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ある行旅死亡人の物語
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 毎日新聞出版 |
発売年月日 | 2022/11/29 |
JAN | 9784620327587 |
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商品レビュー
3.9
197件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
毎日ニュースで消費され続ける人の死。そんな死の一つ一つが当然のことながら、しっかりと重量を持ったものであると再認識させられる。 大きな謎は結局謎のままだったけれど、どんな些細なことも見逃さず、緻密に丹念に事実を積み重ね、警察も探偵も見出せなかった千津子さんの素性に辿りつくまでの過程には、記者魂を感じるとともに、一緒に辿っているような臨場感と緊張感を味わった。 社会から隔絶した生活を送っていた田中千津子さんが残していた「沖宗」という印鑑(「田中」では無理だったに違いない)、専売公社の博物館に、なぜか一冊だけ残された定期昇給内申書の束に見つけた「沖宗千津子」の名、同級生の川岡さんがインタビュー後まもなく亡くなったことなど、何か見えない不思議な力が援護しているかのごとき印象。狭いアパートで一人なくなった孤独な老女の姿と、親戚や姉妹、同僚が語る若かりし頃の千津子さんの姿が代わる代わる浮かんでは、自分の今後に思いを馳せ切ない気分にさせられる。
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おもしろかった。 結末がどうなるのか、ドキドキしながら読んだ。 記者の一つ一つの可能性や疑問を確認して潰していくマメさに、感服した。 情報の得られる人との出会いが有ったのは、記者の持つ雰囲気や人柄もあったのかなと思った。 謎は残っているが、身元が分かったのは良かった。
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全ての謎が解き明かされず、読み終わった直後はモヤモヤした気分になった。けれども、時が立つにつれてこれがリアルか、という実感が徐々に湧いてきた。 女性の人生に何があったか分からないけれど、社会との縁を切ってからもずっと姪や甥の写真を持ち続けていたことから、家族に対しての思いがあった...
全ての謎が解き明かされず、読み終わった直後はモヤモヤした気分になった。けれども、時が立つにつれてこれがリアルか、という実感が徐々に湧いてきた。 女性の人生に何があったか分からないけれど、社会との縁を切ってからもずっと姪や甥の写真を持ち続けていたことから、家族に対しての思いがあったのではないだろうか。記者さんが丁寧に取材し身元が判明できたお陰で、女性は家族の元に帰ることができて良かったと思う。 行旅死亡人という言葉は初めて知った。年間に600人〜700人もが公表されているということも。やはり、なんだか寂しい。社会としてはこいう人が少しでも少なくなる世の中になることを願っている。
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