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言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか 中公新書2756
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言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか 中公新書2756

今井むつみ(著者), 秋田喜美(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2023/05/24
JAN 9784121027566

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商品レビュー

4

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2025/11/25

めちゃくちゃ読みやすい。専門用語もまあまあ出てくるが、巧みな例えを使いながら意味を分かりやすく説明してくれるので、最後まで詰まらずに読めた。 前半は、オノマトペと普通の言語、それ以外の事象とを比較しながら、オノマトペの持つ性質や、子供の言語習得にもたらす影響について迫っていく。 ...

めちゃくちゃ読みやすい。専門用語もまあまあ出てくるが、巧みな例えを使いながら意味を分かりやすく説明してくれるので、最後まで詰まらずに読めた。 前半は、オノマトペと普通の言語、それ以外の事象とを比較しながら、オノマトペの持つ性質や、子供の言語習得にもたらす影響について迫っていく。 後半は、アブダクション推論にテーマをおいて、子供の言語習得を促す足掛かりを考えていった。 基礎知識や既存の研究を提示し、新たな問いを立てていく流れがスムーズで、言語学に触れたことがなくても面白かった。

Posted by ブクログ

2025/11/23

一時期各方面で話題になった本著ですが、ブームが過ぎ去ってだいぶしてからなぜか読了しました。。 定義の「周縁部」を突き詰めることで、「コレって結局何なの?」がクリアになる。本著はオノマトペという言語の辺境を探究することを発端に、言語の本質を突き詰めた1冊なのかなと思いました。 終盤...

一時期各方面で話題になった本著ですが、ブームが過ぎ去ってだいぶしてからなぜか読了しました。。 定義の「周縁部」を突き詰めることで、「コレって結局何なの?」がクリアになる。本著はオノマトペという言語の辺境を探究することを発端に、言語の本質を突き詰めた1冊なのかなと思いました。 終盤の人間とチンパンジーの違いを突き詰めていくくだりは、言語の存在が人間の現在の繁栄に大きな影響をもたらした蓋然性が高いのでは…と思わせますが、さてどうなんでしょう。 必要に迫られて英語を習得しようとしている身としては、日本語と英語の違いも気になったポイントでした。 ・英語は動詞でオノマトペをカバーしている。  chatter(ぺちゃくちゃ話す)、whisper(ひそひそ話す)、mumble(ぶつぶつ言う)、scream(キャーキャー言う) ・英語は水もお湯もwaterだが、日本語はwatchもclockも時計。ここに言語と文化の習慣がでる。もっと言うと文化? ただ、良著だと思うのですが、なんとなく今の自分にはフィットしなかった感覚も。単に余裕がなくて本が読めないだけなのかな・・・。

Posted by ブクログ

2025/11/22

2024年の新書大賞作でもある本書は、慶應義塾大学環境情報学部教授と名古屋大学大学院人文学研究科准教授による共著であり、言語はどのように進化してきたのか、人間はいかように言語を理解するのか、について書かれています。 共著といっても、章ごとに別分担で書かれたのではなく、全章共同執...

2024年の新書大賞作でもある本書は、慶應義塾大学環境情報学部教授と名古屋大学大学院人文学研究科准教授による共著であり、言語はどのように進化してきたのか、人間はいかように言語を理解するのか、について書かれています。 共著といっても、章ごとに別分担で書かれたのではなく、全章共同執筆されているのもおもしろいです。 テーマを解き明かす鍵は、帯に書かれているとおりですが「オノマトペ」と「アブダクション推論」。 鈴木孝夫『ことばと文化』においても「ことばによることばの「定義」は、教える人の経験と、教わる人の経験の差、および「定義」をする目的などの条件で千差万別の形をとり得」、やもすると循環論法になりかねないと述べられていましたが、これと同様の内容を指すのが記号接地問題。言語という記号体系が意味を持つためには、基本的な一群のことばの意味はどこかで感覚と接地していなければならないとされています。 この基本的な一群のことばの意味を担うのがオノマトペ。 絵文字や顔文字のような視覚的アイコンと、形容詞などの語の中間に位置し、意味のコアを掴む手助けとなるとされています。 そこから仮説形成を行い、言語を全て丸暗記するまで話し始めることができないのではなく、既存知識から新たなる知識を生み出していくのがアブダクション推論。 赤ちゃんや動物を対象に行った実験も豊富に引用されており、おもしろくも読み応えのある一冊です。

Posted by ブクログ