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怪談小説という名の小説怪談
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2022/06/30 |
JAN | 9784103546412 |
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商品レビュー
3.9
49件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小説としての怪談集。 「高速怪談」 高速道路を運転しながらの怪談談義。よかった。 「笛を吹く家」 ハーメルンの笛吹男伝説と絡めた駄洒落のよう。叙述トリックにまんまと引っかかった。これが本書で一番よかった。 「苦々陀の仮面」 断片情報をつなぎ合わせて真相に迫っていくタイプの話。オチがはっきりしないのでいまいち。 「こうとげい」 一番気持ち悪かった。閉鎖的な村社会、変な儀式、教えてくれるけど詳しくは話してくれない善良な救助者、得体の知れない神様などフォークホラーは読んでいてわくわくする。 「うらみせんせい」 叙述トリックその二、なんだろうけど、じゃあ誰がこれを書いたのってなってしまうオチなので微妙。 「涸れ井戸の声」 牛の首、鮫島事件、みたいな話。オチの予想がついてしまうけど展開がいいので楽しく読めた。 「怪談怪談」 断片情報をつなぎ合わせて真相に迫る、さらには謎解き要素も。でも真相は曖昧なまま。 「怖い本を書いたり、怖い映画とか写真ととったりするのは、怖いのを乗り越えたりするためかもしれないと思った」。なるほど。 もう一つの理由って何だったんだろう。いつまでも覚えておくため、とか?
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一気読み。こんな酷暑の夏にぴったりの、体感温度が下がりそうな怖い話が7編収録されてます。 私が怖かったのは最初の2編。「高速怪談」「笛を吹く家」。 私が読んだ澤村伊智さんの作品の中では、切れ味も良くいちばん好きです。
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ラストで衝撃を受ける、ホラー短編集 どれも怖かった… 「涸れ井戸の声」、一体どういう話なんだろう…読んでみたいような、やめておきたいような 「こうとげい」はその後、村がどうなってしまったのか気になる
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