商品レビュー
4.2
39件のお客様レビュー
言葉の力とその危うさをユーモラスに描いた作品で、日常生活や人間関係の中での言葉の使い方を考えさせられます。著者は小説家としての経験を通じて、言葉がもたらす影響や誤解について深く掘り下げています。「地獄の沙汰も言葉しだい」というテーマのもと、言葉を巧みに操ることでこの厳しい世界を楽しむ方法を指南。特に印象的なのは、文章は常に誤読される可能性があるという視点や、本を面白く感じられない自分を見つめ直す重要性です。語彙力を高めることで、少しでも地獄を楽しむ手助けになることを示唆しており、言葉の奥深さや不思議さを再認識させてくれます。著者の独自の視点とエピソードが、読者に新たな気づきを与える一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
裏表紙紹介文にはこう書いています。 「「あなたの世界」は言葉ひとつで変わってしまいます。 SNS炎上、対人トラブル――あらゆる争いは言葉の行き違いから起きています。 言葉の罠にはまらないため、語彙を増やして使いこなすわざを身につけましょう。 小説家・京極夏彦が指南する、地獄のよう...
裏表紙紹介文にはこう書いています。 「「あなたの世界」は言葉ひとつで変わってしまいます。 SNS炎上、対人トラブル――あらゆる争いは言葉の行き違いから起きています。 言葉の罠にはまらないため、語彙を増やして使いこなすわざを身につけましょう。 小説家・京極夏彦が指南する、地獄のようなこの世を楽しく生きていくための「言葉」徹底講座。」 本書は2019年7月27日に、一般公募の15〜19歳の聴講生50名を対象に行われた特別授業を元に構成したらしい。 京極夏彦らしく、澱みなく滑るように原稿持たずに自分の信条を語った講義です。でも恐らく言いたい事は、上の「紹介文」に尽きている気がします。 (1年後に開かれる予定だったオリンピックの)金メダルに大騒ぎするのはバカげている。目標持ってルールを守って真剣にやるのは、「楽しむ」ため⸺。 一事が万事、こうやって、地獄のような世界を生き抜くための知恵が開陳されます。 高校入学時とか大学入学時とかに、(特に本嫌いの)甥姪に、「ほらよ、たまには読書もいいもんだぜ」と渡すのに丁度良い薄い文庫本です。
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「すべての読書は誤読である」のところで、本は書き手がどう意図しようが読者の読んで思ったことが全てというのは小川哲さんもどこかに書かれていたが、京極さんはそのうえで誤読=悪いことではなく様々な解釈をもたせる文章を著者は書けばよく、そのうえで読者のなかに物語が生まれる本は傑作である、...
「すべての読書は誤読である」のところで、本は書き手がどう意図しようが読者の読んで思ったことが全てというのは小川哲さんもどこかに書かれていたが、京極さんはそのうえで誤読=悪いことではなく様々な解釈をもたせる文章を著者は書けばよく、そのうえで読者のなかに物語が生まれる本は傑作である、というところまで語られていたのにはものを書く人の姿勢として尊敬しかない。 あと、公演のせいかちょいちょいはさまれる軽口や俗っぽいところも小気味よく、この講演を聴くことができた人達が羨ましい。
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京極作品にしてはやたら薄い本だな?と思い手に取ると十代の若者向け講座を文字起こししたものだったらしく、全編話し言葉で書かれていてあっという間に読んでしまいました。 講座のタイトルが「たたかわないために〜語彙と思考」だったようで、つまりこの世を地獄と見立てた上で言葉と思考でこの地...
京極作品にしてはやたら薄い本だな?と思い手に取ると十代の若者向け講座を文字起こししたものだったらしく、全編話し言葉で書かれていてあっという間に読んでしまいました。 講座のタイトルが「たたかわないために〜語彙と思考」だったようで、つまりこの世を地獄と見立てた上で言葉と思考でこの地獄を乗り切るにはどうすればいいか、という内容でした。 第一部では人間が言葉を会得して世界の認識をどのように変えたか、言葉の利点と欠点、言葉によって生じる思い込み、思い込みで感情や思考、行動を操作する、操作されうる危険性、そういった前提を語り、後半の第二部では実際の地獄では言葉を使ってどうやってたたかわずに済ますかを教えます。 口調が京極堂だったのでまるで自分が関口になった感じで基本ニヤニヤしながら読んでいたのですが、ところどころ真顔になるところもあり、やはり京極さんは信頼できる書き手だなぁと思いました。それは何回りも歳下の若者に対する京極さんの愛、ではなく真心から出るものなのでしょう。 SNSや政治に関するところは自分の思っている事と同じ危機感を語っていたので、講座のあった当時より悪くなっている現状を思うと、この本を若者だけでなく一家に一冊国は配った方が良いんじゃないかと思ったのですが、いや国としては国民に小利口になってもらうと困るだろうからやらないな、とも思い、ならば自衛のためにみなさんぜひ読んで!と強くお勧めする次第です。
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