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ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人 角川文庫
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ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人 角川文庫

中山七里(著者)

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ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2023/08/24
JAN 9784041135679

ラスプーチンの庭

¥495

商品レビュー

3.6

32件のお客様レビュー

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2024/11/02

刑事犬養隼人シリーズ第六弾。 テーマはカルトと民間医療。 娘の入院仲間が自宅診療に切り替え、死亡。 その体には不審な痣が.. 両親はDVを否定。 病死と診断されるも納得のいかない犬養。 さらに、翌月、女性の自殺死体。 この死体にも同様な痣が多数... こちらも自殺として事件性...

刑事犬養隼人シリーズ第六弾。 テーマはカルトと民間医療。 娘の入院仲間が自宅診療に切り替え、死亡。 その体には不審な痣が.. 両親はDVを否定。 病死と診断されるも納得のいかない犬養。 さらに、翌月、女性の自殺死体。 この死体にも同様な痣が多数... こちらも自殺として事件性なしと判断されるも、犬養は、その痣の謎を捜査していきます。 そしてたどり着いた謎の医療団体。 高額な民間医療を提供する謎の医療団体はカルト。 そして、その医療団体で病気が治ったと宣言するアイドル。その影響力。 カルトの典型的な展開ですね。 犬養Vs医療団体の代表となって犬養がコテンパンに医療団大代表をやっつけると思いきや.. という展開です。 藁をもすがる思いで民間医療に走る患者の気持ちもわかります!しかし、それを食い物にする団体が一番の問題。 ミステリ要素よりも、民間医療に対する筆者の想い、患者の想い、社会への批判を強く感じさせる物語でした。 お勧めです! これまた順番通り読んでいきましょう!

Posted by ブクログ

2024/09/03

藁にもすがる思いでそのような団体に助けを求めていく患者やその家族の心理、現実を知ると、大変苦しい…。

Posted by ブクログ

2024/08/30

犬飼隼人シリーズ。 本シリーズについてはバラバラに読み進めている。 タイトルにある「ラスプーチン」といえば、帝政ロシアの怪僧。 色々な逸話があるため、伝説的でなんとも言えぬ悪の魅力がある。 さて、そんなラスプーチンに例えられたのは…ナチュラリーという民間医療の主宰、織田豊水とい...

犬飼隼人シリーズ。 本シリーズについてはバラバラに読み進めている。 タイトルにある「ラスプーチン」といえば、帝政ロシアの怪僧。 色々な逸話があるため、伝説的でなんとも言えぬ悪の魅力がある。 さて、そんなラスプーチンに例えられたのは…ナチュラリーという民間医療の主宰、織田豊水という男。 怪しげな根気棒なるもので体を叩くと不治の病、癌が治る! …そんなわけあるかい! と思うのは、私が健康そのもの(人間ドックが人生の中で一番成績がいい)だからだろう。 苦しむ人が医療以外に救いを求めることを笑うことなどできようか。 けれど、おかしいものはおかしいんだ。 物語は、プロローグがなぜプロローグか、に気付けばミステリーとしてはさほど難しくない。 ただ、物語の本質はそこではなく、宗教や医療、親子の関係まで考えざるを得ない点にある。 「救い」とはなんだろう? 解説ではカルトについて言及がなされている。 もちろんそれも含みつつ、私のなかでは、織田の母親のエピソードが記憶に残った。 子供が手を伸ばした時に私は子供の手を振り払ってはいまいか、と。 信頼を作る時期に私は適切に関われているか? 全てが子供の頃に決まるわけではないとしても、それが始まりと言われかねない点であることに、背筋が伸びつつ同時に背筋が凍るのだ。

Posted by ブクログ

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