とわの庭 新潮文庫
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とわの庭 新潮文庫

小川糸(著者)

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とわの庭 新潮文庫

定価 ¥693

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2023/06/26
JAN 9784101383439

とわの庭

¥220

商品レビュー

3.8

167件のお客様レビュー

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2025/02/05

とっても幸せそうなとわの口調と、だんだんと強くなっていくどこか仄暗い陰の部分とがごちゃまぜになったような雰囲気で進んでいく前半。 読み続けられるか…と不安に思いつつ、不思議とページをめくる手が止まらない。が、じっくり読むには耐えられない。複雑な気持ちの中盤。 スズちゃんや、マリさ...

とっても幸せそうなとわの口調と、だんだんと強くなっていくどこか仄暗い陰の部分とがごちゃまぜになったような雰囲気で進んでいく前半。 読み続けられるか…と不安に思いつつ、不思議とページをめくる手が止まらない。が、じっくり読むには耐えられない。複雑な気持ちの中盤。 スズちゃんや、マリさん、ジョイの存在や言葉に救われた気持ちになった後半。 盲目のとわの物語だけど、色や音や香りの表現が素敵で、読んでいると、とわには光が見えていないことを忘れてしまうほど。 小川糸さんの小説、好き。好きなんだけど、読む前に心の準備が必要な作品もあって…たとえば、ライオンのおやつとか。で、この本も同じく心の準備が必要で、かなり長い間積読状態。 読んで良かったと思うけれど、再読にもまた、勇気がいるなぁ…。

Posted by ブクログ

2025/02/05

★3.4 前半重たい分、後半はいいシーンもたくさん。でも、あれだけの年数、社会から孤立していた子が、こんなにも成長できる?!って雑念が最後まで抜けなくて素直に感動できなかった。

Posted by ブクログ

2025/02/04

盲目の少女と母の話。 前半は、2人の幸せな生活が描かれ、あたたかい話だな〜と思っていたら、だんだん不穏な影が、、。 前半があまりにもおとぎ話のようなほっこり感だから、後半にスマホとか出てきてびっくりした。 まじかこれ現代の話なの、相当やばいな、、という、一種の恐怖さえおぼえる。 ...

盲目の少女と母の話。 前半は、2人の幸せな生活が描かれ、あたたかい話だな〜と思っていたら、だんだん不穏な影が、、。 前半があまりにもおとぎ話のようなほっこり感だから、後半にスマホとか出てきてびっくりした。 まじかこれ現代の話なの、相当やばいな、、という、一種の恐怖さえおぼえる。 お母さんの心理がすごく気になった。どういう気持ちで去っていったんだろう。とわちゃんへの愛は確かなものだったはずだけど、離れてからはどういう風に思っていたんだろう、、。 とわちゃん、壮絶な過去がありながら、とても前向きで明るくて素敵な主人公。盲目をハンディと捉えず、他の五感と盲導犬ジョイを頼りに、たくましく生活する姿がとても印象的。 毎日のちょっとした出来事に幸せを見いだして、一生懸命楽しんで生きたいなと思わせてくれる作品だった。 辛いことがあったとき、自分より辛い人を見ると、自分だけじゃないんだ、がんばろうと思える。 ほんとに気分が落ち込んでる人にはちょっとショッキングな内容だからおすすめできないかもしれないけど、辛いときにこの作品のこと、とわちゃんのことを思い出せるといいな。

Posted by ブクログ