- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 書籍
- 1220-04-01
リバタリアンが社会実験してみた町の話 自由至上主義者のユートピアは実現できたのか
定価 ¥2,640
2,475円 定価より165円(6%)おトク
獲得ポイント22P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品【送料無料】
店舗受取なら1点でも送料無料!
店着予定:1/4(日)~1/9(金)
店舗到着予定:1/4(日)~1/9(金)
店舗受取目安:1/4(日)~1/9(金)
店舗到着予定
1/4(日)~1/9
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
1/4(日)~1/9(金)
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 原書房 |
| 発売年月日 | 2022/02/24 |
| JAN | 9784562071555 |
- 書籍
- 書籍
リバタリアンが社会実験してみた町の話
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
リバタリアンが社会実験してみた町の話
¥2,475
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
2.9
21件のお客様レビュー
もんのすごい斜め読みでごめん。 どうしてもドーナツ・レディのとこだけ読みたくてそこだけ真剣に読んだ。ドーナツ配ってた。熊怖い。
Posted by 
自由至上主義者が集う町、ニューハンプシャー州グラフトン。 リバタリアンと呼ばれる人の中でもさらに過激なフリータウン・プロジェクトがこの地をリバタリアニズムの聖地にするため、多く移住したところから町は崩壊へと向かっていく。 税金を嫌悪し、道路や消防署、役場、図書館などを全く顧みな...
自由至上主義者が集う町、ニューハンプシャー州グラフトン。 リバタリアンと呼ばれる人の中でもさらに過激なフリータウン・プロジェクトがこの地をリバタリアニズムの聖地にするため、多く移住したところから町は崩壊へと向かっていく。 税金を嫌悪し、道路や消防署、役場、図書館などを全く顧みないグラフトンでは道路はガタガタ、火事は消火できず、街灯も点かない。 わずかしかない町の予算は、住民からの訴訟対応に空費され、ますます町の公共サービスは貧しくなっていく。 一方、同じように入植地として歴史が始まったカナンという町では、同じ時期にグラフトンの100倍予算をかけて消防署を整備し、人口は増え、スポーツ施設、文化施設、多くの小売店や小さなビジネスが集う。 その差は固定資産税たった2%ほどのちがい。 それだけのためにグラフトンの住民も公務員も、周りの町から何百年も遅れた生活を送る。 そして、熊に餌をあげる自由。 自由を重んじるグラフトンでは、たとえ熊がそれによって人に馴れ、町に出没し他の人に危害を加える可能性があっても、熊に餌をやる自由がある。そうして町は熊だらけになる。 そして、行政的手続きを踏むことなく、熊を撃つ自由もある。そうして町には銃声が溢れる。 さらにこの違法な熊狩りを誰がやっているのか、チクる奴はいないか、誰もが疑心暗鬼になる。 著者が「皮肉なことに」と語る通り、より大きな自由を求めた人たちは不便な生活に自ら足を突っ込み、熊から身を守るためバリケードを作り自分たちを閉じ込める。「何事もバランス」と言ってしまえば凡庸な結論だけど、リバタリアンたちはそれを体現したのだ。あと、皆が自由を求めすぎた結果、熊に襲われたのが二人の老婦人(他にもたくさんいるが、本書で詳しく述べられたのは)だというのは、社会の歪みは弱い人のところに現れる、ということも示している。 壮大な思考実験のようなこの本当の話を、日本も肝に銘じたほうがいい。 地方への予算を削減して、人間と自然の間にあったバッファーゾーン(里山)を滅ぼした結果、自然(熊)が人間社会を侵食する様子に、完全に通じているのだから。
Posted by 
めっちゃ面白かったです!著書のブラックなユーモアと、リバタリアンに対して冷笑的なようでいて、でも憎めないようにも感じている、微妙にあたたかみのある筆致がなんともクセになります! 原題はLibertarian walks into a bearなのですが、思った以上にクマの話でし...
めっちゃ面白かったです!著書のブラックなユーモアと、リバタリアンに対して冷笑的なようでいて、でも憎めないようにも感じている、微妙にあたたかみのある筆致がなんともクセになります! 原題はLibertarian walks into a bearなのですが、思った以上にクマの話でした!登場人物も色々ぶっ飛んでて、ゴールデンカムイ味があります(笑)。いや、登場人物といってもノンフィクションなので、実在する人物なのですが…。自分がヒグマが出没する地域出身なのもあって、なんか懐かしかったです。 自由至上主義者のリバタリアンが集まって暮らした結果、町がクマだらけになったというノンフィクション。リバタリアンが集結したニューハンプシャー州のグラフトンはもともと、異様なまでに税金を払いたくない人たちが暮らす町で、そこをリバタリアンに注目されて、リバタリアンが集まることになった結果、どうなったかというと…というお話。リバタリアンにも色々な人がいて、ボランティアで消防士やって高い理想を掲げる人もいれば、自分が好き勝手やりたいだけの人もいて、同じイデオロギーを掲げていても一枚岩でもないし、いろんな人がいるんだなぁと。私自身は(資本主義社会において、ちゃんと子供を産んでも生きていける仕組みを整えるためにも)大きい政府推奨派なのですが、自由主義そのものが悪いわけではなくて…凡庸ですが、バランスの問題だなぁと思いました。ただ、自由至上主義というイデオロギーって特に、自分勝手な人に悪用されやすいイデオロギーかもしれないですね。だから、あんまり上手くいかなそう。 クマって存在が自然の象徴にもなってる気がして、人間が普通に生きてくって、自然との戦いで、ただそれだけでコストがかかる事なんだよな、と改めて思い出しました。都会に住んでると忘れがちですよね。我が家でも“子供”という自然が誕生してから、秩序ある生活を保つのに、多大な労力がかかるようになりました。 …いや、嘘です。秩序維持できてません。 余談: ところで、突如として出てきたトキソプラズマの話が異様で怖かったです。日本人が保守的だったり、企業家精神のある人が少ないのって、日本人の衛生観念が高いからなんじゃないの〜?と思って、んーむ、となりました。
Posted by 
