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ガラスの橋
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ガラスの橋
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商品レビュー
4.1
7件のお客様レビュー
めちゃくちゃ良かった。それほど長くなく、あっさり終わってしまう話もあったけれど、非常に良く出来た短編ばかりで、大変満足した。ミステリと銘打たれているものの、ブラックジョークのような雰囲気が感じられるので、『マニング氏の金の木』や『極悪と老嬢』にはうっかり笑ってしまうほどだった。『...
めちゃくちゃ良かった。それほど長くなく、あっさり終わってしまう話もあったけれど、非常に良く出来た短編ばかりで、大変満足した。ミステリと銘打たれているものの、ブラックジョークのような雰囲気が感じられるので、『マニング氏の金の木』や『極悪と老嬢』にはうっかり笑ってしまうほどだった。『天からの一撃』、『住所変更』は、若干の後味の悪さもあったけれど、結末までの展開が見事で、一本の物語としてとても美しく作られていると思う。すごく好きな二本。
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このミス2024年版で9位の作品。 1940年~60年代の作家の本邦初の自選短編集とのこと。 ロバート・アーサー、全く知りませんでした。 解説によると、どちらかというとラジオの放送作家やアンソロジーの編集者で名を上げた人物の模様。 この年代の海外ミステリらしく、おぉうとなるような捻りの利いたトリックがあるわけでもなく、じんわりくる人間ドラマがあるわけでもなく、軽妙で洒落た会話があるわけでもなく。 でも設定の妙味といつの間にかその世界に引き込まれている語り口、皮肉な結末と余韻が味わい深い。 いわゆる奇妙な味ってやつでしょうか。 解説でも触れられてなかったけど、あの急行列車の事件のオマージュのように感じられた「消えた乗客」には、にやついた。 ジュブナイルと評されはするものの、「三匹の盲ネズミの謎」の言葉遊び的犯人予想は結構好き。
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危うく、読まずに図書館へ返すところだった。 読んでよかった! バラエティに富んでどれも面白かったけど、 個人的には「極悪と老嬢」「住所変更」が好きです。
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