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パンとサーカス
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パンとサーカス

島田雅彦(著者)

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パンとサーカス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2022/03/24
JAN 9784065268742

パンとサーカス

¥550

商品レビュー

4.1

32件のお客様レビュー

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2025/11/23

This is a remarkably well-crafted political novel. It captures the current state of Japan with surprising accuracy, and the amount of detail...

This is a remarkably well-crafted political novel. It captures the current state of Japan with surprising accuracy, and the amount of detail packed into the story is genuinely impressive. Of course, there are plenty of fictional elements, but they all feel realistic enough to make the whole world believable. Among works of this kind, this was definitely the most engaging and enjoyable one I’ve read. ○日本は歴史上、外圧に屈した経験が少なくとも5回。白村江の戦い、元寇、キリスト教の伝来、黒船来航、アジア・太平洋戦争。これらは日本の統治システムを根本から変えるきっかけとなったが、逆に外圧がなければ何も変わらず停滞し、腐敗する。 ○限られた少数派の利益に奉仕する政権を、利益に与れない多数派が支持するという茶番 ○自らの手で自由を勝ち取ろうとするのではなく、政府に服従するから見返りがほしいというスタンス

Posted by ブクログ

2025/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内田樹さんが紹介されていたことから気になり、図書館で借りて読了。 まず借りてびっくりしたのがその分厚さ!ページ数557ページ! 普通くらいのボリュームの小説だと思っていたのでびっくりした。 各ページ文字数も多いので、それなりに読了まで時間がかかった。 ただし、結果として物語は面白く飽きさせないため、読んでいて苦痛ということはまったくなかった。 感想は、非常に難しいが、とっても面白い、興味深い一冊だったことは間違いない。ただし、なんだかもう一歩物足りない。何が足りないのかは自分でもよくわからないが、読んで大興奮ということにはならなかった。 なお、かなり思想強めの一冊。もっとも、これはこの著者固有のものではなく、現在日本の見方として、一部のコミュニティからはこのような見え方が常識と言えるほど、それなりの多数を占める見え方、思想なのかもしれない。内田樹さんも同じ見方をしているので。 なお、その見え方を一言で言うと、「日本は米国の傀儡である」ということ。 これは確かにそうなのかもしれないが、なかなか受け入れがたい話である。 主人公は空也ということになるのだと思うが、冷静に落ち着いて考えると、空也は大したことを行っておらず、かつ、登場ページ数も寵児に譲るように思うので、実質的な主人公は寵児のように感じた。寵児の波乱万丈な立ち回りがすごい。 なお、この小説で大きく一点突っ込むとすると、空也も寵児もふたりとも、なぜそのような道を歩むことになったのかの、動機がまったく掴めない。空也はなぜテロに走ったのか、寵児はなぜCIAエージェントとなったのか、そのあたりの動機が非常に不明瞭というか、ほぼ説明されていないように感じる。ただし、ここは話の根幹となるべきところなので、ここがいまいち理解、感情移入できていないことが、最後までうまく興奮しきるところまでいかなかったのかもしれないと思った。 一方で、動機がよくわからずにそれぞれの道に歩むことになったということは、ある種の、どんな人の人生も振り返ってみるとそんなもの、人の人生とは強い主体性よりも周りの流れのままに流されて形作られるもの、というような現実を表しているのかもしれないなとも思う。 また余談だが、こんなに簡単に各国のエージェントが人を殺すのが真実だとすると、なかなか政治家とは本当にやりたいことなんて到底できないだろうなと同情した。 総じてとても面白かったのでおすすめはできる一冊。ただしかなりのボリュームなので、自分が再読するかというと少し難しいかもしれない。 ぜひ色んな人に読んでもらい、現代日本について思いを巡らせて欲しい一冊。

Posted by ブクログ

2025/06/15

「パンとサーカス」は、コードギアスの筋書きにそっくり。二人の男が、社会の中で地獄を這いずり回り二転三転、その社会の構造を変える「世直し」に邁進するピカレスクロマン。 ルルーシュ、空也は社会の外側から社会を変えようと自ら組織を作り戦争(テロ)を企てる。 スザク、寵児は社会の中から社...

「パンとサーカス」は、コードギアスの筋書きにそっくり。二人の男が、社会の中で地獄を這いずり回り二転三転、その社会の構造を変える「世直し」に邁進するピカレスクロマン。 ルルーシュ、空也は社会の外側から社会を変えようと自ら組織を作り戦争(テロ)を企てる。 スザク、寵児は社会の中から社会を変えようと画策するエリート。 二人は親友であり、敵対関係を経て同じ目標をひた走る。 そして主人公達に力を与え鼓舞し、助けて共に運命を歩む女の存在も共通している。 マリアとC2。まるで天使と悪魔。どちらにしても人間にとっては超越した存在であり、預言者であり、救い主。 驚くほど類似点が多い。 そして現代のリアルをどちらも色濃く反映しているがあくまで実録ではなくフィクションであるところも同じ。 絶望と希望。生きるか死ぬか。敵か味方か。スクラップアンドビルド。エンタメの本質である二項対立を軸に、そこからこぼれ落ちる「優しい世界」を描く。それは突き詰めると、「悪をなして巨悪を撃つ」絶望的選択の繰り返し以外に道はないという強烈な矛盾こそを表現する、、そんな切実さ。 イカれたメッセージを内包するイカれた作品群をこよなく愛しています。

Posted by ブクログ