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リラと戦禍の風 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2022/03/23 |
| JAN | 9784041124390 |
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リラと戦禍の風
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第一次世界大戦時のドイツ人兵士、イェルク・ヒューバーを中心に展開する物語。姿を隠したり空を飛んだり、人間に干渉したり出来る"魔物"が大きな要素となるファンタジー仕立て。だが、描かれているのは愚かな戦争の現実。 戦地だけでなく銃後がどうなっているのか、なぜ止めら...
第一次世界大戦時のドイツ人兵士、イェルク・ヒューバーを中心に展開する物語。姿を隠したり空を飛んだり、人間に干渉したり出来る"魔物"が大きな要素となるファンタジー仕立て。だが、描かれているのは愚かな戦争の現実。 戦地だけでなく銃後がどうなっているのか、なぜ止められないのか、苦しむ庶民と戦時にあってなお富める層との分断、革命の兆し――あらゆる角度から戦争がみえて、ため息しか出ないほどだ。 「描いても描いても皆死んでしまうなら、最終的に自分の手元に残るのは死者の記録ばかりだ。」 「戦禍の風は、子供や大人の区別なく、あらゆる人間を怪物に変える。」 「戦争とは、あるとき突然始まるのではない。――人は誰でも、平和な時代のごくありふれた日常の中で、次の戦争の形をつくりながら生きている」 戦争全体を俯瞰することができたポーランド人の少女リラと、イェルクは銃後の人々を救いたいと考えるようになり、魔物の力を活かして暗躍する。食糧を確保したり、スパイ行為をしたり、亡命を手助けしたり・・・。 実際には、そんな魔物はいなかった(だろう)し、多くの人は大局的な視点をもつ余裕などないままただ目の前の日々を生き、死んでいったのだと思う。しかもわずかな間の後にまた大戦が起こるのだ。 ただ、イェルクとリラの"自分にできることはやりたい"という強烈な願いが、この過去の物語をエンターテインメントとして生まれ変わらせ、現代人の心に届くものになっているように思う。 ラストの、イェルクが絵を手に入れるシーンも心にしみた。 「再会した旧友の肩を叩くように、あるいは、苦境を共にしてきた戦友の遺体をいたわるような仕草で、イェルクは絵を小脇に抱えて画廊の外へ出た。」
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幼いリラが言う。 「戦禍の風は、子供や大人の区別なくあらゆる人間を怪物に変える」 物語は第一次世界大戦の西部戦線、ドイツ軍の塹壕の中で無常感に蝕まれていたイェルクを、シルヴェストリ伯爵が拾う、リラという少女の護衛役とするために。 “国”とはいったいなんだろう。 どんな状態であ...
幼いリラが言う。 「戦禍の風は、子供や大人の区別なくあらゆる人間を怪物に変える」 物語は第一次世界大戦の西部戦線、ドイツ軍の塹壕の中で無常感に蝕まれていたイェルクを、シルヴェストリ伯爵が拾う、リラという少女の護衛役とするために。 “国”とはいったいなんだろう。 どんな状態であっても、国の人のことを第一に考える……時には敵対する国の人を必要以上に憎んでまで。 必ずしも“戦争”という特殊な事態の中だけではなく、常日頃に思いがけなく顔を出す。 そして「経済」……人の世に巣作る魔物とは…… 魔物以上に残酷な人間たちを救うために、イェルクたちは動き出す。 その手段が諜報活動って、俗人っぽく“魔物”らしくないところが現実的。 やがて戦いは止む、 でもまたさらに酷い戦いが始まる。 「人間であるとは、どういうことなのか」 魔物を通じて考える……
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不思議な話だった。 実際の戦争をベースにしているのに、魔物の目を通しているせいか、ベタベタした残虐さはない。 視点がよく変わるのに、精一杯生きたひとたちだから、ひとりひとりに引き込まれる。 毎回、もっともっと長編で書いてもらえないかなあ、と思ってしまう。 読み終えたくなかったなあ...
不思議な話だった。 実際の戦争をベースにしているのに、魔物の目を通しているせいか、ベタベタした残虐さはない。 視点がよく変わるのに、精一杯生きたひとたちだから、ひとりひとりに引き込まれる。 毎回、もっともっと長編で書いてもらえないかなあ、と思ってしまう。 読み終えたくなかったなあ。
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