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ぼくは戦争は大きらい 新装版 やなせたかしの平和への思い
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ぼくは戦争は大きらい 新装版 やなせたかしの平和への思い

やなせたかし(著者)

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ぼくは戦争は大きらい 新装版 やなせたかしの平和への思い

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館クリエイティブ/小学館
発売年月日 2022/12/08
JAN 9784778035280

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商品レビュー

4.4

8件のお客様レビュー

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2025/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「戦争を語る人がいなくなることで、日本が戦争をしたという記憶が、だんだん忘れ去られようとしています。人間は、過去を忘れてしまうと同じ失敗を繰り返す生き物です。」 やなせさんが戦争時代を生き抜くことができたのは、偶然の重なりだったということが分かりました。親族がいないことで高知ではではなく小倉に入隊した、居眠りがばれて降格した、などの偶然から激戦地を免れたようです。 派遣された中国では紙芝居で村を回ったり、自作のお芝居を上演したりと、やなせさんらしい前向きな生き方が感じられました。アンパンマンが自分の顔を食べさせてあげるのは戦時中の空腹の辛さがあったからとのことです。 「ぼくが『アンパンマン』の中で描こうとしたのは、分け与えることで飢えはなくせるということと、嫌な相手とでも一緒に暮らすことはできるということです。」 アンパンマンとばいきんまんは、食べ物とばい菌なので仲良くはできないが、共存している。嫌なものはやっつけてしまおうと無菌にすると、人間の抵抗力がなくなってしまうとのこと。なるほどと思いました。

Posted by ブクログ

2025/09/03

 やなせたかしさんの戦争体験。  中国福州にいるときは紙芝居で現地の人たちと仲良くなり、日本と中国が戦争している雰囲気でなかったとか、上海の朱渓鎮では日本軍が蒋介石や馬賊や匪賊から店や町の人を守ったとか。  また軍隊には聖人君主のような人やひどく堕落した人もいる。陸軍幼年学校から...

 やなせたかしさんの戦争体験。  中国福州にいるときは紙芝居で現地の人たちと仲良くなり、日本と中国が戦争している雰囲気でなかったとか、上海の朱渓鎮では日本軍が蒋介石や馬賊や匪賊から店や町の人を守ったとか。  また軍隊には聖人君主のような人やひどく堕落した人もいる。陸軍幼年学校から陸軍大学日本に進んで無菌状態で育てられた人が悪いのです。特に参謀がダメだったと。  戦争が終わると軍紀が乱れメッキがはぎれてくる。ヤクザがいっぱいいたとか。  日本への帰国後連絡船で下関から宇野経由で四国に渡るのだが途中広島のすがたを見て新型爆弾の恐ろしさを目の当たりにしたとか。  体験者だけが話せる内容。 戦争の悲惨さを表しているのだが、少しほのぼのとさせるところもある。戦後80年が経ち戦争体験者が少なくなっている。リアルな体験記である。  読みやすく子供にも読ませたい本である。

Posted by ブクログ

2025/08/19

文章もつくりも読みやすい。理不尽な悲惨なことも飄々とした語り口で辛くなりすぎずに読めた。小さい頃に親しんだ優しい世界のアンパンマンが、戦争をきっかけに生まれていたことに驚いた。 本で語られたこと以上に、偶然が重なって生き延びたやなせたかし先生がアンパンマンを描いたように、戦争で亡...

文章もつくりも読みやすい。理不尽な悲惨なことも飄々とした語り口で辛くなりすぎずに読めた。小さい頃に親しんだ優しい世界のアンパンマンが、戦争をきっかけに生まれていたことに驚いた。 本で語られたこと以上に、偶然が重なって生き延びたやなせたかし先生がアンパンマンを描いたように、戦争で亡くなった人たちが生きていたら後世に残る作品を作っていたかもしれないということを強く考えさせられた。

Posted by ブクログ