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「傷つきました」戦争 超過敏世代のデスロード
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「傷つきました」戦争 超過敏世代のデスロード

カロリーヌ・フレスト(著者), 堀茂樹(訳者)

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「傷つきました」戦争 超過敏世代のデスロード

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2023/03/22
JAN 9784120056413

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「傷つきました」戦争

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商品レビュー

3.6

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2025/10/12

西洋圏において、文化的マイノリティを守るという名目のもと、マイノリティのアイデンティティを侵害する表現等がないか目を光らせ、引っかかった場合に執拗にその対象者をバッシングし、引きずり下ろすという、この傾向について述べたもの。 この傾向が特に強いのがアメリカの大学生で、タイトルの「...

西洋圏において、文化的マイノリティを守るという名目のもと、マイノリティのアイデンティティを侵害する表現等がないか目を光らせ、引っかかった場合に執拗にその対象者をバッシングし、引きずり下ろすという、この傾向について述べたもの。 この傾向が特に強いのがアメリカの大学生で、タイトルの「傷つきました」はマイノリティが差別発言等を告発する意味もあるが、大学へ講義の撤回等を要求するこの大学生のことも指す。大学側は傷つきやすいこの若者に配慮し、次回の講義の予告をして不愉快な内容だと思えば出席を回避できるよう配慮する等を行っているところもあるという。 多文化主義に対する反発ってなんで起きるのだろうか、既得権益を持っている人かな?と思っていたが、こういう行き過ぎたマジョリティ側へのバッシングに対する反発という意味もあるのかもしれない。と思うと、この人たちは自ら差別を招いているのではないかと…。行き過ぎた主張や活動は一般人をドン引きさせ、理解も支持も得られないというのは考えればわかりそうなものだが…差別をなくすのが目的だと思っていれば。 現に著者が講義中に学生からまさにアイデンティティ至上主義的な抗議を受けた際のことをこの本でも記載しているが、マイノリティの歴史等を少しでも勉強していれば知ってて当然と思しき知識を以て反論したに過ぎないように思える。結局、アイデンティティ至上主義者は機械的にNGワード的なものを検閲し、感情的・脊髄反射的に反応しているだけということがわかった事例だ。要はピュアなんだと思う。だから、考えないし、考えないからこういう反論をいとも簡単に食らって何もできないし、差別をなくすための道筋を考えようともしないのだろう。 もしかすると、日本のXで盛んに発信されている政治的発言のように、承認欲求の手段となっている可能性があるのかなとも思った。 個人的には文化盗用の意味がわかったのはよかった。文化盗用は、一時日本の着物が何かで取り上げられて話題になったことがあったが、なんでそんなことになったのかそのときはわからなかった。支配者階級の、特に白人が主体となった時に問題とする人がいるということ、だから黄色人種である私がよくわからなかったのだということが、この本でわかったのは収穫だった。

Posted by ブクログ

2025/09/26

邦題が良いですね。思わず手に取ってしまいます。 なかなかにショッキングな内容、海外の大学ってこんななっちゃってんの?知らんけど…と飲み込む前に一呼吸。 本書で一貫してキーとなる概念は①「アイデンティティ至上主義の反レイシズム」と②「マイクロアグレッション」と③「セーフスペース」...

邦題が良いですね。思わず手に取ってしまいます。 なかなかにショッキングな内容、海外の大学ってこんななっちゃってんの?知らんけど…と飲み込む前に一呼吸。 本書で一貫してキーとなる概念は①「アイデンティティ至上主義の反レイシズム」と②「マイクロアグレッション」と③「セーフスペース」。 ①は要するに、‘よく知りもしない奴が口出しすんなよ’という事だろうか。あくまで私個人の理解のための例として、コスプレをする人がコスプレをしない人から「あなたのそのコスプレは非常識ですよ、不適切ですよ」と指摘された時に事実として非常識で不適切かどうかはさて置いて‘関係ない癖に語ってくんじゃねえよ。めっちゃ傷ついたわ’と返す感じが似てるのかな。更には「わたしはこの方のことはよく知りませんしコスプレもしませんが、この方がコスプレをしているそのキャラクターのことは好きなので応援したいです」という声に対しても‘うるせえよわたしと関係ねえじゃねえかよ。めっちゃ傷ついたわ’と返す感じが似てるだろうか。察しのつく方ならわかる通り、こんな答え方を続けていれば余程の支持者しか周囲には残らないので、結果的には苦境に陥るだろう。 差別反対、と叫びながら差別している図式。 続いて②については「言葉、態度、日常の環境を媒介とする卑劣な行為。該当するのは短くて陳腐な、意図的な、あるいは意図的でない表現であり、それらは、人種や性的指向やジェンダーに応じて排除や否定の感情を、また、特定の集団や個人に向けて宗教的性格の侮辱や侮蔑を伝達する」(p158)ことであるとコロンビア大学のデラルド・ウィン・スー教授は定めている。つまり、‘わたしが傷ついたと感じたならば、それはもう攻撃なんだよなぁ’ということ。些細かどうかとか文脈や環境がどうこうでなく、今のわたしがどう受け止めたか否か。だから「学生たちと、学生たちのアイデンティティを傷つけないように、いまや教員たちは予めトリガー・ウォーニングを、つまり「お知らせ」を出さなければならない。感じやすい学生たちが不快な思いをする前に、教室から退出できるようにするためだ。」(p160)というステップが必要となる。これ、極端だなと思いきや就職の場面とかで聞く話に近くないだろうか。もちろん悪質な企業があるのは事実。だけども働くにあたって起こり得る全ての事柄を前もって説明しきれるはずなんてないのだ、という当たり前の事をも棚に上げて‘それは聞いていませんね。傷つきました。どうしてくれるんですか’と、就活生・若年就労者という‘弱い立場’をフル活用して食ってかかってくるリスクを雇用者は念頭に置かなければならない。不当な搾取や差別に対して声を上げることは大切であるが、「物事の複合性」(p159)を考えずになんにでもかんにでも遺憾の意を表明すればいいというものでもないだろうに。 ③は「安全で、仲間内だけで集まるその安全な空間の中で、他者性と議論から逃れること」(p7)である。要は‘わたしの意見に合うひとは一緒に戦おう!合わない人はあっちいって、話しかけて来ないで’ということだろうか。「自分の信条やアイデンティティが傷つけられる可能性を排除するのに役立つのである。」(p168)。議論なんてしたくない。対話なんてしたくない。絶対に傷つきたくないの。 じゃあどうすればいいのか、答えは記されている。 「進歩とは、黙るのを学ぶことではなく、よりよく話し合うことを学ぶことだ。」(p206) ‘傷つきやすいんだ’という主張に対して‘何言ってんだこの’、とか‘そうだよねそうだよねうんうんわかるよ’、とか有耶無耶にするのではなくて「よりよく話し合う」という意識と姿勢が何よりも重要だと思う。世の中には白黒では判別できないことが沢山あるしさ。 綺麗事かもしれないが、その考えは頭の片隅に置いておこう。 1刷 2025.9.26

Posted by ブクログ

2024/11/24

このままではそのうちウォークと極右しかいなくなってしまうのではないかと恐れているので、本書やハイト&ルキアノフの『傷つきやすいアメリカの大学生たち』のような本を読むと安心するというか これもある意味「傷つき」の回避と言われればそれまでかもしれないが 「映画も料理も〈DNA〉で評...

このままではそのうちウォークと極右しかいなくなってしまうのではないかと恐れているので、本書やハイト&ルキアノフの『傷つきやすいアメリカの大学生たち』のような本を読むと安心するというか これもある意味「傷つき」の回避と言われればそれまでかもしれないが 「映画も料理も〈DNA〉で評価する」の章が特に面白かった ある映画作品あるいは制作陣やキャストが気に入らないこと(批判すること)と、上映を禁止させるのは違うと(当たり前のことだが)再確認してホッとした。「出自にかかわらずさまざまな役を演じることこそが、つまり、よりいっそう多様な表象によって普遍性を豊かにすることこそが、達成すべき目標なのに。(p. 134)」はまさにその通りだと思った ただイスラモフォビアとまでは言わないが、著者が抱くイスラム文化への警戒心の強さを感じた この点はフランス(あるいは西欧)特有かな?

Posted by ブクログ