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ある行旅死亡人の物語
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ある行旅死亡人の物語

武田惇志(著者), 伊藤亜衣(著者)

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ある行旅死亡人の物語

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 毎日新聞出版
発売年月日 2022/11/29
JAN 9784620327587

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商品レビュー

3.8

362件のお客様レビュー

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2025/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても面白かった。 小説ではなく記事の加筆修正をまとめた"実話"だということがとても信じられなく、1人の人間の生と死とを実感することが出来た。本書にも似たような事が綴られていたが、駅や街ですれ違う人ひとりひとりにその人だけの人生があり関わりを持つ大勢の人がいるということが身に染みた。普段意識することができてないないが自分は今どのような人に支えられ、どのような人と関係を持っていて、それは今後どのように変化していくのかを考えさせられた。 千津子さんの晩年の生活や大金の謎、男性との関係など不可解な点は多く残されたが、最初は名前が本当かすら不明であった女性の出生から家族構成など多くのことが明らかになったことには、記者の執念、熱量はもちろんのこと取材を受け入れてくれた人たちとの巡り合わせや時期的な奇跡もあり、とてもフィクションのような事実だった。この一連の出来事がたったの4年前に行われていたのはとても信じられないし、身近な所にも謎がある、人は人完全に断絶して生きていくことは出来ないのだなと思った。 とても良い本だったや。(2025/12/21 21:34:57)

Posted by ブクログ

2025/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

謎を追うことにグイグイ引き込まれていくが、初めは陰謀的な話かと思いきや、だんだんと人の人情や哀愁で物悲しく切なくなる作品だった。 ぬいぐるみを子供の様に大切にしている事がわかる実際の写真に、胸が苦しくなった。 彼女の人生の謎は本当の事は結局はわからないが、不幸せか幸せかは、他人が判断することは出来ない。 考えさせられる本だった。

Posted by ブクログ

2025/12/15

人を追っていくという意味では面白かった。本人の身元が分かり、遺族にきちんとつながった探偵的な動きも非常の面白かった。だが、当の本人がなぜこのような人生の終わり方をしたのかがさっぱり見えてこず、もやもやっとした。

Posted by ブクログ