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アリアドネの声

井上真偽(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2023/06/21
JAN 9784344041271

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商品レビュー

3.8

758件のお客様レビュー

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2025/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミステリーとしては少し物足りないが社会問題の提起&SF&ミステリーという感じ 兄の言葉に囚われていたハルオが「無理だと思ったらそこが限界」の意味を考え直すところが良かった 限界を無視して突き詰めていくことは美徳のように思えるけれど身動きが取れなくて生きづらくなってまですることではない 中川さんの行動→障がいの詐称疑惑→実はもう1人いて助け合っていたという展開はそれまでの違和感や無理筋を否定する意味では必要性があるのだけど、これを書くことで中川さんができるかもを繰り返して身に付けた感覚や努力を否定しているように感じてしまった 動画での中川さんのあの言葉 できる、できそう、できるかもを一つずつ このエピソードの魅力が弱まってしまったように思う テーマや書きたいことは伝わってきたけれどドローンと地下街、障がい者と福祉、ミステリーなどなど要素がありすぎて散漫になっていて最終的にどういう作品なのか掴みにくくなってしまったのが少し残念だった

Posted by ブクログ

2025/12/20

結末で評価が一変した作品の一つ。 幼い頃、救えるはずの事故で兄を亡くした高木春生は、 贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。 業務の一環で訪れた、障がい者支援都市「WANOKUNI」で、巨大地震に遭遇。 ほとんどの人間が避難する中、 一人の女性が地...

結末で評価が一変した作品の一つ。 幼い頃、救えるはずの事故で兄を亡くした高木春生は、 贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。 業務の一環で訪れた、障がい者支援都市「WANOKUNI」で、巨大地震に遭遇。 ほとんどの人間が避難する中、 一人の女性が地下5階の危険地帯に取り残されてしまう。 それは「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいを抱え、 街のアイドル(象徴)して活動する中川博美だった。 崩落と浸水で救助隊の侵入は不可能。 およそ6時間後には安全地帯への経路も断たれてしまう。 春生は一台のドローンを使って、 目も耳も利かない中川博美を地下3階の避難シェルターへ 誘導するという前代未聞のミッションに挑む。 ドローンがここまで発達し、身近な物となった今っぽい設定。 そしてとても映像化に向いた作品だと思った。 間違いなく、近いうちに実写化されるだろう。 設定や展開はとても良かった。 目の前の困難をクリアしたと思ったら襲いかかってくる次の困難。 ハラハラドキドキする展開が続き、エンタメとしてしっかり機能している。 ただ本作の中で繰り返し何度も使われる、 「無理だと思ったらそこが限界なんだ」というパンチライン。 これがもうスラムダンクの安西先生の名言中の名言、 「諦めたらそこで試合終了ですよ」を想起させてしょうがない。 というか意味としたら同じなのだから想起もクソもない。 このパンチラインの不必要な乱用が、 どうも作品の価値を下げている気がしてならなかった。 そこに拘らずともしっかり勝負できる内容なのに、 その点がどうにも残念だなぁと思いながら読み進めていた。 だが、ラストの展開でそのモヤモヤも吹き飛んだ。 非常に上手く美しい結末。 それだけで救われたような、そう思えたのが良かった。

Posted by ブクログ

2025/12/19

ヘレンケラーに代表される「見えない、聞こえない、しゃべれない」三重苦の世界とはいったいどんな感じなのだろうか。想像すら出来ないし、もしも自分が今後そうなってしまったら生きていけないのではないかと思う。本作はある意味ではパニック映画の脱出ものに近いが、大きく異なるのは脱出する(させ...

ヘレンケラーに代表される「見えない、聞こえない、しゃべれない」三重苦の世界とはいったいどんな感じなのだろうか。想像すら出来ないし、もしも自分が今後そうなってしまったら生きていけないのではないかと思う。本作はある意味ではパニック映画の脱出ものに近いが、大きく異なるのは脱出する(させる)対象がたった一人、しかも三重苦を持っている一人ということ。それをドローンを駆使して誘導するというのが現代的だ。 物語の後半で「本当に目が見えないのか?」という疑問が生まれるが、その問題も最後のどんでん返しで鮮やかに解決する。このラストはあまりにも見事だったと素直に感心した。 それにしても本作でも暴露系ユーチューバーや匿名での根拠ない非難など、現代のSNSのマイナス部分が描かれている。私自身はSNS不要(廃止)論者だが、近年の色々な作品で不届き者のユーチューバーなどが登場する場面によく出会うが、これらの無節操な輩を苦々しく思っている人が多いという事の表れではないだろうか。今後、SNSの影響で世界はどんどん悪くなる気がしているのも私だけではないように思う。

Posted by ブクログ