1,800円以上の注文で送料無料

アリアドネの声 の商品レビュー

3.8

557件のお客様レビュー

  1. 5つ

    125

  2. 4つ

    226

  3. 3つ

    150

  4. 2つ

    30

  5. 1つ

    6

レビューを投稿

2025/02/10

残り数ページでどういう結末になるのだろう?と読んで見事「なるほど〜!」となるお話だった。 人によっては予想できそうな結末だが、そこまで積み上がった疑念が払われて爽快感があり読後感が良かったため、本自体の評価も上がった。 実際の災害の最中に要救助者がひとりだけで、ドローンでここまで...

残り数ページでどういう結末になるのだろう?と読んで見事「なるほど〜!」となるお話だった。 人によっては予想できそうな結末だが、そこまで積み上がった疑念が払われて爽快感があり読後感が良かったため、本自体の評価も上がった。 実際の災害の最中に要救助者がひとりだけで、ドローンでここまでうまく対応できるのか……みたいな細かい疑問はありつつ、適度なリアリティと緊迫感を感じられた。

Posted byブクログ

2025/02/09

地下に作られたスマートシティの運営開始日、大きな地震がその街を襲った。地下は崩壊し、火事や水害も起きている。しかし全ての住人がID管理されたスマートシティの面目躍如で皆場所や状況が把握できているため救助はスムーズに進む、はずだった。地下にたった1人存在する要救助者は「見えない・聴...

地下に作られたスマートシティの運営開始日、大きな地震がその街を襲った。地下は崩壊し、火事や水害も起きている。しかし全ての住人がID管理されたスマートシティの面目躍如で皆場所や状況が把握できているため救助はスムーズに進む、はずだった。地下にたった1人存在する要救助者は「見えない・聴こえない・話せない」の三重の障害をもった女性だった。彼女を救助するのは災害救助用ドローン。最新の機器と人々の知恵と協力で彼女の救助はなんとか進んでいたが… こんなドローン、リアルにあるのかな?あったら災害救助でめちゃくちゃ役に立つだろうな。ドローン操縦の難しさについて思いを馳せたことはなかったけど、その辺がよく書かれていて、全体的にはやはりゲーム実況を見ているような気持ちにはなりつつも、救助が無事に進むかハラハラしながら読めた。合間に登場人物たちの問題や救助者の謎も挟みつつ、無駄のない構成で面白かった。

Posted byブクログ

2025/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

設定が面白くて購入。 スピード感のある話の展開で、ほぼ一気読み。 とりあえずハッピーエンドで良かった!! 途中出た疑惑に不安になったけど、最後まで読むと「そういうことだったのかー」と納得させられた。

Posted byブクログ

2025/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いままで読んだ井上真偽さんの本に比べると漢字の量が半分くらいに感じて、読みやすかった。 最後予想できなかった…!良い結末。 井上真偽さんの書く小説はいつも結末が優しい。

Posted byブクログ

2025/02/07

高木が操縦するドローンの視点を介して緊迫の状況が描かれるという斬新さがあり面白かった。 触れ込みのどんでん返しは想像つかないもので「なるほど」とは思ったが、インパクトとしては弱い。 登場人物に様々含みを持たせているもののとくに詳細に描かれなかったため、個人的にはもう少し欲しかった...

高木が操縦するドローンの視点を介して緊迫の状況が描かれるという斬新さがあり面白かった。 触れ込みのどんでん返しは想像つかないもので「なるほど」とは思ったが、インパクトとしては弱い。 登場人物に様々含みを持たせているもののとくに詳細に描かれなかったため、個人的にはもう少し欲しかった。 「無理だと思ったら、そこが限界」の解釈が中川さんを通して変わっていくシーンが印象的で、高木の成長とハッピーエンドのラストで読後感は良い。

Posted byブクログ

2025/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まず、ハッピーエンドで本当に良かった。どんでん返しと聞いていたから、最後に実は中川さんが何か企んでいて‥とかあると思っていた。ネットの声を信じた自分が恥ずかしい‥ ただ、残り20ページ前後で結末が読めた。あまりにも韮沢妹が登場してこないから、まさか??と思い考えると全て辻褄が合った。どんでん返し、期待しすぎた、、笑 あとは、ドローンに関することや救出の説明が少し難しく感じた。物語のほとんどは救出の実況だった気がする。 でも読んで本当に良かった。ずっと気になっていたから!

Posted byブクログ

2025/02/05

ずっと読みたかった本ようやく読めて良かった。 スリルもあり、主人公の成長もあり、ミステリーもあり、エンタメとして面白かったです。

Posted byブクログ

2025/02/04

ドローン✖️救出 そこに、障害という要素が組み合わさった救出劇。 壮大な救出劇が、当たり前だが全て文字で表現されている。手探りにその情景を読み取る感覚が、今回の救出対象者が障害者(盲ろう者)であることも重なり、暗闇の中を見ているような感覚になった。これ映像化したら、どうなるんだろ...

ドローン✖️救出 そこに、障害という要素が組み合わさった救出劇。 壮大な救出劇が、当たり前だが全て文字で表現されている。手探りにその情景を読み取る感覚が、今回の救出対象者が障害者(盲ろう者)であることも重なり、暗闇の中を見ているような感覚になった。これ映像化したら、どうなるんだろうとも。 最後の数ページは感動した。グッと込み上げるものがあった。

Posted byブクログ

2025/02/04

障がい者支援都市「WANOKUNI」で巨大地震が発生。地下にいるとされる行方不明者をドローンで捜索し、地上まで誘導するミッションを春生達のチームが行うという話です。 要救助者は人気YouTuberの障害者の中川で、目と耳と口に困難があるという状態。健常者を非難させるのとは難易度...

障がい者支援都市「WANOKUNI」で巨大地震が発生。地下にいるとされる行方不明者をドローンで捜索し、地上まで誘導するミッションを春生達のチームが行うという話です。 要救助者は人気YouTuberの障害者の中川で、目と耳と口に困難があるという状態。健常者を非難させるのとは難易度が違うわけですが、チームの知恵で乗り越えていきます。途中要救助者が障害者とは思えないという行動をとることで、不穏な空気になるものの、「なーんだそっか」というオチ。よく考えると相当無理がある気がしたので星3。 でも支援都市構想や盲導ドローンという発想はそのうち実現するでしょうし、ドローンの技術や可能性について興味深く読みました。 「無理だと思ったらそこが限界」 事故で亡くなった兄の口癖に囚われていた春生。自分を奮い立たせるための呪いの呪文になっていましたが、【限界】を「目標の切り替えタイミング」と捉えることにしている中川の言葉を聞いて春生の視界が広がります。 たまたま『ペインレス』という本を読んでいて、痛みは生命維持や健康維持の大事なサインであり、死に至りかねない危険を送るシグナルだと書いてあり、リンクしました。生きるために「無理なことは無理だ」と切り替える柔軟さが人間には必要です。とはいえ「無理」を追い求めてやりきった人たちが今の世界を創ってきたことも事実だということも忘れずにいたいです。

Posted byブクログ

2025/02/02

無理だと思ったらそこが限界。 無理だと思わないで何がなんでも頑張る。 無理ならそこが限界だから他のできる方法を考える。解釈の違いでまるで違う意味になる。 過去に囚われてた主人公が呪縛から解放されて良かったです。感動しました。

Posted byブクログ