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おくることば 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2023/06/26 |
| JAN | 9784101349428 |
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おくることば
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商品レビュー
3.8
35件のお客様レビュー
タイトルにもなっているのは筆者が担当していた大学のゼミの卒業生に向けた実際の「おくることば」。これはこれでよい。
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あのコロナパンデミックで私たちの日常は随分変わった。はじめてのことで戸惑ったし嫌な思いもした。こどもたちにとってはどんなだったか省みて今は平常を保っている今をありがたく感じた。
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ゼミ生に向けた文と、二つの短編小説。どちらもコロナ禍が大きなテーマになっている。 あの頃の出来事は、今となっては何だったんだろう、と思うようなことばかりだった。当時はその空気に流されていたが、重松さんはより深く憂慮されていたことが、全編を通じて伝わってくる。 それはそれとして、...
ゼミ生に向けた文と、二つの短編小説。どちらもコロナ禍が大きなテーマになっている。 あの頃の出来事は、今となっては何だったんだろう、と思うようなことばかりだった。当時はその空気に流されていたが、重松さんはより深く憂慮されていたことが、全編を通じて伝わってくる。 それはそれとして、本書の中で最も心に残ったのは、41人目のゼミ生である読者に語った文章。 --- 自分の考えや思いーあえて雑に「こころ」とまとめておこうか。 「こころ」は「こころ」のままでは外に出せない。それを収めて外に運び出すための器が要る。 とりわけ使い勝手が良いのが言葉だろう。 純文学や詩歌の教えてくれる「こころ」の器は、ほんとうに繊細で、美しい。使いづらそうだけど、見ているだけでも幸せだから持っていよう、というのもいいじゃないか。今はわからないけど、いつか訪れるかもしれないその日のために食器棚に入れておこう、ということもあるだろう。 僕が心がけているのは、自分のお話で描く「こころ」は、なるべくじょうぶな器に入れて、読んでくださる皆さんにお渡ししよう、ということ。 --- 言い得て妙とは正にこのこと。 自分の食器棚には、どんな器が並んでいるんだろう? 質実剛健で実用本意のものや、ほとんど使ったことのない高級なものも、硬軟色んな種類がたくさん並んでると良いなと思う。
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