1,800円以上の注文で送料無料

客観性の落とし穴 ちくまプリマー新書427
  • 中古
  • 書籍
  • 新書

客観性の落とし穴 ちくまプリマー新書427

村上靖彦(著者)

追加する に追加する

客観性の落とし穴 ちくまプリマー新書427

定価 ¥880

330 定価より550円(62%)おトク

獲得ポイント3P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2023/06/08
JAN 9784480684523

客観性の落とし穴

¥330

商品レビュー

3.5

79件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/10/20

模試の結果に一喜一憂した受験生時代。 ○歳以上の出産はリスクが急増するという情報を見て、年齢を逆算していた20代。 コロナの新規感染者数の増減が自分の気持ちにまで影響していた数年前。 客観的な指標こそリアルで、数字やデータをきちんと理解して行動することが理性的で正しいと思いがちだ...

模試の結果に一喜一憂した受験生時代。 ○歳以上の出産はリスクが急増するという情報を見て、年齢を逆算していた20代。 コロナの新規感染者数の増減が自分の気持ちにまで影響していた数年前。 客観的な指標こそリアルで、数字やデータをきちんと理解して行動することが理性的で正しいと思いがちだ。 この本は、客観的なデータはもちろん必要なものだけど、それだけが重要視される世の中ってどうなの?個人の体験の一つ一つだってもっと大切に扱われても良いんじゃないの?と問題提起している。 「それってあなたの感想ですよね」が論破に繋がるのは、個人の感想はあくまで個人的なことで、客観性が無いから意味が無いということなんだろう。 客観性が無いものは意味も無い世界なら、ドキュメンタリーなんて必要無いんだよなぁ。 芸術だって文化だって存在価値が無くなるし、極端な話そもそも人間の生活だって標準化されたプログラム通りに営まないと非効率って事になってしまう。 数字に踊らされすぎないように生きたいなぁ。 だからもう体重計乗るの辞めます(笑 考え方ももちろん興味深いんだけど、この本に出てくる色々な体験をした人達の語りもすごく魅力的だった。

Posted by ブクログ

2024/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

客観性や数値、統計だけでは理解しきれない、個別のの生活へ目を向ける重要性を説く作品。一見、客観的なものの見方を否定する作品なのかと思ってしまうが、そのようなことはなく個別の生活に寄り添ってその人の生活をケアしていこうという心理学や精神分析的な側面が強く感じた。マジョリティが正義であると何でもかんでも少数意見を切り捨てるのではなく、少数一人一人の生活に目を向けることで、より優しく生きられる、そんな気がした。

Posted by ブクログ

2024/09/09

統計学的な内容かと思ったら福祉の話だった。 高所得者が低所得者のために税を納めることに不公平感を覚えていたが、それは思想統制の罠にかかったものであることにはっとした。そもそも弱者に対する分配が減ったところで、国民の負担率が下がる見込みはないのだ。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品