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言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか 中公新書2756
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2023/05/24 |
JAN | 9784121027566 |
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言語の本質
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ヒトが言語を操り、動物は何故言語が無いのか?それはヒトが間違いを犯すからだ、というのは言い過ぎかもしれないが、推論で試し、間違えて修正する。これが人間の本質であると本書は言う。極端に言えば、「訂正」ができるからこそ、言語という複雑なシステムを会得できるのかもしれない。訂正してい...
ヒトが言語を操り、動物は何故言語が無いのか?それはヒトが間違いを犯すからだ、というのは言い過ぎかもしれないが、推論で試し、間違えて修正する。これが人間の本質であると本書は言う。極端に言えば、「訂正」ができるからこそ、言語という複雑なシステムを会得できるのかもしれない。訂正していくからこそ、言葉が記号ではなく、身体的になってきて、抽象的になっていく。バイリンガルの人々が、言語圏が変わることは、人格が変わる感覚と言うが、これはまさに、身体的接地の、その接地する世界が変わることなのだろう。
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オノマトペを通じ、子供はアブダクション(仮説形成)推論をして言語を習得するというお話。認知科学者と言語学者の長年の研究が一つになり、新書としてわかりやすくまとめられている。もっと早く読めばよかった。 アブダクションはここ2,3年個人的にも関心を持ってきた言葉であり概念だ。言語習...
オノマトペを通じ、子供はアブダクション(仮説形成)推論をして言語を習得するというお話。認知科学者と言語学者の長年の研究が一つになり、新書としてわかりやすくまとめられている。もっと早く読めばよかった。 アブダクションはここ2,3年個人的にも関心を持ってきた言葉であり概念だ。言語習得と結びつけることで、アブダクションの意味も鮮明になった。 「ドキドキ」「そろりそろり」「グングン」「ブーブー」。これらの背景を考えるとドツボにはまりそう。 特に印象深かったのは以下の二つ。 ①記号接地問題 言語は分解すれば記号にすぎない。オノマトペはその最たるものだ。使われる記号を実世界の実体のもつ意味に結び付けられるかという「記号接地問題」を初めて知った。これはAIがいかに言語を習得し、概念を理解・想像し行動に移すかにも大いに参考になる。 ②恣意性からアイコン性への回帰 もともと個別性があったものごの伝え方に関して、清音と濁音,母音や子音の音質,音象徴に代表されるアイコン性がどのように影響するのか。この辺は「遊び」の要素もあり、人間の創造性にも直結しそう。 あと、英語にはオノマトペが少ないといのも興味深い。スペイン語(バスク語?)には多いという話があり、西洋でも違いがある。言語の習得法には共通点と相違点があると思うと、楽しくなる。
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久しぶりに、知的興奮を大々的に刺激する名著。 最初は、いろんな言語のオノマトペの比較などから始まるので、そういう本か、何が「言語の本質」だよ、と思っていたら、話が広がり始め、ついには、なぜ人間が言語を発達させることができたのか、チンパンジーとの違いは何なのか、という人類文明の起源...
久しぶりに、知的興奮を大々的に刺激する名著。 最初は、いろんな言語のオノマトペの比較などから始まるので、そういう本か、何が「言語の本質」だよ、と思っていたら、話が広がり始め、ついには、なぜ人間が言語を発達させることができたのか、チンパンジーとの違いは何なのか、という人類文明の起源に迫る考察に至る。 ブートストラッピング、アブダクション推論など、興味を惹かれる用語も素敵。 人間の赤ちゃんはアブダクション推論ができるが、チンパンジーの殆どはアブダクション推論ができない、という実験結果が鍵。でも、7頭のチンパンジーの中に1頭だけ、アブダクション推論ができる個体がいたとのこと。 この本の内容は、この感想欄でまとめるには深くて広すぎ。ぜひ読むべし。
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