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ふりさけ見れば(上巻)
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日経BP |
| 発売年月日 | 2023/07/20 |
| JAN | 9784296117482 |
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ふりさけ見れば(上巻)
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商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
人間という奴は、自分の思い通りになるほど単純にはできていない。善と悪、条理と不条理の間でたゆたう振り子だ。 あなたは完璧であろうとするから、いつも自分を責めておられます。でも完璧でありたいと願うのは、誰からも責められたくないからではありませんか 人は弱い。それゆえ制度によって...
人間という奴は、自分の思い通りになるほど単純にはできていない。善と悪、条理と不条理の間でたゆたう振り子だ。 あなたは完璧であろうとするから、いつも自分を責めておられます。でも完璧でありたいと願うのは、誰からも責められたくないからではありませんか 人は弱い。それゆえ制度によって補わなければならないと、韓非子の師である敬孔はとなえている 「唐の民はまず自分ありきだ。広大な国で王朝が次々に代わったせいかもしれぬが、国のため 公のために尽くすという思いが弱い。だが、我が国の民は帝のおおせとあれば自ら鍋を持って駆け付け、このように立派な都を造ってくれる」「そのちがいは、どこから生まれたのでございましょうか」「ひとつは山野河海、人を取り巻く自然のやさしさだろうな。豊かな実りに恵まれているために、奪い合わずとも暮らしていける。その余裕が人をおだやかにさせる 若さとは年齢のことを言うのではない。夢や理想に向かっていく心の持ち方を指しているのだ 唐の皇帝は天命を受けて天下を治めているのだから、天命にそったやり方で周辺の国々とも外交関係を結ぶ必要があると考えている。その第一歩となるのが、歴史に対して共通の認識を持つことなのだ。これを拒否するのであれば、唐と冊封関係を結ぶことを諦めるしかない。 玄宗はどんな諫言にも耳を傾ける謙虚さがある。これこそ唐の二代皇帝李世民が、「貞観政要』の中でくり返し説いている治者の心得だった。
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奈良時代のグローバル人材、阿部仲麻呂が奮闘するサスペンス仕立ての歴史小説。 タイトルはもちろん、百人一首にも収められている有名な和歌 「天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」 に由来する。 新聞連載時に読んでいたので、筋や結末は知っているが、それでも作品...
奈良時代のグローバル人材、阿部仲麻呂が奮闘するサスペンス仕立ての歴史小説。 タイトルはもちろん、百人一首にも収められている有名な和歌 「天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」 に由来する。 新聞連載時に読んでいたので、筋や結末は知っているが、それでも作品世界にぐいぐい引き込む筆致はさすが。 登場人物のキャラが視覚的に立ち上がってくる。 しかし、岡山県の真備町に神社まで建てて祭っている吉備真備をこんなふう(酒好き、女好き)に描いてしまって大丈夫か?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
以前の作品からの、遣唐使は唐との外交問題をなんとかすることに腐心していた、という流れを継承している。日本では天皇は神にひとしい唯一無二の存在なのに、唐に朝貢する臣下国では具合が悪い。『迷宮の月』の粟田真人はなんとかダブルスタンダードに持ち込んだけれども、今回は。 阿倍仲麻呂、吉備真備、井真成の留学生組が異国で協力しあう中、次の遣唐使船が来る。この船で故国に帰ろうとする中、真成が殺され、仲麻呂は唐に残るよう密命を受け取る。死んだはずの弁正はその密命のためにいまだ唐で暗躍していて……。 政治と家族の板挟みになる仲麻呂が切ない。本作では、羽栗翼と翔は仲麻呂の子という設定。大きなうねりはどう帰結するのか、下巻も楽しみに読みます。 余談 真備が書いたと思われる墓誌や、大雁塔には科挙に合格した者の名前が刻まれる、など当時の様子がわかる描写が興味深かったです。
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