なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない

東畑開人(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2022/03/16
• JAN: 9784103544913

商品レビュー

2024/12/23

小舟化の例に納得。自由を手に入れるための代償から生まれた自己責任論が、今日あまりに大きすぎると感じている。隣の芝生はいつまでたっても青いままだなぁって。

白も黒も、自分の中に複数声があることを許す。時間経過とともに白と黒の間から現実が、正しいものが見えてくる。ーーー
そういえば今のSNSではどちらが白か黒かを常に争っている。いい面も悪い面もあってそれも含めていいね、って言えていた場所がいつのまにか窮屈な場所になり疲弊を加速させているのかも。

面倒くさがってジョッキー任せにならないようになりたいねえ。

2024/12/16

ミキさんの例がそのまま自分だった。
世には私みたいな人が居るんだなと思えると不思議と大丈夫な気がしたし、そのまま自分な事例のおかげで何をどう考えれば良いのか見えた気がする。

馬とジョッキー、働くことと愛すること はよく理解できたけど
ポジティブとネガティブ、純粋と不純 が理解できず私には難しかった。

2024/12/07

このように、気持ちを細分化して考えたことがなかったので、勉強になりました。
著者はきっと親切で丁寧なお人柄なのかな。そう思わせる文体や展開だと思います。

専門的でなく、一般的にわかりやすい言葉を使い、複雑さを解きほぐしながら説明されています。