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俺ではない炎上
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俺ではない炎上

浅倉秋成(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2022/05/19
JAN 9784575245196

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商品レビュー

4

764件のお客様レビュー

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2026/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この手のトリックの話は読み慣れてなく、完全に騙された!! ちょこちょこ違和感は残ってるけれど、上手い。

Posted by ブクログ

2026/10/01

Twitterで身に覚えのない殺人事件の犯人に仕立て上げられた主人公泰介が、逃亡しながら冤罪を晴らそうとする物語。 ネット上で面白おかしく炎上に加わる人たちの文体がいちいち既視感があって、リアリティがありました。無責任に騒ぎ立てるYoutuberとかネット民のいわゆるネットリンチ...

Twitterで身に覚えのない殺人事件の犯人に仕立て上げられた主人公泰介が、逃亡しながら冤罪を晴らそうとする物語。 ネット上で面白おかしく炎上に加わる人たちの文体がいちいち既視感があって、リアリティがありました。無責任に騒ぎ立てるYoutuberとかネット民のいわゆるネットリンチみたいなもの、少し前にも社会問題になってましたね。これの恐ろしいところは、やっている本人たちの罪の意識が軽い、あるいは罪の意識を感じにくいシステムになっているということです。みんながやってるから、注目を集められるから、面白半分などなど。そんな集団心理の恐ろしさをまざまざと見せつけられました。 泰介にしてもただただ可哀そうな人物として描かれているわけではなく、それなりに周囲に恨まれていたのもまたこの作品の特徴的な所で、誰が正しい/間違っているという風に言い切れないところに、単なる冤罪物語に終わらない味わいがありました。 泰介はそれまで全く気付かなかった自身の悪評が事件を通してあらわになり、内省を促されることになります。人って普段面と向かって悪口をなかなか言わないじゃないですか。だから本人は気づかないところで恨みを買っていたり、傷つけていたり、悪口を言われていたりなんてことは往々にしてあります。人は自分の言動の意図を内側から知っていますが、他人が観察できるのは実際に表れた言動だけです。この情報の非対称性があるため、自己評価と他者評価にはどうしてもずれが生じます。そこに気づかずにふとした拍子に手のひら返しを食らう泰介の姿を目の当たりにし、明日は我が身の様に思えてしまってぞわぞわしました。 また泰介が追い詰められて身にまとっていた鎧を一枚一枚はがされていくときの精神状態の変化がリアルで、冤罪で自白してしまったり自害を選ぶ人の心境ってこういうものかもしれないなと思ったり。泰介の人間描写もこの作品の醍醐味ですね。 全編を通して語られる「自分は悪くない」と本気で考える人たち。それもそのはずみんな自分を悪人だと思いたくないものです。 そのため誰かを攻撃したときにも、「相手が先に悪いことをした」「みんなもそう言っている」「自分は事実を伝えただけ」といった説明をつけることがあります。こうして自分の行為を正当化できれば、相手が受けた被害を考えずに済みます。そんな風に責任逃れをする前に本当にそうかと一度立ち止まってみてはどうかと問いかけられているような感じがしました。自分も仕事で問題(バグ)が見つかった時、つい自分のせいじゃない根拠を探すように思考が働くことがあります。でもよくよく調べていくと自分が作ったところが巡り巡って問題につながっているなんてことがあるんですよね。 ここで自分の面目を守ることよりも、事実を受け入れて問題解決や再発防止に取り組めるかどうかで結果的に信頼につながったり、自己肯定感を上げてくれたりすることが実感としてあるので、立ち止まって冷静に考える事の重要性は痛いほどわかりました。 事件の真相については、自分が嫌いな叙述トリックが使われているので、少しもやもやが残ってしまいましたが、手に汗握る展開や人間心理に勉強になる部分もあり、とても満足する物語でした。

Posted by ブクログ

2026/09/27

2026年27冊目 見事でした、、!! 「十角館の殺人」や「殺戮に至る病」を思い出させるような小説じゃないでしょうか。 (他の方のコメント読んで、イニシエーションラブも思い出される作品の一つですね) 本当によく出来た小説で、完全にトリックにハマっていました。 六人の嘘つきな大...

2026年27冊目 見事でした、、!! 「十角館の殺人」や「殺戮に至る病」を思い出させるような小説じゃないでしょうか。 (他の方のコメント読んで、イニシエーションラブも思い出される作品の一つですね) 本当によく出来た小説で、完全にトリックにハマっていました。 六人の嘘つきな大学生を読み、これがとても面白く、浅倉秋成先生のことを知りました。 妻も同じく面白いと言って、俺ではない炎上を読んでみたいとのことで購入することになりました。 正直、最初はあまり期待していませんでした。 というのも、個人的に冤罪系の小説(何も悪くない人が疑われて、酷い目に遭うような物語)は好みじゃなかったです。確かしらゆき姫殺人事件?を読んだ時に、このような気持ちになったような。。。。 小説を読んでみると、主人公可哀想だな…と感じつつ、次はどうなるんだろと先が気になってしまい、一気読みしてしまいました。 また、ページ数もそんなに多くなく、複数の視点から物語が描かれており、最後まで飽きずに読むことができました。 何より最後のどんでん返し…。終盤のとある一文を読んだ時に、え?となって思わず読み返してしまいました。そして思い返せば至る所に違和感が… 「葉桜の季節にきみを想うということ」という小説がありますが、個人的にあの小説は、“こんなの読者を騙そうとする気が満々で、騙されて当然、こんなの分からない”といったアンフェアな感じがしましたが、俺ではない炎上は、割とフェアな感じがしました。 とても面白く、楽しむことができました。 ありがとうございました。

Posted by ブクログ

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