新しい「歯」のトリセツ “食べる力"を落とさない！

照山裕子(著者)

• 販売会社／発売会社: 日経BP/日経BPマーケティン
• 発売年月日: 2023/02/25
• JAN: 9784296201617

商品レビュー

2025/04/24

【メモ】
1. 基本の歯のケアをアップデート！
・夜を重視（フロス／歯間ブラシ→歯みがき）→バイオフィルムが病原性を持たないうちに落とす習慣をつける
・歯ブラシ→毛先が３列／コンパクトヘッドでふつうかやわらかめ。毛先は直線型（A31）
・歯間が広がる40代以降に小さいサイズから試す
・うがいを高速で行う（７秒間に10回）→汚れを水圧で落とす。口まわりの筋肉強化
2. 積極的な歯のケアのために知っておきたいこと
・虫歯と歯周病に共通するのがバイオフィルム（細菌同士が結びついてできたもの）
・ゴシゴシ歯ブラシは摩耗させてしまうためNG
・虫歯対策の歯みがき剤→エナメル質の強化や再石灰化を促すフッ化物配合
3. 加齢とともに落ちる「口の老化」を防ぐには
・舌の正しい位置→上あごにぴったりとくっついている
・歯の正しい位置→上下の歯は離れている
4. 歯を守る食事とは
・酢やかんきつ系のジュースを飲んだら口をゆすぐ（酸蝕歯に注意）
5. 歯科での治療、プロのケアで知っておきたいこと
・PMTC、ホワイトニング、矯正など

【感想】
　YouTubeで著者を拝見し、デンタルケアについて説明されていて興味を持ち、本書を借りてみた。本書は、「歯のケアの教科書」のようなものを一般に届ける目的でつくられたものであるという。イラスト付きで非常にわかりやすく解説されている。このような歯のことについて書かれた本は初めて読み、基礎的な知識に加え、フロスの使用や歯ブラシの選択など、実用的な知識も得ることができ、非常に有用であった。

2023/11/06

日々のケア＋定期的な検診。
歯磨きは夜を重視する。音がする磨き方は強すぎる。歯磨きを使ったほうがいい。うがいは1回だけ。歯間ブラシは先に使う。素早くうがいをするとトレーニングになる。

口の中を確認する。いー、あー、べー、と言いながら鏡を見る。
2センチくらいのコンパクトな歯ブラシがいい。月一回交換する。特に夜はこれで磨く。
上の歯の右外側から磨いて、下の歯の左内側で終わる。
歯ブラシは小刻みに動かす。
水を30ML、洗口液でもいい。高速ぶくぶくうがい。
液体歯磨きは、磨くことが前提。うがいだけではだめ。
タフトブラシで隙間をブラッシングする。

プラークではなくバイオフィルムと呼ぶ。だんだん厚くなる。
奥歯が噛み合わせのカギ。
第一大臼歯は最初に生える永久歯。6歳。第2大臼歯は12歳ごろ生える。第三大臼歯は親知らず。
歯並びに課題がある人は定期的にチェックする。
開咬（かいこう）
歯磨き剤は、コンディションに合ったものを使う。薬用歯磨き。第三類や医薬部外品がある。
フッ素化合物の歯磨き粉はうがいを一回にすると、歯磨き剤がのこる。
歯茎、歯周ポケットケア用の歯磨き粉を使う。
洗口液を就寝前にプラスする。非イオン系のもの。リステリンなど。
電動歯ブラシは軽く充てる。回転式と音波振動式。

ﾊﾟﾊﾟﾊﾟ、カカカ、タタタ運動。
あいう運動＝あ、い、う、をはっきり言う。
唾液線を刺激する。
グミゼリーを噛む。
顎関節症をチェック。
口内の粘膜をチェックする。
チーズをかじると、虫歯予防に効果的。
キシリトール配合のガム。

2023/07/08

歯に関する本を読んだのは子どもの頃以来。歯科に通うと先生たちが当たり前にしているレベルと、自分ができていることに大きな隔たりがあると感じて、その差を埋めようと読み始めた。
歯に関することをわかりやすく詳細に書かれていて、読んでよかった。子どもの本には書かれない、大人の歯のメンテナンスについてなど、知っておくべきことがいっぱいあった。