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客観性の落とし穴 ちくまプリマー新書427
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客観性の落とし穴 ちくまプリマー新書427

村上靖彦(著者)

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客観性の落とし穴 ちくまプリマー新書427

990

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2023/06/08
JAN 9784480684523

客観性の落とし穴

¥990

商品レビュー

3.5

113件のお客様レビュー

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2026/02/03

客観的に物事を捉えることが正義と思い込んでいた。 科学的根拠を出すには統計で出すのが正しいのかもだけど、それが全てじゃない。 ひとつひとつの具体的な事情があって平均や統計がある。流れを掴む上で客観的な観点は必要だが、やっぱりひとつひとつの具体的な仕草や言葉をこぼさないような大人...

客観的に物事を捉えることが正義と思い込んでいた。 科学的根拠を出すには統計で出すのが正しいのかもだけど、それが全てじゃない。 ひとつひとつの具体的な事情があって平均や統計がある。流れを掴む上で客観的な観点は必要だが、やっぱりひとつひとつの具体的な仕草や言葉をこぼさないような大人になりたい今日この頃。

Posted by ブクログ

2026/01/31

なんでも数値化、一般化していく社会に対して、こういう姿勢でいてもいいんじゃないかって思わせてくれる一冊。論理や客観的な妥当性は、たしかに相手に納得してもらう上で効率的だと思う。でも手っ取り早いからそういう選択をしているだけだとも捉えられる。一人ひとりの経験に向き合う余裕が今の社会...

なんでも数値化、一般化していく社会に対して、こういう姿勢でいてもいいんじゃないかって思わせてくれる一冊。論理や客観的な妥当性は、たしかに相手に納得してもらう上で効率的だと思う。でも手っ取り早いからそういう選択をしているだけだとも捉えられる。一人ひとりの経験に向き合う余裕が今の社会にないのかなって感じる。現代の生活で置いてけぼりにしてしまいそうな価値観を思い出させてくれた。

Posted by ブクログ

2026/01/13

【感想】 医療・福祉・介護の現場において、「客観性」や「科学的判断」が数値化やマニュアル化を通じて当事者の経験や声を切り捨ててきたことを著者は批判する。 ただし、本書で批判される「客観性」は、哲学的に言われる本来の客観性(現象の複雑さや文脈を含めて、ありのままに物事に向き合おう...

【感想】 医療・福祉・介護の現場において、「客観性」や「科学的判断」が数値化やマニュアル化を通じて当事者の経験や声を切り捨ててきたことを著者は批判する。 ただし、本書で批判される「客観性」は、哲学的に言われる本来の客観性(現象の複雑さや文脈を含めて、ありのままに物事に向き合おうとする態度そのもの)ではない。問題にされているのは、客観性を「数値で表せること」「誰が見ても同じ判断になること」「主観を排した機械的処理」と同一視する、社会的に流通している誤った理解である。数値や指標は本来、客観性を支えるための手段にすぎないが、それ自体が判断の根拠として絶対視されると、測定できない経験や語りは重要でないものとして扱われてしまう。著者が問題提起しているのは、このような客観性を名乗る誤った実践が制度や専門知として権力化、政策化されてしまっている点だと捉えるべきだ。 しかし、本書では「誤用された客観性」と「本来あるべき客観性」との区別が最後まで明確に整理されていない。その結果、数値化批判と当事者性擁護がやや二項対立的に描かれてしまっている。また3〜4章で著者が挙げる諸問題も、客観性の落とし穴ではなく客観性の誤用、矮小化に起因する問題と言うべきだろう。筆者もたびたび指摘する通り、数値化、データ化を基にした科学的にアプローチにより社会が文明化し福祉が向上してきたことは確かである。 題名である客観性の「落とし穴」、それは客観性の「過剰」ではなく客観性の「誤用、矮小化」だと私は考える。しかし上記のような整理を欠いたまま具体例を積み重ねる構成は、告発としての迫力と引き換えに、論点を拡散させ読者に不必要な混乱を生ぜしめている。(本書の作品紹介の記載が、「客観性に対する主観」という記載になっているのはその証左だ。「数値化で還元されないリアリティ=主観」ではない。)

Posted by ブクログ