ガラスの橋 の商品レビュー
短編集が面白い。他の短編集も面白かった。 長編は読んだことないが、どうなんだろう。 思い付いたアイデアを短編と長編どうやって分けているのか。作家の頭の中とは謎だなあ。
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ロバート・アーサーのミステリ短編集。初訳が多い。 時代を感じさせるトリック等もあったが、概ね手堅くまとまっており安心して読めた。 特に最初の2篇「マニング氏の金の木」と「極悪と老嬢」で心を鷲掴みにされた人も多いはず。 他にも皮肉が効いてる作品や、本格ミステリ寄りの作品、ジュブナイル作品など、色々な読み味が楽しめる。 今作はミステリ短編集だったが、ホラーとファンタジーの短編集もあるため非常に期待している。
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めちゃくちゃ良かった。それほど長くなく、あっさり終わってしまう話もあったけれど、非常に良く出来た短編ばかりで、大変満足した。ミステリと銘打たれているものの、ブラックジョークのような雰囲気が感じられるので、『マニング氏の金の木』や『極悪と老嬢』にはうっかり笑ってしまうほどだった。『...
めちゃくちゃ良かった。それほど長くなく、あっさり終わってしまう話もあったけれど、非常に良く出来た短編ばかりで、大変満足した。ミステリと銘打たれているものの、ブラックジョークのような雰囲気が感じられるので、『マニング氏の金の木』や『極悪と老嬢』にはうっかり笑ってしまうほどだった。『天からの一撃』、『住所変更』は、若干の後味の悪さもあったけれど、結末までの展開が見事で、一本の物語としてとても美しく作られていると思う。すごく好きな二本。
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このミス2024年版で9位の作品。 1940年~60年代の作家の本邦初の自選短編集とのこと。 ロバート・アーサー、全く知りませんでした。 解説によると、どちらかというとラジオの放送作家やアンソロジーの編集者で名を上げた人物の模様。 この年代の海外ミステリらしく、おぉうとなるような捻りの利いたトリックがあるわけでもなく、じんわりくる人間ドラマがあるわけでもなく、軽妙で洒落た会話があるわけでもなく。 でも設定の妙味といつの間にかその世界に引き込まれている語り口、皮肉な結末と余韻が味わい深い。 いわゆる奇妙な味ってやつでしょうか。 解説でも触れられてなかったけど、あの急行列車の事件のオマージュのように感じられた「消えた乗客」には、にやついた。 ジュブナイルと評されはするものの、「三匹の盲ネズミの謎」の言葉遊び的犯人予想は結構好き。
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危うく、読まずに図書館へ返すところだった。 読んでよかった! バラエティに富んでどれも面白かったけど、 個人的には「極悪と老嬢」「住所変更」が好きです。
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ミステリー短編集。色々なミステリーが描かれてる。表題作の「ガラスの橋」の犯人の隠蔽工作も凄かったが、私は「住所変更」にゾワッとした。短編だがどの作品も納得できた。
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マニング氏の金の木★★★ 極悪と老嬢★★★★ 真夜中の訪問者★★ 天からの一撃★★ ガラスの橋★★★ 住所変更★★★★ 消えた乗客★★★ 非情な男★★ 一つの足跡の冒険★★★★ 三匹の盲ネズミの謎★★★
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ミステリ短編集。どれもこれもが読み心地のすっきりした作品ばかりです。トリックも見事だけれど、物語としてのオチが素敵なものが多いんだよなあ。「マニング氏の金の木」とか「真夜中の訪問者」とか「住所変更」とか、すとんと落ち着くラストが爽快でした。「非情な男」のラスト一文も、恐ろしくも感...
ミステリ短編集。どれもこれもが読み心地のすっきりした作品ばかりです。トリックも見事だけれど、物語としてのオチが素敵なものが多いんだよなあ。「マニング氏の金の木」とか「真夜中の訪問者」とか「住所変更」とか、すとんと落ち着くラストが爽快でした。「非情な男」のラスト一文も、恐ろしくも感じるけれどどこかしら痛快だなあ。 しかしなんといっても「極悪と老嬢」がいいよね。ミステリマニアの元気なおばあちゃんたちが最高! なのですよ。こんな人たちに勝てるはずがありません。 表題作「ガラスの橋」のトリックも見事。そしてこの結末もまた。
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色々なタイプのミステリーが収録されている短編集。切れ味のあるものや、ラストにゾクっとさせられるもの、ユーモアが盛り込まれたものなど幅広い。短編ミステリー好きにはたまらない作品集。
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