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菌類が世界を救う キノコ・カビ・酵母たちの驚異の能力
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2022/01/22 |
| JAN | 9784309254395 |
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菌類が世界を救う
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菌類が生物界に与える影響とその驚くべき能力について説明した本。 生物界の複雑性と奥深さを思い知らされる内容だった。本書によると、推定で世界には220-380万種の菌類がいる(植物の推定種数の6-10倍)が、まだ菌類全体の6%程度しか発見されていないとのこと。その僅かな発見済の菌...
菌類が生物界に与える影響とその驚くべき能力について説明した本。 生物界の複雑性と奥深さを思い知らされる内容だった。本書によると、推定で世界には220-380万種の菌類がいる(植物の推定種数の6-10倍)が、まだ菌類全体の6%程度しか発見されていないとのこと。その僅かな発見済の菌類の能力をあげても、パンや酒を発酵させるのは勿論のこと、汚染物質を分解し、ペニシリンを生成し、宇宙空間でも生存でき、時速100kmで胞子を放出し、個体間で後天的に遺伝子を伝播させ、菌根ネットワークを構築して植物間の炭素、リン、水分、そして(仮説段階であるものの)電気信号のやり取りを可能にしている。 本書を読んで、菌類は生物史や人類史で暗躍するフィクサーのような印象を受けた(別に菌類は隠れて何かをやっている訳ではなく、ただ生きているだけだが)。というのも、生物が水中から陸上へ上がるのも、人類の生活様式が狩猟採取から農耕へ変化するのも菌類がいなければ起こっていないし、もっと細かいことを言えば、ジャレド・ダイアモンドが「銃・病原菌・鉄」で述べていたように、文明間の力関係にも決定的な影響を与えている。 個人的には菌類が持つ除染能力には非常に興味があり、我々が直面する環境問題の解決の糸口の一つになれば良いのにと考える。菌類を使った先端技術はコスト的にまだまだ高く、実用化に苦戦している場合が多いと聞いたことがあるので、産官共同でこの分野に大きな投資が行われて、新たなイノベーションに繋がれば良いと思う。
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マザーツリーという本を読んで以来、のめり込んでいる菌根の世界。違う人の視点もみたいと思って。菌根に関わるところだけ抜き出し読みした。 共生菌根ネットワークのはたらきについて、シマードの本では樹木を主体に解説されていた。その一方で、菌類側から同じ現象を解釈することも必要だよ、とい...
マザーツリーという本を読んで以来、のめり込んでいる菌根の世界。違う人の視点もみたいと思って。菌根に関わるところだけ抜き出し読みした。 共生菌根ネットワークのはたらきについて、シマードの本では樹木を主体に解説されていた。その一方で、菌類側から同じ現象を解釈することも必要だよ、という意見があるのはこの本と、「もっと菌根の世界」でも触れられていたが、今回は菌類サイドに立って自分なりの仮説をたてることができたのが大きな収穫。 「枯れかけた樹木から周りの木々(とくに自分と血縁関係のある樹木)に、残された養分が分配されている」という現象を、シマード本で読んだ時は母の愛やお涙頂戴的に解釈した。それを菌類サイドの視点ではこうなるのではないか? 「枯れかけた樹木に見切りをつけた菌根菌は、その木から残された養分をすっかり奪い取って、未来ある若い健康な木々に配分し、自分(菌根菌)の成長に不可欠な炭素の供給が滞らないようにしている」 菌根菌に意志があるとは考えにくいが、生命維持のために行動するのはどんな生物でもみられること。この本を読んで、より科学的に菌根菌を見られるようになった気がする。
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とても興味深い内容なので読み始めたが、途中から文章が難解になり、読んでも頭に入らなかった。きっと言っていることは自分の関心するところなのだろうけども、入ってこないので…これは再読が必要だと思いながら、再読する時期は、だいぶ先になりそう。大事なことなのに。
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