんまりなかった。タイトルと表紙が1番良かった。
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思わずパンを食べたくなる、珠玉の短編集。作家各々のパン考に、共感したり疑問を持ったりと最初から最後まで楽しめる一冊。パンが好きな人、普段よく食べる人にぜひ読んでほしい。
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数年前、突如としてパンがマイブームになったことがある。 それ以来、その頃ほどの熱は冷めたものの、ランチの選択肢の筆頭に浮かぶくらいには、なんだかんだでパンが好き。 …と、いうことで、 いつもの工夫舎さんで、完全にジャケ買いしてしまったのがこちらの本。 このイラストのトーストが...
数年前、突如としてパンがマイブームになったことがある。 それ以来、その頃ほどの熱は冷めたものの、ランチの選択肢の筆頭に浮かぶくらいには、なんだかんだでパンが好き。 …と、いうことで、 いつもの工夫舎さんで、完全にジャケ買いしてしまったのがこちらの本。 このイラストのトーストが理想的すぎて、さっそく食パンとバターを買ってきてしまいここ数日、これよりもバージョンアップさせた、チーズをのせて焼いてさらに蜂蜜をかけるという…ワガママ放題の朝食を、片手にこの本を読みつつ食べるという贅沢な悪行が習慣になってしまった。 さて、こちらの本は、2016年に単行本刊行されたものらしく、2023年に文庫化されているのだが、中におさめられている40ものエッセイの時代背景はとても幅広い。 お馴染みからレジェンド級まで、幅広い名文家によるパンを巡る文章は、ひとつひとつ美味しそうでしあわせで、ときにほろ苦く、ときに苦しい。 そんな中でも好きだったのが、 安定の穂村弘さん 「結果的ハチミツパン」。 本を片手に朝食を食べることが可愛らしく見えるレベルのとんでもない悪行を、ナチュラルにやってのけてしまうこのクレイジーさがやっぱり好きだった。 それから、 「しょうがパンのこと」川上弘美さんからの、長田弘さん「ショウガパンの秘密」。 結局しょうがパンって何⁈って思っていたら次の章にさっそうと登場させてくれるなんて、この編集は心憎いなぁ。 開高健さんの「パンに涙の塩味」は解説にもあったが、この中ではかなり異色の読み心地。読み終えてから少し考え込んでしまい、一通り通読後にも独特の印象を残す。 玉村豊男さん「サンドイッチとカスクルート」では、相変わらずの洒落た文章に唸ったし、鹿島茂さん「フランスパン」は、ものすごく勉強になった。 赤瀬川原平さんのも良かったなー。 読んでいる途中にも、おおっ!とかあらっ!とか思っていたが、穂村弘さんをはじめ収録されている作家さん、好きで以前から読んでいた人が多かった。 読み終えてからもう一度最初に戻ってページを捲っていくと、好きな作家さんが好きなパンのことを書いているこの本の贅沢さを実感する。 チーズ蜂蜜バタートーストみたい。 こんなの、 わたし得でしかないじゃない笑 著者名はちゃんと見てなかったけど、 これはジャケ買いして大正解だった。
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