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「傷つきました」戦争 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2024/06/03

メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1797583025502617630?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

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2024/01/11

面白くてあっという間に読んでしまった。 英仏の黒人差別や「文化の盗用」論が中心でイメージしづらいところもあるが、ここ数年の世界で左派が負けるメカニズムが示されており、よくバズっている日本の(何ちゃって)フェミニズムの状況を適用して考えればかなり腑に落ちる。 かといって悲観せず...

面白くてあっという間に読んでしまった。 英仏の黒人差別や「文化の盗用」論が中心でイメージしづらいところもあるが、ここ数年の世界で左派が負けるメカニズムが示されており、よくバズっている日本の(何ちゃって)フェミニズムの状況を適用して考えればかなり腑に落ちる。 かといって悲観せず、希望が持てる終わり方になっているのがよかった。 以下メモがてら。 『エスニシティを基準にして発言や想像への権利といった特別待遇を要求することで、人々が種々のカテゴリや、個々のエスニシティに固有の発想方法を維持すると、支配者たちがそれらを用いて自らの偏見を正当化し、被害者面をする。』 その結果、『アイデンティティ至上主義の左派はアイデンティティの右派を勝たせてしまう。発言する自由や創造する自由に至るまで、ありとあらゆる自由を攻撃するあまりに。』

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2023/12/24

本書で紹介されるアイデンティティポリティクスにまつわる出来事は他の類書でも取り上げられている場合が多く、それぞれリベラル界隈ではそれなりに大きな衝撃を与えた事件だったのだろうと思われるが、日本で普通に生活している限りほぼ視界に入っては来ない。 ただそれに似た状況は少しずつ浸透して...

本書で紹介されるアイデンティティポリティクスにまつわる出来事は他の類書でも取り上げられている場合が多く、それぞれリベラル界隈ではそれなりに大きな衝撃を与えた事件だったのだろうと思われるが、日本で普通に生活している限りほぼ視界に入っては来ない。 ただそれに似た状況は少しずつ浸透しており、先日も発売前の書籍が抗議により中止となった。その伝で言えば、本書のタイトルもそれこそ「傷つきました」と抗議される余地がある。実にシャレにもならない状況と言える。 差別やヘイトが社会的害悪であるという共通認識のもとに、一方ではそれらへの抗議に名を借りて他者の口を封じる行為に対しても最大限の注意が必要だろう。我々の社会を構成する価値や事実認識の共有が断ち切られると、分断から崩壊に至る過程は意外と早いように思う。 この手の読み物としては少し翻訳が固いのが残念。

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2023/09/10
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※このレビューにはネタバレを含みます

かつて検閲は保守的で道徳主義的な右派のすることであったが、今日では道徳主義的でアイデンティティ至上主義的な特定の左派が行っている。 文化盗用の定義として、はじめは支配や搾取の要素が含まれていたものの、次第に失われてしまった。 反レイシズムとして、普遍的なものの名において待遇の平等を要求するフランス的なものと、アイデンティティの名において特別待遇を求めるアメリカ的なものがある。後者は、差異への権利として、ステレオタイプをより強固にし、各々のアイデンティティを競争させる。すなわち、アファーマティブアクションの恩恵を優先的に受けるべき一番の犠牲者が誰かを決めるため、マイノリティ同士が喰いあうような事態となってしまっている。 大学はあらゆる人に開かれ、異なる考え方が交流する場所であり続けなければならない。 保守陣営は、特権者たちの支配を復活させるため、単一文化主義に戻るため、好き勝手に言葉を投げつけられるようにするため、ポリコレを批判するため、代案や本当の解決策は、誠実な反レイシストからしか出てこない。

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2023/08/25

被害者至上主義。 日本でも大概酷くなってると思うのだが、その比ではない。 それに人種とか、アホみたいな歴史的事実が絡んでくるから、なお恐ろしいことになっている。厨二が厨二のまま生きていけると思っているのは日本だけではないというか、日本をこうしたい人たち。 誰かが、形を変えた共...

被害者至上主義。 日本でも大概酷くなってると思うのだが、その比ではない。 それに人種とか、アホみたいな歴史的事実が絡んでくるから、なお恐ろしいことになっている。厨二が厨二のまま生きていけると思っているのは日本だけではないというか、日本をこうしたい人たち。 誰かが、形を変えた共産主義者だと言ってたな。 誰もが勝者になりたくて、被害者になる。 一旦ポジションを得れば、無敵モードだ。 左派の大学の現状が、目を覆わんばかりで、どうするんだって感じ。

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2023/06/14

本書はフランス人が書いた物だが、日本の身近な会議でも「傷つく」ことを理由として自分の世界に閉じこもろうとする人に出会い、本書のテーマは世界的な動向だと感じる。

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2023/05/25

Géneration offensée. De la police de la culture à la police de la penséeをこういうキビしいタイトルに訳すというのは出版社のアイディアなのか訳者の先生なのか……とくに「超過敏世代のデスロード」の「デスロード」が...

Géneration offensée. De la police de la culture à la police de la penséeをこういうキビしいタイトルに訳すというのは出版社のアイディアなのか訳者の先生なのか……とくに「超過敏世代のデスロード」の「デスロード」が……まあ訳者の先生だろうな。ははは。なんかしらんけど「デスロード」っていうとあの先生を連想しちゃうのよね。あ、「男たちのデスロード」っていう本出してたんだった。

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2023/06/22
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※このレビューにはネタバレを含みます

「文化盗用を非難する人々」の話。著者は彼らを「審問官」とイジるけど、結構深刻な問題よね。 あらゆる差別に対して鈍感であってはいけないのは勿論だが、極端に敏感過ぎるのも弊害が小さくないとの著者からの警鐘を受け取った。 でも、ヨガとか三つ編みとかにレイシズムを感じるかな…?

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2023/03/17

ジェンダー、人種、肌の色…正しさは“属性で決まる? フェミニストで反差別運動の旗手が、過剰なポリコレの風潮と危険を分析する"

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