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荒地の家族
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2023/01/19 |
| JAN | 9784103541127 |

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商品レビュー
3.5
174件のお客様レビュー
東日本大震災後を生きる者たちの姿形
東日本大震災に見舞われてから10年余を経過し、物理的には一定の復旧・復興を遂げた被災地を舞台に、生き残った主人公のその後の生き様を軸として、家族や主人公を取り巻く人々それぞれの人間模様を、フィクションとは思えない透徹した筆致でリアルに描き出す。甚大な「災厄」を体験し、身近な者たち...
東日本大震災に見舞われてから10年余を経過し、物理的には一定の復旧・復興を遂げた被災地を舞台に、生き残った主人公のその後の生き様を軸として、家族や主人公を取り巻く人々それぞれの人間模様を、フィクションとは思えない透徹した筆致でリアルに描き出す。甚大な「災厄」を体験し、身近な者たちの死に直面しながら、その後のただでさえ厳しい現実社会を生きる運命を背負った者たち。彼らにつきまとい離れない底知れぬ不安や恐怖、払拭しきれない後悔や苦悩、こみ上げる自責的・自罰的な感情や葛藤などが、心身の不調や崩壊という具象的な姿形となって読者の眼前に厳然と提示されつつ、物語は重苦しく展開していく。最後の章では、幻影か現実世界かはっきりしないが、自然の持つ脅威や弛みない生命力が改めて描かれるとともに、主人公がそんな自然や家族らと共に生き抜いていくという決意と覚悟が読み取れ、一瞬救われたような気持ちになるが、ラストシーンは、主人公があがきながら生きてきたこれまでの道のりの厳しさと人間の日常の営みを象徴していて、切なさが胸に迫る。2022年下半期第168回芥川賞受賞作品である。
fugyogyo
随所に描かれている災厄の記憶に、自然の力に対する不安や無力感を感じた。 一方、それでも日々の生活を精一杯生きている祐治に力強さを感じた。
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『この世の喜びよ』よりかは読みやすかった。 震災によって変化した家族の話。祐司と明夫近辺の家族がいっぱい出てきて、特に男性のキャラクターを把握する(名前と続柄の一致)のには少し苦労した。また、時系列も今いつ?となったりもした。 明夫の最期が苦しいなぁ。 選評には結構納得できる!
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