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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2023/04/18 |
| JAN | 9784309031019 |

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商品レビュー
4.1
886件のお客様レビュー
癌との闘病を通じて、異国カナダでの生活や医療制度の違いを描くこの作品は、重いテーマながらも軽やかに読み進められます。著者は自身の経験を通じて、心の弱さや自立の大切さを語り、他者とのつながりや支えの重要性を再認識させてくれます。特に、異文化の中での葛藤や成長の過程が、読者に新たな視点を与え、共感を呼び起こします。治療の苦しみや日常の中での小さな喜びを通じて、生命の尊さや生きる力を感じさせる内容であり、自己を見つめ直すきっかけにもなるでしょう。著者のポジティブな姿勢や思考の変化が、読者にも勇気を与え、心に響く一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
心身ともに削られる抗がん剤治療の辛さと、日本・カナダで筆者を支えた人々の優しさが、率直に語られているので、あたたかな感動に包まれる。海外での闘病生活にも関わらず、周囲への感謝を忘れない筆者の前向きさに救われるような気持ちになるし、カナダ人との英語の会話が関西弁変換されているのも可笑しくて、重いテーマのエッセイのはずなのに、楽しく読めた。 メモしておきたい美しい文章(それは困難に立ち向かう満身創痍の時すらも含む)が多かったが、特にこの文章が良かった。 本当に、本当に美しい瞬間は、私だけのものにしたい。誰にも教えたくない。こんなにこの文章を読んで欲しいと願った「あなた」にもだ。 私は、私に起こった美しい瞬間を、私だけのものにして、死にたい。いつかを覗き込んでくれたあなたが、いつか私の訃報をどこかで知るあなたが、そして、私の死に全く関与せずにどこかで生きるあなたが知らない、私だけの美しさを孕んで、私は焼かれるの だ。 だから私の「全て」は、結局、私が決定したものである。 (P. 244) 私のからだは私のものなのだ。それを祝福して生きていきたいと思う。
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様々な媒体で見る西さんが、おしゃべりで元気で、明朗な方に見えることを知っていないと最後まで読めなかったかもしれない。 読んでいて心が苦しくなりすぎるシーンもあったが、これでも読者に届けるために抜粋されているのだろう。 「愛がいつも良き心、美しい精神からきているのに対して、情は必ず...
様々な媒体で見る西さんが、おしゃべりで元気で、明朗な方に見えることを知っていないと最後まで読めなかったかもしれない。 読んでいて心が苦しくなりすぎるシーンもあったが、これでも読者に届けるために抜粋されているのだろう。 「愛がいつも良き心、美しい精神からきているのに対して、情は必ずしも良き心や美しい精神からきているとは限らない。だから情は、それによって状況をさらに悪化させたり、時に人間を醜く見せたりもする。」 日本人は情の精神を持ちがちということを含めて、忘れたくない。 人に対してホットな人間でいたいため、ひとまず慈悲深い人間でいることは心がけたいが、それも良くない情を発揮することもありそうだ。知覚しているだけでも少し違いそうだから、この文章に出会えてよかった。
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タイトル「くもをさがす」 重要な場面で蜘蛛のお告げがあったことに加え、 人生という掴みどころのない雲のようなものと、闘病を経て対峙したこと。いつ吹き飛ばされるか分からない中でも、ふわふわとたゆたう雲のように風に身を任せ身軽に生きること。 そんなイメージが含まれていると推察。(表紙...
タイトル「くもをさがす」 重要な場面で蜘蛛のお告げがあったことに加え、 人生という掴みどころのない雲のようなものと、闘病を経て対峙したこと。いつ吹き飛ばされるか分からない中でも、ふわふわとたゆたう雲のように風に身を任せ身軽に生きること。 そんなイメージが含まれていると推察。(表紙も2種のくも) カナダの医療事情と、関係者のユーモア溢れるあたたかさが印象的。深刻な時こそ、深刻になりすぎないゆとりが、人を救うこともあるのだと知る。 闘病中でありながら、関わってくれた人への感謝を忘れず、自分の美しきも弱きも受け入れ、サバイブした作者の姿に敬意を抱いた。 余談だが、英語のラフな話し方に、関西弁訳が妙にフィットして、リズミカルに読めたのも良かった。
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