地獄の楽しみ方 文庫版 の商品レビュー
本書は、一般公募の15~19歳の聴講生50名を対象に行われた特別授業を元に構成されています。「ドラえもん」の「タイムふろしき」で自分を包んで、私も聴講したかったです。また、京極先生が言葉と非常に真摯に向き合い、聴講生の質問に対しても誠実にお答えしている点が印象的でした。
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すべての読書は誤読である 人間は自分がなりたいものになる 世の中にいいことなんてない でも面白がろうと思えば面白い 嫌いなことをしないために頭を使おう
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例えば自分の気持ちなどを自分の持つ語彙から定義して伝えた時、そこから零れ落ちるものがたくさんある。だから話して分かるなんてことはない、というような事が書かれていて目から鱗だった。 そうして言葉とはなにか、ということから言葉の使い方まで示唆に富むお話のオンパレードでビジネス書よりも...
例えば自分の気持ちなどを自分の持つ語彙から定義して伝えた時、そこから零れ落ちるものがたくさんある。だから話して分かるなんてことはない、というような事が書かれていて目から鱗だった。 そうして言葉とはなにか、ということから言葉の使い方まで示唆に富むお話のオンパレードでビジネス書よりも役に立ちそうだった。
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さすが京極先生〜!と唸りたくなるような内容。 書き物もお話も面白いって……凄すぎ。 言葉というものに対して改めて考えさせられる内容。 自分の場合は語彙を増やすこと、 後は難しいけど、それの活用方法をウンと考えねばなあ。
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・どんなつまらない、くだらない話でも、役に立てようと思えば役に立つものです。 ・どんなに教え方が悪くても、学び方が上手なら何とかなるものです これは「はじめに」に書かれた京極先生のお言葉です。 ・言葉は通じないんです。まずそれを承知で使いましょう。 ・あなたの書いた文章は、あ...
・どんなつまらない、くだらない話でも、役に立てようと思えば役に立つものです。 ・どんなに教え方が悪くても、学び方が上手なら何とかなるものです これは「はじめに」に書かれた京極先生のお言葉です。 ・言葉は通じないんです。まずそれを承知で使いましょう。 ・あなたの書いた文章は、あなたの思う通りに受け取られることは、まずありません。 ・言霊は心以外には効きませんが⋯心にだけは効くんですよ 時折こういうドキッとする一文が。なるほどなるほど、さすがいいこと言っとるな⋯と思ってメモする訳だけど、先生の言葉を借りれば、私も京極先生の意図を本当に汲めてるかどうかはわかりっこないってことですよね? なんという堂々巡り。それもまた良し。 とても深く頷いたのは、第二章。 これは何度読んでも、京極先生の言語化、伝える力に感服する。ああ、そんなふうに考えたことなかった。愛だの゙夢だの絆だのという言葉たちに感じていた違和感が割とすっきり片付きます。 そして反省。 ・この世に面白くない本なんてないんですよ。面白くないと思ったら、その本を面白がれない自分が悪い。 ・その本が出るまでに何人もが読み、少なくともその人たちが面白いと思わないと本は世に出ない。面白くないと思うなら自分が、その人たちにはある感性を持っていないということ。 色々読みたいから、面白くなかった本を読み返したことはない私。読書は娯楽ですし無理する必要はないと思うけど、少なくとも1作で「この作家はつまらん」って決めつけるのはナシにします。 そして、この本の面白さは巻末の一問一答に凝縮されてます。言葉を扱うことを職業にされながら、美しいだけの言葉は許さない京極先生には本当に尊敬の念を禁じ得ない。 「京極夏彦のうっすい文庫ってだけでおもろいやんけ」程度の興味で手に取った本でしたが、思わぬ拾いものでした。 最後に。 ・人は、自分が知っている言葉でしか物事を考えられない。 語彙を増やしましょう。 ヤバいとカワイイだけじゃだめなんですよ。
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10代向け講演会のテキスト化。 内容にタイトルほどのインパクトはないけれど、口語でさくっと読めて結論もまとまっているので、なるほど若い方が読むのに良さそう。 聴講生との一問一答、本の収納の仕方には笑った。
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言葉にすると、何かが欠ける(=相手に全てを伝えられるわけではない、なんなら誤った伝わり方をするもんだ)というお話から、この世に勝ち負けなんてないし、愛は執着だし、整理整頓は大切だ、というお話。笑 本の収納だけは愛(執着)でどないかしろとおっしゃってました。頑張るかぁ!
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この世の中は地獄。 その地獄を楽しむための京極先生の指南書。 丸々一冊言葉についての話で、「地獄の沙汰も言葉しだい」というような感じ。 言葉を商売道具としている小説家の著者だからこそ語ることの出来る言葉についてのエピソード。 言葉の持っている危うさや楽しみ方がユーモラスに描かれて...
この世の中は地獄。 その地獄を楽しむための京極先生の指南書。 丸々一冊言葉についての話で、「地獄の沙汰も言葉しだい」というような感じ。 言葉を商売道具としている小説家の著者だからこそ語ることの出来る言葉についてのエピソード。 言葉の持っている危うさや楽しみ方がユーモラスに描かれていて、なるほどと納得させられる ものばかり。 特に印象に残ったのは「あらゆる文章は誤読されるもの」言葉は欠けていて相手が勝手に埋めてしまうもの。 言葉のプロの小説家でさえそんな風に感じるのかと、いや毎日言葉に携わっているからこその実体験から来る感想なのかなと感じた。 なるほど、それで京極先生の本は分厚いのが多いのかな? もうひとつグサッと刺さったのは、「本を読んで面白くないと思ったら、その本が悪いのではなく、その本を面白がることの出来ない自分が悪いと思いましょう。」楽しもうと思う姿勢が大事!耳が痛いお言葉だ。 確かに本のせいにしているところあるよなぁ。 本書を読んで言葉の奥深さ、不思議さを改めて感じた。 言葉の罠にはまらないように語彙力を身に付ければ今よりももう少し地獄を楽しめるかな? 「この世には不思議なことなど何もないのだよ」と中善寺さんに言われそうだ。 京極先生の師匠、あの有名な漫画家の水木しげる先生だとはじめて知った、ビックリだ!
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人生が変わる本に出会えた 言葉の扱う危うさ、世の中の荒波をどう受け流していくかを『魍魎の匣』や『姑獲鳥の夏』の著者の京極夏彦先生が講演録を文章に書き起こした作品。 話し言葉を文にしてるので、とても読みやすいし、ページ数もP.141とすぐに読めるのでオススメです。
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無謀なことをしたくなった。 たとえば、りくろーおじさんを食べるためだけに大阪へ行くような、そんなこと。 「行動を起こさずに変えられるものなんて、世の中には一つもないんです」 ──この一文に、頭をガツンと叩かれた気分でした。 ぬるま湯に浸かって、あーだこーだと理想や夢を語っても...
無謀なことをしたくなった。 たとえば、りくろーおじさんを食べるためだけに大阪へ行くような、そんなこと。 「行動を起こさずに変えられるものなんて、世の中には一つもないんです」 ──この一文に、頭をガツンと叩かれた気分でした。 ぬるま湯に浸かって、あーだこーだと理想や夢を語っても何も変わらない。 言葉って、怖い。言葉を使って人と接する仕事柄、それは毎日感じている。 それでも、結局は言葉に救われている。 人間って、本当に難儀だなと思う。
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