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植物少女
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2023/01/10 |
JAN | 9784022518842 |
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植物少女
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商品レビュー
3.8
57件のお客様レビュー
自分が、夫が、家族が植物人間になってしまったら?という、考えたこともないようなことを考えさせられました。死については考えたことがあっても、植物人間になる想像はなかなかできません。 生まれた時から植物状態の母があたりまえの状況の娘。そんな母と共に生きる家族のお話です。 なか...
自分が、夫が、家族が植物人間になってしまったら?という、考えたこともないようなことを考えさせられました。死については考えたことがあっても、植物人間になる想像はなかなかできません。 生まれた時から植物状態の母があたりまえの状況の娘。そんな母と共に生きる家族のお話です。 なかなか受け入れることができない父や祖母でしたが、死を間近に祖母が、病室のみんなに立派だと声をかけたシーンは胸を打たれました。 吉田さんは、長年あの病棟にいて何を思ったのだろう。言葉を飲み込んでしまったので私にはわからなかった。 主人公は、どんな人だったのかと聞かれて戸惑っていたけれど、自分の娘にどう説明しようかと考えていて、手をつなぐのが上手な人と思い至ったところが素敵だと思いました。 私も、息子の手を引っ張ってしまうし祖母の手とと同じだな、と。 読み手の問題であるとはわかりつつも、病院のセキュリティ大丈夫なのかとか、なんでこんな行動を?と邪念がでてきてしまったのが残念でした。 時々、知らないうちに時が経っていたり、誰のセリフかわからないようなこともあって戸惑いました。 続編はないでしょうが、母の死後、父親が交際相手とどうなったのか、主人公がどんな人生を歩んだのか、が気になりました。
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植物状態の母に対する主人公の心情にそっと寄り添うような文章で、主人公と一緒に病室を訪れているような気分だった。物心ついた時には母が植物状態だった主人公と、元気でいたころを知っている父や祖母とで、母に対する感覚が違う描写になるほど、と思った。
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死と向き合う作品は多く読んできたが、生と向き合う数少ない作品だと率直に感じた。植物人間という状態に向き合いながら、生きることはなにかを我々にといかけてくれる。空っぽになってもそこには 生命があり、幸せが存在する。当たり前の価値観とはなにかを再認識した作品です。
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