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伊豆の踊子 新版 新潮文庫

川端康成(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2022/06/24
JAN 9784101002453

伊豆の踊子 新版

¥220

商品レビュー

3.6

13件のお客様レビュー

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2024/04/22

川端の『山の音』で卒論を書いた大学の友人が「禽獣」がいいよ、と言っていたから手に取った1冊。普通は「伊豆の踊り子」をお目当てにこの本を購入するのかもしれないけど、私はそうではなかった。「伊豆の踊り子」はとても有名だから読めてよかった。ただ、また人生を重ねてから読みたいと思った。「...

川端の『山の音』で卒論を書いた大学の友人が「禽獣」がいいよ、と言っていたから手に取った1冊。普通は「伊豆の踊り子」をお目当てにこの本を購入するのかもしれないけど、私はそうではなかった。「伊豆の踊り子」はとても有名だから読めてよかった。ただ、また人生を重ねてから読みたいと思った。「禽獣」は確かに友人が好きそうな話だったけど、私は「抒情歌」が1番好きだった。短編がいくつも入っていると好みが分かれるからおもしろい。とりわけ川端は、いろいろ読んでいくと「これどっちも同じひとが書いてるの?」と思うことが、わりとあるような気がする。

Posted by ブクログ

2024/02/29

「『いい人ね』『それはそう、いい人らしい』『ほんとにいい人ね。いい人はいいね。』」 「私自身にも自分をいい人だと素直に感じることが出来た。」 実際、素直になるってなかなか難しい… 素直になれたから、最後の「甘い快さ」というものを感じられたのだと思う

Posted by ブクログ

2024/01/22

「物乞い旅芸人村に入るべからず」の立札は、お前が肯定されたのは、有り難がってた世間一般の意味ではなかったんだよ、と台無しにするかのように言ってくる。 そのせいで、「私」が嬉しかった気持ちは無かったことになっちゃうのか? 違ってほしい。嬉しかったのは、世間一般から肯定されたから...

「物乞い旅芸人村に入るべからず」の立札は、お前が肯定されたのは、有り難がってた世間一般の意味ではなかったんだよ、と台無しにするかのように言ってくる。 そのせいで、「私」が嬉しかった気持ちは無かったことになっちゃうのか? 違ってほしい。嬉しかったのは、世間一般から肯定されたからじゃなくて、自分が大切だと思った人が肯定してくれたからだ。 東京に帰った「私」が、それを胸に生きていってくれたら良いなと思う。 重松清さんによる解説の「肯定」という表現が泣けてしまったので、使いました。

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