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増えるものたちの進化生物学 ちくまプリマー新書423
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2023/04/07 |
JAN | 9784480684462 |
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増えるものたちの進化生物学
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商品レビュー
3.8
18件のお客様レビュー
リチャード・ドーキンス ミームは私たちに生きがいを提供している ミーム;文化、教養と言い換えられるか?
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2024年5月20日読了。生物は何のために生きているのか?→種を増やすため、では人間はなぜ生きるのか?という疑問を、人間という生物がどういう戦略でもってどう進化してきたのか、という進化生物学の観点から説明する本。面白い!世にある生き方指南書などが前提としている「人間は幸せを目指す...
2024年5月20日読了。生物は何のために生きているのか?→種を増やすため、では人間はなぜ生きるのか?という疑問を、人間という生物がどういう戦略でもってどう進化してきたのか、という進化生物学の観点から説明する本。面白い!世にある生き方指南書などが前提としている「人間は幸せを目指すべき」「努力して向上すべき」「よい恋人を得て子孫を増やすべき」などの論点を、人間はなぜそのような存在になったのか?それは定められた必然なのか、変化しうるものなのか?などの観点から非常に納得感のある説明をしてくれる、幸福や性についての悩みにこういう観点からロジカルに説明してくれる本は読んだことがなかったな…なぜか読み終わって元気になれる本。人類という種は生存のために科学を進化させ続ける必要があるが、各個体の幸福・生きる意義はそれと切り分けて考えてよいのだな。
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自分の存在についての悩み「なぜ生きているのか」という問いに対して、「なぜ死にたくないのか」「なぜ他の人とかかわらなければならないのか」「なぜ異性がきになるのか」という観点に分けて、それぞれ進化論の観点で説明している。 特に自分を含め現存の生物は、増えることに注力してきた祖先の末裔...
自分の存在についての悩み「なぜ生きているのか」という問いに対して、「なぜ死にたくないのか」「なぜ他の人とかかわらなければならないのか」「なぜ異性がきになるのか」という観点に分けて、それぞれ進化論の観点で説明している。 特に自分を含め現存の生物は、増えることに注力してきた祖先の末裔であることから、そのための特性が残っていることによるものであることを述べている。 また現在の生き方自体がそれらの特性に合致していないことも説明しており、昔は必要だった特性も、今や今後の社会や科学では必ずしも必要でないことも述べている。 最終章では、それらを含め、著者の考える「生きている理由」を述べているが、まぁ科学者らしく前向きな諦めという感じである。 議論の裏付けとして、事例の数や定量的な情報はあまりないが、その分話の腰を折らないので読みやすいし、その情報自体も特に違和感なかった。 専門的な用語もちょいちょいあって勉強になる。 わかりやすいような表現はしているが不適切に過剰でもなく、初心者にもわかりやすいし、分かる人にしても誤りがあるわけではない。 多少言い切ってしまっている論調はあるが、偏見や極端なメッセージ性があるわけでもなく、読んでて違和感はなかった。
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