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チ。 ―地球の運動について―(第7集) ビッグC
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2022/03/30 |
JAN | 9784098612604 |
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チ。 ―地球の運動について―(第7集)
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商品レビュー
4.4
20件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
感想 ヨレンタとノヴァクの再会、目が合ったか分からない。ノヴァクさんの反応的に合わなかったのだと思う。ドゥラカ1人を逃がしてどうするつもりなのだろう。泣いても笑ってもあと1巻。この物語がどう着地するのか、どう転がるのか、最後に何を伝えてくれるのか、とても楽しみ。
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プラトン曰く、「人の作る『模倣(ミメーシス)』は遊びのようなもので真剣に従事することじゃない」。神の創造物だけが本物だ。人がつけ上がり、自然を理解したなどと勘違いする為の技術など不要。 繰り返すが、私は人の知性を信じていない。 アリストテレスも「技術は自然を模倣する」と言っている。でも、「一方で技術は自然が成し遂げないことも成し遂げる」とも言ってる。 この布と血のついた金は、私の父の形見です。これを見て信念を思い出す。父を思い出す。この二つは自然に生えてきたものじゃない。人が人工的に作ったもの。だからって無価値じゃない。人の作る模倣が時として「自然が成し遂げないことも成し遂げる」こともある。じゃ。 大丈夫でしょうか?会ったばかりの素性もわからない娘です。 そういう人には機会を与えたくなる。協力されづらいだろうから。 私を信用できますか? 私には貴方の過去とかこれまでの歴史とか関係ない。シュミットさん達に頼めばいいじゃないですか。こんなものまたすぐ燃やすかもしれない。なんで私に。 貴方は若いから。 は? それを別の言い方で言うと、今は貴方達が歴史(このものがたり)の主役だから。だから貴方に託す。 は、は?だから勝手に巻き込まないでくれます?私は その歴史ってのに関係な、 関係ある。人は先人の発見を引き継ぐ。それもいつの間にか勝手に自然に。だから今を生きる人には過去のすべてが含まれてる。 何故、人は、記憶に拘るのか。何故、人は個別の事象を時系列で捉えるのか。何故、人は歴史を見出すことを強制される認識の構造をしているのか。 私が思うにそれは神が人に学び与える為だ。つまり、歴史は、神の意志の下に成り立ってる。 は?神の意志?なんですか、その意味って。 創世記50章に書いてある。神は"この世にある悪を善に変える"。それが神の意志。神は人を通してこの世を変えようとしてる。長い時間をかけて少しずつ。この"今"はその大いなる流れの中にある。とどのつまり、人の生まれる意味は、その企てに、その試行錯誤に、"善"への鈍く果てしないにじり寄りに、参加することだと思う。 悪を捨象せずに飲み込んで直面することでより大きな善が生まれることもある。善と悪、二つの道があるんじゃなく すべては一つの線の上で繋がっている。そう考えたらかつての憂き節さえも何の無意味なことはない。 でも、歴史を切り離すとそれが見えなくなって、人は死んだら終わりだと、有限性の不安に怯えるようになる。歴史を確認するのは、神が導こうとする方向を確認するのに等しい。だから過去を無視すれば道に迷う。 抽象的すぎる。 私には具体的な問題。 どこが? 歴史認識は私の選択(決断)に関わるから。 例えば、私の父は全く違う道を歩いた。今、父が何をしているのかは知らない。生きているのか、そうじゃないのか、すらね。 もう二度と会うことはないだろうけど。時々想像する。もし今の私が父と対峙したら、道を阻まれたら、どうなるだろうって。考えただけでそれは人生最悪の瞬間で、混乱して平静を失うと思う。でも、 でも、その時にこそ正しいと思った選択をしなきゃいけない。きっとその一瞬の選択の為に、私の数奇な人生は存在する。積み上げた歴史が動揺を鎮めて臆病を打破して思考を駆動させて、いざって時に退かせない。全歴史が私の背中を押すの。 なんで?なんであの本のためにそこまで理屈こねてまで。 私は、地動説を愛してる。そして愛してしまったことを祝福したいから。 そんなの幼稚だ。 そう。だからあなたが乗り越えて。 死ぬ覚悟は出来ている。我々にとって死は日常、重要なのはどこで死ぬかだ。彼女の決断はその背後にいる神の決断だ。信念の為、名誉ある死だ。 ここで終わったら、ヨレンタさんの感動も死ぬ。 神に聞きましょう。表なら皆で逃げる、裏なら私を逃がす。 待て、このやり方で決めていいのか? …はい。 … …表だ。 皆で逃げよう。 よし、皆急ぐぞ。 … …君が逃げろ。我々が守る。 皆、聞いてたか。 隊長、それは提案ですか? 命令だ。 了解。
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神に縋らないと人は生きていけない。 神は実在しないというのと、自然に神を感じるのは両立する。 しかし、だとするともっと八百万というか、一神教的なアニミズムには若干の違和感がある。
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