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家で死のう! 緩和ケア医による「死に方」の教科書
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家で死のう! 緩和ケア医による「死に方」の教科書

萬田緑平(著者)

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家で死のう! 緩和ケア医による「死に方」の教科書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 三五館シンシャ/フォレスト出版
発売年月日 2022/06/22
JAN 9784866809243

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商品レビュー

4.3

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2024/07/03

死なせないことを美徳とする日本人の死生観に疑問を呈する、緩和ケア医の在宅医療の現状が紹介されている。 病院で死ぬとなぜ苦しいのは、体力の限界まで「生きさせられる」から苦しい、「良く生きて良く死ぬ」ための選択として家で生き抜くということを知ってほしいと在宅緩和ケアの穏やかな死を迎え...

死なせないことを美徳とする日本人の死生観に疑問を呈する、緩和ケア医の在宅医療の現状が紹介されている。 病院で死ぬとなぜ苦しいのは、体力の限界まで「生きさせられる」から苦しい、「良く生きて良く死ぬ」ための選択として家で生き抜くということを知ってほしいと在宅緩和ケアの穏やかな死を迎えた方々の人生の物語が紹介されている。 脳が体より先に老化するのが認知症、認知症は延命至上主義により作られた状態、死とは老化のゴールであるとし、具体的なプロセスが示され、医療にできること、できるはずのないことについても触れている。死の末期にがんばれと声かけることが多い中、「本人の好きなように」が大きな方針で、患者さんが家で、つらくなく、自分らしく生活するのをお手伝いする仕事である、治療するよりも、生きることを上手に支えてあげた方がむしろ長く生きられるという看取りの場面を見守る著者の眼差しがあたたかい。 人は自分の死期がわかる、死を受け入れた人間は大切な人たちにさよなら、ありがとうのあいさつをするのだ、心の状態を最高にする言葉「ありがとう」は残された人をも癒してくれるという。患者さんが元気なうちに、きちんと今までありがとう、大好きです、感謝しています、と伝えてくださいと家族や知人につたえているとのこと、私も今から実践していきたい。

Posted by ブクログ

2022/10/12

書店でふと見かけて気になったもの。論旨はごもっともと思うけど、方向は違えど、やっぱりパターナリズムが見え隠れするな、っていう思いはぬぐえず。考え方が食い違う人は来てくれなくてもいいというスタンスだから、必然的に成功例ばかりが残る、っていう側面がある。そのあたりを差し引いても、終末...

書店でふと見かけて気になったもの。論旨はごもっともと思うけど、方向は違えど、やっぱりパターナリズムが見え隠れするな、っていう思いはぬぐえず。考え方が食い違う人は来てくれなくてもいいというスタンスだから、必然的に成功例ばかりが残る、っていう側面がある。そのあたりを差し引いても、終末期についての議論は、このくらい踏み込んでなされるべきだという考えは持つ。

Posted by ブクログ

2022/09/30

やっぱりそうか。そうだよな、医療が悪とは言わないけど、本人の意思、気持ちがおいてけぼりなことは多々あると思う。在宅で死ぬことが正解とかじゃなく、自分がどう生き、どう死にたいか。どうありたいか。シンプルなはずなんだ。

Posted by ブクログ

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