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時計泥棒と悪人たち
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2023/04/26 |
JAN | 9784065312414 |
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商品レビュー
3.4
27件のお客様レビュー
蓮野の、やる気がないけれど紛れもない探偵役になってしまって、やるしかないので仕方なく推理をして解決していく感じがすごく良い。まだまだ続きを読んでいたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ホームズとワトソンを連想してしまうであろう、 蓮野と井口のコンビ!また相見えるとは… そして常に登場している晴海社長、 今回もしっかり存在感がありました! いくつかの短編が掲載されているようで、 思ったよりも太くて驚いた。 さて、個人的なお気に入りとしては、 1番エンドが印象に強く残っている 『光川丸の妖しい晩餐』である。 いやぁ〜〜〜好き!!!!! 常人では理解し難いであろう動機と行為。 逆に清々しさを覚えては眩暈がするような連続… どんでん返されまくる展開にはいとまがない。 夕木春央先生の描く世界観や、 キャラクターの会話に呼吸、 文の構想や構図から香り立つ雰囲気は大変に心地良く、浸っていたい作品たちばかりである。 読み耽り読み終わる毎に、 もうあと何冊かで著者の作品を 全て読み終えてしまうのか…と なんだか寂しくも思うのであるが、 それと同時に「面白過ぎてとまらん」 とワクワクが止められないのだ! 何人も止めることはできぬのだ…!!! 多分あと2冊ほどで現時点での 出版物は読み終えるかもしれないが、 今からまだ読んでいない夕木春央先生の作品を 楽しみにしているのであった…♬
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夕木さんのデビュー作『絞首商会』の続編となる連作短編ミステリ。登場するのも前作と同じく元泥棒の蓮野と画家の井口のコンビ。この二人が中心となって事件を解決していく6編のミステリになっています。 まず分厚さにちょっと慄き…読もう読もうと思いながら後回しにしていたのですが、一旦読んで...
夕木さんのデビュー作『絞首商会』の続編となる連作短編ミステリ。登場するのも前作と同じく元泥棒の蓮野と画家の井口のコンビ。この二人が中心となって事件を解決していく6編のミステリになっています。 まず分厚さにちょっと慄き…読もう読もうと思いながら後回しにしていたのですが、一旦読んでみると短編集ということもあり読みやすくてあっという間の読めてしまいました。話がバリエーションに富んでいてとても面白かったです。前作は正直少し間延びしていると感じる部分もあったのですが、今作は短編集ということで、謎の重さと物語の長さのバランスがちょうど良く感じました。 一番好きな話は『光川丸の怪しい晩餐』です。 故障して沖に停泊中の光川丸という大型貨物船で成金の広川が友人知人を集めて怪しげな会を開くのですが、広川の元で掃除婦として働く照江は船上で死体を発見します。しかし、人を呼びにいっている間に死体は忽然と姿を消してしまいます。照江は、偶然乗り合わせた蓮野と井口に助けを求め、なんとか犯人を探そうとするのですが、どうやら犯人はこれまで猟奇的な連続殺人を行ってきた殺人鬼らしい───という物語。 犯人には捜査していることがバレないようにしながら、なんとか犯人を突き止めなければいけないというスリリングな展開で面白かったです。ホワイダニットものとしても秀逸。
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