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香君(上)
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香君(上)

上橋菜穂子(著者)

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香君(上)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2022/03/24
JAN 9784163915159

商品レビュー

4.3

222件のお客様レビュー

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2025/12/24

私も香りには敏感だと思っていだけどわかり過ぎるのはこまる時も有るのだと知りました。生活するのに大きな情報となり役立たせる事は重要だと思いました。続きが早く読みたいです。

Posted by ブクログ

2025/12/18

香君とは、香りで万象を知り人々に道標を示す生き神のこと。ファンタジーの世界だが、生態系に関することや象徴天皇のような政治形態など、現実世界にも通じる様々な事象が綿密に練り込まれている。そして影の主役といってもよいオアレ稲は、遺伝子組み換え作物のようでもある。自家採種で種籾を増やす...

香君とは、香りで万象を知り人々に道標を示す生き神のこと。ファンタジーの世界だが、生態系に関することや象徴天皇のような政治形態など、現実世界にも通じる様々な事象が綿密に練り込まれている。そして影の主役といってもよいオアレ稲は、遺伝子組み換え作物のようでもある。自家採種で種籾を増やすことはできず、肥料も含めて購入し続けなければ人口を維持できないという、戦争せずとも統治できる仕組みを構築したウマール帝国支配の世界観から物語は始まる。 主人公のアイシャは藩王国支配に敗れた旧王族の末裔で、姉弟で捕らえられてしまう。香りを通じて人の気持ちや体調、様々な機微を感じる能力を持つアイシャは、縁あってマシュウという帝国の要人に保護され、香君であるオリエとも交流する知己を得る。植物園で様々な栽培植物の声なき声を香りを通じて感じ、次第にオアレ稲の持つ秘密についても理解するようになる。 植物がホルモンなど化学分泌物質を通じて相互に影響し合っているのは、近年の研究で明らかになってきているものだ。それによって虫や鳥といった生態系全体が影響を受け、それぞれの種の存亡が規定されるというのは科学的にも納得できる。一方でオアレ稲のようなモノカルチャー経済に依存することで、偏った害虫が増えて収量が一気に減ってしまうのは、アイルランドのジャガイモ飢饉やアフリカの蝗害などでも発生している事象だ。 西から来た少女アイシャがこの生態系の危機に対していかに向き合い、人々を救うために解決策を見出していくのか。ウマール帝国と藩王国の各領主の思惑とは。下巻に向けて盛り上がっていく。

Posted by ブクログ

2025/11/27

食糧や農業に限らず身の回りのあれやこれやのメタファーかなと想像が膨らむ小説。 私は飽食の時代のデジタルネイティブ世代だし、どんな背景や犠牲があって今の豊かさがあるのかちゃんと理解できてないと常々思う。 出来上がった社会システムに乗っかって生きてる自分を認めつつ、未来のために仲間...

食糧や農業に限らず身の回りのあれやこれやのメタファーかなと想像が膨らむ小説。 私は飽食の時代のデジタルネイティブ世代だし、どんな背景や犠牲があって今の豊かさがあるのかちゃんと理解できてないと常々思う。 出来上がった社会システムに乗っかって生きてる自分を認めつつ、未来のために仲間と共に密かな抵抗を続けるというのは、なんと葛藤の多い生き方か。 易きに流れることも可能なのにそうはなれないのなら、自分の心の向きに従って歩んでいくしかないんだろう。

Posted by ブクログ