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ババヤガの夜 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2023/05/09 |
| JAN | 9784309419657 |

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ババヤガの夜
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商品レビュー
3.9
1016件のお客様レビュー
後半に進むにつれて一文が短くなり、テンポ自体は良くなっていくのだが、その分描写が淡白に感じられる。暴力シーンもエンタメとしては面白いものの、どこか漫画的な「効果音で演出された喧嘩」のようである。暴力を前面に押し出した作風ではあるが、果たしてそれを魅力として受け取った読者はどれほど...
後半に進むにつれて一文が短くなり、テンポ自体は良くなっていくのだが、その分描写が淡白に感じられる。暴力シーンもエンタメとしては面白いものの、どこか漫画的な「効果音で演出された喧嘩」のようである。暴力を前面に押し出した作風ではあるが、果たしてそれを魅力として受け取った読者はどれほどいるのだろうか。 読後感は『流浪の月』や『正欲』を読んだときの余韻に近い。 物語の背後に、著者の個人的な思想や社会への問いかけが隠れている。ジェンダー、LGBT、多様性……。そういったテーマに対して、自らの倫理観を省みることになるのだが、純粋にミステリーを楽しみたいと思っていた身としては、今回はそのような重さを求めていなかった、というのが正直なところ。 逃亡生活において、「女性が男性として生活し続けることは現実的に可能なのだろうか?」とつい考えてしまう。けれど、そう思うこと自体が「偏見」だと指摘されてしまうのかもしれない。そんなふうに常に倫理観を試されているようで、どこか息苦しさを覚えた。ミステリーではあるが、娯楽として楽しむタイプの作品ではない。 また、「ミステリー」として銘打たれているものの、どの要素を指してそう呼んでいるのか掴みきれなかった。芳子の正体にまつわる「どんでん返し」も、ミステリー小説においてはよくあるミスリードの手法であり、特に新鮮味は感じなかった。 さらに、ババヤガという「何者でもない何か」に行き着く展開も、近年の文学作品ではよく見られる。「破壊と創造」がテーマだと言われても、作中ではその二つが並列に置かれているだけで、有機的にリンクしていないように見えた。本作によって一体何が破壊され、読者の中にどのような新しい価値観が芽生えたというのだろうか。 とはいえ、終わり方はとても美しかった。まるで北野武監督のラストシーンのような、潔い終わり方だった。
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面白くて驚いた。一気に読めて、読み終わってすぐニ度読みした。 最初は漫画のような面白さでサクサク読め、終盤、まんまと作者の罠にハマった。そのトリックは私たちの固定観念によるものが大きいけど、日本語、というか名前(漢字)の読み方にも起因していて、ダガー賞をとった翻訳版はどうやって表現したんだろうと気になった、翻訳版も読んでみたい。
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★3.5 暴力シーンは文章から湧き出る臨場感があり、とてもよかった。 ただストーリーの展開が少しありきたりだった印象です。 決してつまらないというレベルではありませんが、特段面白くもなかった。 可もなく不可もなくという感想の一冊です。
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