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湖の女たち 新潮文庫
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湖の女たち 新潮文庫

吉田修一(著者)

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湖の女たち 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2023/07/28
JAN 9784101287591

湖の女たち

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商品レビュー

2.9

66件のお客様レビュー

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2025/12/24

吉田修一もこういう社会問題をテーマとすることがあるという一例。いろいろもやもやしたまま展開が進むが、最後ももやっとしておわる。

Posted by ブクログ

2025/12/17

ワンマン社長が映画「国宝」を絶賛、ヨイショ取り巻きはこぞって映画鑑賞しておべっか。原作から入る私はなるほど面白いと吉田修一さんを初読してさて次はと購入したんは本作、残念、Sな方しか読めないかも。最後は駆け足で最早、ゴール目指してて息継ぎせず。完読。あー、もうええわー。

Posted by ブクログ

2025/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルからは想像できない、ある意味吉田修一らしい作品だった。 琵琶湖のほとりにある高齢者の介護施設で、寝たきりの男性が殺された。 呼吸がとまったら人工呼吸器の警告音が鳴るはずなのに、その音を聞いたものはいない。 音は鳴らなかったという施設の職員たちと、機械は故障していないというメーカー。 警察は、犯人を捕まえなければならない。なんとしても。 狙われたのは、その日に夜勤だった介護士の女性。 きつい労働にもかかわらず給料は安く、しかし看護師よりも常に下に見られ侮られ、家に帰れば義父の介護と無職の夫の生活を支えなければならない鬱屈が、彼女をそうさせたのだ。 警察の作るストーリーに、最初は否定していた彼女も度重なる取り調べと恫喝に、徐々に追い詰められていく。 捜査を担当していた圭介は、同じ施設で介護士をしている佳代とひょんなことで知り合い、そこから2人の関係が始まるのだが、ここの部分がとにかく気持ち悪い。 圭介による一方的な支配。 これが、付き合いを深めてから…というのならまだしも、最初から支配と調教で繋がる関係というのは、洗脳じみていて気持ちがささくれていく。 雑誌記者の池田は、事件の取材中に被害者が731部隊に所属していたことを知る。 731部隊の生き残りが血液製剤の治験データを改ざんし、その結果多数の被害者を生んだ事件は、ある程度物証もそろいその責任を問うことができる感触を得たとき、突然その操作が中止になった。 現在の殺人事件と過去の731部隊が交差する。 「生産性がない」と断罪された者は、本当に生きる価値がないのか。 自分たちの正義のみを信じて、他者の尊厳を踏みにじることに無自覚・無関心な人々。 例えば、圭介と佳代の関係性も、人々の前で明らかになれば圭介は社会的に抹殺されるだろう。 だが、思いや感覚は語られているのに、作中で一切語られない圭介の考えを知ることなしに一方的に圭介を断罪するのは、昨今のSNSをにぎわせている無数の自称正義の味方がやっていることと何が違うのか。 けれども、それは私には分かり得ぬことだからと見て見ぬふりをするのは、戦前・戦中の不穏な空気を見て見ぬふりをした人たちと何が違うのか。 実際にあったいくつかの事件をモチーフにしながら、「権力の腐敗」「生産性がないとされる者への憎悪」「上級国民」「高齢者介護」などに自分はどう向き合っているのかを突き付けてくる。 最初の被害者については、因果応報という言葉も浮かび上がってきた。 どれだけ金持ちでも権力者でも、現役の若者ですら、いつかは老いさらばえて他人の手を借りて生きることになる。 それをわかっていれば、それほど無体な仕打ちを他人にできなくなるのではと思うのだが。

Posted by ブクログ