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哀惜 ハヤカワ・ミステリ文庫
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哀惜 ハヤカワ・ミステリ文庫

アン・クリーヴス(著者), 高山真由美(訳者)

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哀惜 ハヤカワ・ミステリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2023/03/23
JAN 9784151853012

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商品レビュー

4

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2024/09/22
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アン・クリーヴスの新シリーズ! 「凄く好き」と「星4つ」が同居する不思議。 派手さや尖ったところがないので星4つにせざるを得ない。 けれども脳内にはこの上なくしっくりくる。 シェトランド諸島とは打って変わって今度はイングランド南部のノース・デヴォンのスモールコミュニティが舞台。 マシュー・ヴェンはこの地を担うバーンスタプル署にとってまだ新顔の警部。 かつて家族内の信仰に背を向けたことにより堂々と参列出来ない事情のある父の葬儀。 物悲しさと共に遠目で見やった余韻もままならぬ中、自宅付近の海岸で刺殺体が発見される。 身元を辿っていくと夫のジョナサンが運営するケア・センターとの繋がりが。 被害者の同居人、次いで発生する誘拐事件の被害者、関係者がことごとくケア・センターに通じていく中、ジョナサンの夫であるマシューは利害関係があり過ぎると悩みつつ捜査を指揮していく。。。 そう、マシュー・ヴェンは同性愛者。 これまで同性愛者の登場する物語はそこそこ出会ってきた気がするけど、主人公かつ警部ってのはなかなかない気がする。 なのに自然体。 嫌味やこれみよがしさが全くない。 ジミー・ペレスとはまた違った善良さ、生真面目さも持ち合わせていて好き。 松恋さんの解説によればあと2作程は邦訳待ちになりそうで待ち遠しい! Wikipediaによれば、御年69歳の著者。 凄いなー。

Posted by ブクログ

2024/08/02
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海沿いの街でおきた殺人事件、その一つの事件に対し冗長とも思える、周りの人々のひとりひとりの人物紹介に加え、施設の意義、案内を含め生まれつきの病気を持つ女性たちのことも丁寧に。尚且つ受け持つ警察の人たちの過去や現在抱えている悩みや状況まで。 丁寧すぎると言えばそれまでだけどようやく解決させるまでの長かったこと。 この作家さんの前のシリーズと共通するのはその丁寧さで読者の感情移入までさせてくれて、理詰めに緻密に事件を解決する整った感。読む人を選ぶのかもしれない。私は嫌いじゃないけれど。 このシリーズの警部は配偶者に対してかつてない愛情の深さを示してくれてその点でも、作家さんの本を書く丁寧さが伝わってきて、いろんな意味で好感が持てる。

Posted by ブクログ

2024/05/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

静かに読了。後半は一気に読み進めた。地図がついていたので参照しながら読んだ。殺されたサイモンの過去やもう一つのフラットの存在が明らかになるに連れ登場人物の輪郭がはっきりしていった。デニスの後ろに従っていたグレイスが実行犯だなんて驚いた。金のためじゃなく名誉のためとは新しい動機だと想った。

Posted by ブクログ

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