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一冊でわかるギリシャ史 世界と日本がわかる国ぐにの歴史
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一冊でわかるギリシャ史 世界と日本がわかる国ぐにの歴史

長谷川岳男(監修), 村田奈々子(監修)

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一冊でわかるギリシャ史 世界と日本がわかる国ぐにの歴史

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2022/02/28
JAN 9784309811123

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商品レビュー

3.5

9件のお客様レビュー

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2025/07/10
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ふと我に返った時、古代ギリシャと現代ギリシャには断絶があることに気付いた。 古代ギリシャは都市国家として歴史に残っている。 オスマン・トルコの支配域はその領域を含んでいる。ビザンツしかり、ローマしかり。近代に至るまで、ギリシャの姿はない。 現代ギリシャを誕生させたものはなんなのか。 ヨーロッパの暗黒時代、という。また、西ローマ帝国が滅亡した後、その文化の継承者は西欧ではなくアラビアだったという(なぜか東ローマ帝国がスルーされていることに長らく気付けなかった)。アラビアではローマの文化だけではなく、ギリシャのものも大いに読まれたという。ローマによって支配されていても、書物がまだ大きく流通していなかった7世紀までギリシャなるものは確かに息づいていたことになる。 p.85 西ローマ帝国が滅亡した後、東ローマ帝国のユスティニアヌス1世は、古くからのローマの法律をまとめた『ローマ法大全』の編纂を命じた。これは東ローマ帝国のみならず、近代に入るまでヨーロッパ各国の基本となった。ローマ敵国の公用語だったラテン語で書かれていた。しかし、ユスティニアヌス1世が新たに定めた法律はギリシャ語で書かれていた。このことは、帝国の政治中枢の主要な民族構成がギリシャ系の人々だったことを表している。 p.89 7世紀。ヘラクレイオス朝では、公用語がラテン語からギリシャ語になった。皇帝は「インペラートル」(ラテン語で「命令権の保持者」の意味、とくに「軍司令官」を指す)から、「バシレウス」(ギリシャ語で「王」の意味)と呼ばれるようになった。 西欧ではローマ教会の最高指導者である教皇を中心に、聖職者や貴族階級の間でラテン語が使われ続けたことで、ビザンツ帝国と西欧諸国の文化的な違いが大きくなっていく。 p.107 13世紀以降のビザンツ帝国では、十字軍が建国したラテン帝国によって一時的に国土の主要部分を占領された影響で、自らをローマ人と考える意識が弱まり、むしろギリシャ人と考えるようになったという。ニカイア皇帝テオドロス2世は、古代ギリシャ人と同じように、あえて自国を「ヘラス」と称している。 p.115 オスマン帝国の支配後、正教会の聖職者の間ではギリシャ語が用いられた。 p.120 イスタンブール在住のギリシャ人有力者はファナリオテスと呼ばれた。ファナリオテスには、ギリシャ語やトルコ語ばかりでなく、ラテン語やイタリア語など外国語に通じた人物も多く、しだいに通訳として重用されるようになる。通訳官の要職はファナリオテスの名門が占めるようになった。 栄枯盛衰の世の中にあってもギリシャ的なものは残った。しかし、それは近代にギリシャが新生した決定的な理由ではないとも思える。 本書によれば、決め手はフランス革命後に芽生えた国民国家の概念と読める。それを後援した勢力の思惑としては、オスマン・トルコ弱体のためならなんでもよかったのかもしれない。ビザンツではなくギリシャであったのは、宗教的な理由(おとぎ話と同程度となった多神教より、正教会という現実に存在する宗派の方に忌避感がある)と、美術品などに由来する古代への憧憬であろうか。 英仏露は、自らの作品である近代国家に、王家という刻印を押した。ギリシャに由来しない、他所の国の王家をギリシャ王家としたのだ。新生した国家にとって、それが良かったのか悪かったのか。最終的に排除されたということは、現代には不必要なものだったということにはなろう。 列強につけられた東欧、中東の傷跡は、決して消えないものなのかもしれない。

Posted by ブクログ

2024/09/20

#2024年に読んだ本 53冊目 #9月に読んだ本 6冊目 ギリシャがこんなに新しい国だとは 知らなんだ…

Posted by ブクログ

2024/08/05

平易な文章で書かれている。 余計なイラストは減らして、もう少し地図とか人物の関係図とかを特に後半で増やしてくれた方がわかりやすくなると思う。

Posted by ブクログ