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営繕かるかや怪異譚(その弐) 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2022/06/10 |
| JAN | 9784041124406 |

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営繕かるかや怪異譚(その弐)
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営繕かるかや怪異譚(その弐)
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商品レビュー
4.1
111件のお客様レビュー
多様な怪異が織りなす物語が魅力の短編集で、読者はそれぞれのエピソードに引き込まれます。特に「芙蓉忌」では、隣家の女性に魅了される貴樹の姿が描かれ、共感を呼び起こします。「関守」では不穏な雰囲気が漂い、「まつとし聞かば」では亡き猫が登場し、切ない感情が喚起されます。さらに、「魂やどりて」では物に宿る名前の重要性が語られ、「水の声」では過去の影が鏡を通じて迫ってきます。「まさくに」では屋根裏での不思議な遭遇が描かれ、心に残る印象を与えます。シリーズ第2弾となる本作では、霊感ゼロの営繕屋が怪異と向き合い、解決策を模索する姿が多くの読者に共感され、楽しさと恐怖が絶妙に融合しています。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
家の修繕によって、 人と怪異に折り合いをつける 芙蓉忌 関守 まつとし聞かば 魂やどりて 水の声 まさくに
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小野不由美さん著者、『営繕かるかや怪異譚 その弐』。 住まいにまつわる怪異に向き合う営繕屋・尾端を描いた『営繕かるかや怪異譚』の第二作。古い家や町並みに残された記憶と、そこに宿る怪異を描いた全6篇の怪談短編。 【あらすじ】 古い町屋や民家など、さまざまな住まいを舞台に、そこに...
小野不由美さん著者、『営繕かるかや怪異譚 その弐』。 住まいにまつわる怪異に向き合う営繕屋・尾端を描いた『営繕かるかや怪異譚』の第二作。古い家や町並みに残された記憶と、そこに宿る怪異を描いた全6篇の怪談短編。 【あらすじ】 古い町屋や民家など、さまざまな住まいを舞台に、そこに暮らす人々が不可解な現象に遭遇する。死者の気配や人影、童謡、声、異臭など、日常の中に現れる怪異には、それぞれの家やそこに暮らしてきた人々の過去が深く関わっていた。 恐怖だけではなく、住まいに残された人々の記憶や思いにも焦点を当て、怪異と向き合うことでその背景にある物語を描く。 【感想】 前作と比べて、直接的な怪異の恐ろしさがより強く描かれている点が印象に残る。一方で、恐ろしい怪異が必ずしも恐ろしい結末へ向かうわけではなく、背景にある人の思いや過去によって、悲しさや柔らかな印象へと変わっていく。怪異の捉え方にも幅があり、読者に多様な解釈を委ねる余韻が魅力的な作品。 その中でも「まつとしきかば」では、誰かを想う気持ちそのものが怪異を生み出す一方で、本来あるべき時を引き止めてしまうことで、それが悪異へと変化してしまうようにも感じられた。死を受け入れることで止まっていた時間が動き出し、結果として良い方向へ向かう展開にも捉えられる一方、そこに存在していたものが本当に主人公の想いから生まれた存在だったのか、それとも悪意から生まれた存在だったのか。その答えが明確に示されないからこそ、別の選択をしていた場合に待ち受けていたかもしれない結末を想像し、恐怖を感じた。 怪異の恐ろしさだけではなく、「死との向き合い方」にまで思いを巡らせることのできる、「心」を焦点に捉えた一編として紹介したい。 怪異の捉え方によって異なる解釈が生まれる魅力を味わえたからこそ、次回作ではどのようなテーマを持った怪異が描かれるのか、3作目への期待が高まる。人の思いが交差する物語と、直接的な恐怖が思いがけない結末へと変化していく展開に驚きも感じられる作品として、おすすめしたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
住居に紐づく怪異を営繕屋・尾端が紐解く。「芙蓉忌」「関守」「まつとし聞かば」「魂やどりて」「水の声」「まさくに」6作収録の短編集。 透明感のある上質なタッチはそのまま。 前作同様、情緒溢れる瑞々しい文章。空気が凪いだ下町の雰囲気がすぐそこに広がっていく。派手さはないのに退屈させない、奥ゆかしい日本の良さを感じた。 営繕屋の線引きってどこなんだろう。 祓わずに反らす、弱めるという印象を受けた前作。祓い屋との違いが明確に描かれていて、好感を持っていた。二作目である本作では、怪異を紐解く探偵のような印象を受け、前作とは少し毛色が違うように感じた。私は、少しやりすぎに感じた。怪異と折り合いをつけられるよう手助けするという方が営繕かるかやらしさだと思うし、そこが他作品と差別化されていて良かったのに、と少し残念に思った。「水の声」は、ちょっとミステリィに寄っている感じがした。 「魂やどりて」が気に障った。 育のするリフォームは、私は悪くないと思う。材料として古道具屋古着を買って使うことのなにが悪いのか。購入して使っているのだから、文句を言われる筋合いなどないと思う。でしゃばりな幽霊だなと憤慨しきりである。 罰当たりかどうかは他人には関係ない。だって罰があたるのは本人なんだし。神社の御札で尻を拭こうが、誰にも見られていなければ良いと思う(変わったやつだとは思うが)。それを知って不快感を覚えさせてしまって初めていけないことなのではないかと思うのだ。育が津軽こぎんを切って布巾にしたっていいじゃないか。勝手に湧いてきてごちゃごちゃ言わないでほしいと育に同情した。 3作目でも作風が変わるのだろうか。 かるかやが行う営繕作業が薄かった本作。三作目がどのような球筋なのか予想することは現時点では難しい。しかし、さくさくとスナック感覚で読み進められるので、重い読書に疲れた時に適宜挟んでいきたいと思う。
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