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2050年の世界 見えない未来の考え方
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2050年の世界 見えない未来の考え方

ヘイミシュ・マクレイ(著者), 遠藤真美(訳者)

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2050年の世界 見えない未来の考え方

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版
発売年月日 2023/07/20
JAN 9784296118410

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2050年の世界

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商品レビュー

3.8

34件のお客様レビュー

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2024/11/10

世界各国の現在の状況と、 重要事項数点、 そして、2050年の各国の予想。   面白く、勉強になる。

Posted by ブクログ

2024/10/20

 2050年の世界とは。見えない世界を、できる限りのサイエンスの力で予測する。とはいえ、予測は当たらない。だからこそ、その輪郭を示し、それに備えることに意味があるとしている。  社会のあり方はどのように変わるのか、ベルリンの壁はなくなり、中間層の経済圏がどこの国でも出てくる。イン...

 2050年の世界とは。見えない世界を、できる限りのサイエンスの力で予測する。とはいえ、予測は当たらない。だからこそ、その輪郭を示し、それに備えることに意味があるとしている。  社会のあり方はどのように変わるのか、ベルリンの壁はなくなり、中間層の経済圏がどこの国でも出てくる。インド、中国が、西洋の生活を羨ましく、そうなりたいというエネルギーが消費を促していく。  政治と経済は分離すべきという西洋の考え方を大きく飛ばして、中国は政治的な経済的成長を西側諸国に向かって伸ばしていく。権益取得、中国という国自体の繁栄のために、政治が経済を動かしていく。  各地域、各国の分析も非常に広いが、示唆に富む。日本は、経済成長を止めた、平均寿命が最も高く、清潔な都市、素晴らしいサービス水準、しかも高齢化と戦う最初の先進国だ。しかし、国民が、失われた20年の後、経済的な豊かさを放棄すれば、高齢化、つまり十人の労働力が七人の老人を支える構図を受け入れることで、別段困らないのではないかと記載されている。非常に面白く、日本はそれを受け入れそうな気さえする。インドは、自信を持った優秀な人材を多数輩出し、テック企業に供給する。国家の成長は確実で、周りのバングラ、スリランカなどが政治の問題でずっこけているがどう立て直すか。アメリカは、経済成長が先進国で唯一高い、それは人だと。優秀な人を作り上げるエコシステム、移民を惹きつけ続ける都市の魅力がある。経済的な立ち位置は、インド、中国の対等によって下がるが、引き続き中心にいるだろう。  地球への負担を減らす術は見つかる。これが著者マクレイ氏の主たるポイントの一つだ。ESGという言葉で投資行動は変わった。再生可能エネルギーの重要性も確実に増している。先進国が、老いることで消費量が減る一方で、若い成長国、アフリカなどが消費する。これをどのようにコントロールしていくか。そして、懸念点として、自然災害などによる、簡単には動かせないフィジカルな首都機能の低下を挙げている。もう一つの最大の課題は気候変動だ。貧困をなくせば、それだけエネルギーを使う人、家族が増えるからだ。気候変動という課題、2050年までに気温上昇を1.5度に抑えるという目標をどのように貫徹するか。一個人、一企業、国という単位では、到底難しい課題にリーダーシップが必要だと思う。国連でも、なんでもいい。ただ、日本という国の生活様式にヒントがあるとすればそれを輸出することも可能だろう。  要すれば、2050年の世界を予想することなんて最初から無理だ。でもそこに叡智を集めれば、そのより良い世界へのヒントが生まれてくる。AIもその一つだ。一方で、さらなるリスクとして、中東情勢の悪化、宗教対立、情報革命の罠などを挙げ、世界第3位の経済大国にインドがなることを前提に、その中で英語圏のトップであるアメリカが引き続き存在感を持つこと、アフリカが無視できなくなること、オーストラリアとニュージーランドが豊かな国として認められることになること、などを指摘している。  いずれにせよ、世界が2050年により良いところにあるように、我々世代は責任と決意を持って変える。その動きを、本当にやる。そして、多くの人に影響をもたらす動きを作り出す必要がある。

Posted by ブクログ

2024/09/12

日本はこれから先、ますます内向きな国家になっていくというくだりは非常に説得力のあるものだった。自分でも何となくそんな気がします。また各国や地域の深い考察は非常に勉強になり、今まで以上に世界という視点に関心が深まった。

Posted by ブクログ

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